君の微笑み | kon-collineのブログ

エットレ・バスティアニーニの伝記を読みました。


原題は『エットレ・バスティアニーニ、ブロンズとビロードの声』、日本で出版される際には翻訳者により『君の微笑み』となっていますがこれはバスティアニーニにはうってつけの役柄のイル・トロヴァトーレのルーナ伯爵の有名なアリアからです。
 

実質2日かけて読みましたが良い本です。後半の同時代を生きた著名な歌手や指揮者などのバスティアニーニの回想がとてもよく。
私はバスティアニーニは近年知ったのですが、とにかく声が素晴らしくツボにハマったというか、男の私でさえ痺れます。
 

バス歌手としてデビューしたのち、数年の研鑽をへてバリトンへ転向という逸話も。
オペラデビューはラ・ボエームのコッリーネ役だっとのこと、なんと私と同じではないか。
といっても私の場合は合唱団の定期演奏会ピアノ伴奏でボエーム全幕ではなく第2幕だけですが。
 

妙に親近感を感じ発声を真似してみるものの、真似ができないんだな、バスティアニーニが素晴らしすぎて。
 

皆様もYouTubeで検索して観てください、きっと虜になります。