暖かいところに行きたーい!リフレッシュしたーい!亜熱帯植物に触れたーい!
ゼンタングル一式と、キンドルリーダーと、水着をキャリーケースに詰め込んで。札幌から沖縄までガラガラと移動。
5日間、沖縄にいってきました。
沖縄で触れた、色鮮やかな海の景色やはじめてみる南国フルーツ、そして癒しの亜熱帯の植物。その印象が新鮮なうちに、旅先で感動をタングルしてきました。
4枚の思い出タングル描いてみました
わたしは旅先や日常生活などで、心に残ったことをタングルとしてタイルに刻みつけることを「思い出タングル」と名付けていて、ブログでもご紹介しています。本日は、撮影した写真とともに、4枚の「思い出タングル」をご紹介しますね。
その1:景色の思い出タングル
色のシャワーの違い
昔、色彩についての本で「緯度が違うと届く光の色が違う」という話を読んだことがあります。
今回、北海道から沖縄に移動したときに、気温だけでも1℃から25℃に急上昇。沖縄の2月は過ごしやすくて北海道の6月のようだと感じました。
緯度が違うと、気温だけではなく届いている光の質も異なるのだそうです。
緯度が高い場所(北海道)は波長の短い寒色が多く届き、緯度が低い場所(沖縄)は波長の長い暖色が届くきやすい。だから北国住む人はブルーやグレーといった寒色を好み、赤道に近い国の人は赤やオレンジや黄色といった暖色の服が似合う。
本のタイトルは忘れましたが、そのような内容だったと思います。
確かに北欧あたりでは薄いブルーが似合いそうだし、赤道直下の地域では赤やオレンジがしっくりきますよね。
今回、札幌から沖縄に移動したことで、わたしはいきなり亜熱帯に降り注ぐカラフルな光のシャワーを浴びたことになります。現地では黒ペンではなくキラキラなカラーペンを使ってタングルを描きたくなったのですが、光の質の変化が原因なのでしょうか。
上手い下手がわからない
絵についてですが、実は昨日、違うジャンルの絵を描かれている方で「私の絵は下手だから…」と仰る方に遭遇しました。わたしには、上品で綺麗な絵にみえました。
そう思うのは、わたしには人様の絵の上手い下手の区別がつかないからです。誰の絵をみても何かが表現されていたら、「すごい!」ってなります。絵描きさんがゴロゴロいるもんだって。技術的な知識のない人からみたら、そんな感じです。
以前、2年ほど教わったダンスの師匠はレッスンのときによくこう言っていました。「上手い踊りはプロに任せときゃいい。わたしたちはただ楽しく踊っていりゃいいのよ」と。「どんな踊りを踊っても、金返せーってモノが飛んできたりしないよ」
そこのスクールの生徒さんは、みなさんのびのび踊っていました。わたしも当時はかなり練習をしていてダンスの上手い下手の自己批判地獄にいたのですが、師匠の言葉にはっとしまして。「趣味なんだし、それもそうだな」って思えて楽になりました。
ダンスとはジャンルは違いますが…ゼンタングルは、感じたことを手持ちのタングルでストレスなく描けたり、楽しいなと感じることができるのがよいところの一つだと思っています。続けていたら上達というボーナスもあるでしょう。
いろいろな価値観や楽しみ方があると思います。
無知ゆえのワクワク感
知識がないのもあるのか、ときに「こんなことやってみたらどうだろう?」とか思い付いたりします。それはほとんど無謀なことであったり、役に立たないアイデアであったりも。やってみたら大抵あれ?ってなります。でも、やってみないとわからない。
沖縄旅行当日の朝なんぞは、シャワーを浴びているときに「くり抜いて額縁のようにしたタイルを、沖縄の風景とコラボさせたら面白そう♪」などと思いついちゃったものですから大変でした。
空港に向かう前のぎりぎりの時間まで、カッターで以前描いたタイルや、新しいタイルをくり抜いたりしはじめちゃったんです。(旅から帰宅したら、自宅のテーブルの上に、カッターやらタイルの残骸やらが散乱していました)
ものすごく不器用なのに工作めいたことをしてしまい。できもしないのにやってみたくなる。そういうてんやわんやも、ものすごく楽しいし夢中になれちゃう。
そして持参したくり抜きタイルに、ホテルで沖縄ブルーのイメージでタングルを描いて、植物園にそれをもっていったんです。「はりきって、タイルからお花をのぞかせて、スマホカメラでパチッ。
思い付きの失敗に気づくまで、美ら海水族館で「くり抜きタイルwithジンベイザメ」などと壮大なことを考えて、はしゃいでいたわたしです。(サイズ的にも、無理ですよね)
でも直前まで「沖縄のあれやこれとコラボさせちゃおう♪」なんて自宅でタイルを切り抜いて、ホテルについてからも部屋でタングルを描き足して。自分の思いつきに満足して、準備でかなりルンルンしていたわけです。
そのようなワクワク時間は、無知から生まれました。それはそれで楽しいものです。
笑顔になれる思い出タングルのコツ
ブログでもご提案してきた思い出タングルのコツですが、結果に関わらず「これ、こうやったらどうなるの?」ってアイデアを思いついて夢中になってみたり(その時間そのものが思い出に)「この感動を表現したい」という気持ちで自分にできる方法でペンを走らせるとよいように思います。
覚えて慣れ親しんでいる「手持ちのタングルのイメージ」を「感動して得たイメージ」に連携させて、ペン先を通じてタイルに出していく。そうすると、いつのまにかタイルに「何かの形」があらわれます。
あとからみて「自分だけが知っているワクワク時間」や「自分にだけにわかる感動の印象」が、思い出せる形でタイルに残れば、OK。気持ちのこもった唯一無二のオリジナル作品になります。
あとから「ああ、あのときの!」と思えたり、馬鹿げたことをくすっと思い出したり。それで笑顔になれたら、素敵だと思うんです。
タングル時間を贅沢に使って自分のための思い出の一枚、いかがでしょう☆