まあねぇ…。
悩みというか、引き際を考え続けとります。
最近同じ職場に30代の総合診療内科のドクターが3人も入られたのね。
出身大学の、なんというか「校風」もあるんだろうけど、わりきりがすごい。職探しに最初から業者使ってて「呼び出しがなくてオンオフがはっきりしてる職場を選びましたー!」とのこと。
人事に関して大学医局の意向が絶対だった世代としては、いやもう感嘆するばかり。君らが言ってるその条件、私らの感覚だと、なんだかんだがひと通り終わったあとの引退先さがしの条件よ?
私も年相応の職場とのんびりしてもいらんないのかなぁという気がしている。若い世代がQOL求めてここにやってくるんじゃなぁ。明らかに若い頭と体力の方が経営としても良いよな。競うわけじゃないけど老害に成り果てるのは避けたい。
ところでSNS上に、92歳研修医をなのるおばあちゃん?がいらっしゃる。80代で医師免許をとったとか…。
医師免許取得最高齢は70代、しかも海外で、男性だったと思うよ?
産婦人科をまわってるとかいろいろ書いてるけど。
私は臨床はわかりませんとか…。
何それ?成立しませんよ。
嘘、というより、症状なのかなぁ…。
だいぶ前だけど、とある勉強会に「私は医学部出身」と公言する60代の栄養士さんがいらした。整形外科の医局に所属したのだと言う。「でも、臨床はやらないから」という言い回しがお好きだった。
当然医師ではない。多分、大学院研究生かなんかだったのだろうな。ご自身が卒業した大学の栄養科で万年助手をなさってもいたらしい。面と向かって経歴を聞かれると途端に話をずらしていた。
ちょっと痛々しかった。
私もその時は社会医学系教室所属だったから、臨床医としての仕事はあまりなくって、下手すると同類の謎おばさん扱いされて辟易した…のは置いといて。
私は経歴詐称もごまかしもしてはいないわけだが、仕事人としてある程度のレベルをクリアしてないと、自分の中の「医療の職場にしがみつく謎おばさん度」がどんどん加速しそうだ。
そして、ある程度ってどのラインだろう、といつもぐるぐるするのもお約束。
まずはとにかくガラパゴス化しないこと。
これはもう、学会行くしか、だ。バイトという名の自己研鑽もしてるけど、一人診療だからなぁ。
あとは月イチで結局続けてる他院の見学をどうするか。これもそれこそ、その(フェイクか否かさておき)謎の92歳実は邪魔になってるだけ、みたいになりかねないからなぁ。
前に所属したとこの研修仲間から見学に来ないか誘われてはいるけども…そっちに鞍替えしようかしら。目的をどこにおくかだな。
お写真
お若い先生方の歓迎会。
宇都宮は小さいお店で美味しいところが多いのが良き。