2カ月半前に極寒&熱湯を経験した件~野沢温泉でネコ&温泉 | komomo日和

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野沢温泉で癒されまくる

北八ヶ岳の北横岳で氷漬けになりかけた日、命からがら(ウソ)下山した私は、車で2時間かけてその日の宿、野沢温泉にある「桐谷旅館」を目指した。

 

登山後の楽しみは、なんといっても温泉温泉とキンキンに冷えたビールビールである。

それにネコネコが加われば、我が人生悔いなし!!ってなもんなのだ。

 

その3大娯楽が経験できるのが野沢温泉の「桐谷旅館」。

知る人ぞ知る、ネコ宿である。

館内を自由にネコが行き交い、場合によっては部屋まで遊びに来てくれるという・・・まさに極寒地獄からのゴートゥーヘブン!!

この宿に泊まりたくて野沢温泉を選択したといっても過言ではない。

野沢温泉に到着!外湯の象徴にもなっている「大湯」。

 

野沢温泉名物の外湯13箇所もコンプしたい!ということで、少し早めの16時に宿にチェックインする。

玄関にはいきなりネコ脱走防止用の柵が設置されていて、ネコマニア心をワクワクラブラブさせてくれる。

 

女将さんに説明を受けて部屋に入ると

いきなり部屋までネコちゃんがご案内してくれるではないかゲラゲララブキューン

しかも我が物顔に布団でくつろぎ、洗面台に飛び乗り・・・と、やりたい放題!

 

館内も、どこもかしこもネコだらけ!

 

もうどーでもいーやーー外湯なんて~~魂が抜ける

私はここでネコ達と一生のんびり温泉に浸かるんだ~~昇天

と一瞬誘惑にかられそうになったが、一応温泉も目的の一つなので泣く泣く宿を後にして外湯巡りに出掛ける。

 

私がまず最初にしたのは、近所のお店で集印帳を購入することであった。

実は野沢温泉村では各所に集印台が設置されており、そこにある鉄製の「拓版」に集印帳の紙をあて、台に据え付けられている「すりこ木」でこするとカーボン紙の要領で「拓印」出来るのである。

全部で27ヵ所。

集めた個所数によって景品がもらえる、という大人のコレクター心をくすぐる取り組みを行っているのだ。

 

この拓印、すりこ木が雨で濡れていたりすると上手く滑らず紙がクシャクシャになったりして結構苦労したのだが、私は1泊2日でこの27ヵ所をコンプリートし、岡本太郎先生のデザインした「湯」の文字入りのタオルをゲットしたグッド!

 

「そんなに苦労するくらいならタオル買っちゃった方が安いんじゃないの?」

などと思わんでもなかったが、こういうイベントでは完全を目指さなければ気が済まないメンドウくさいA型気質が顕現すると、自分でも止められないのが厄介なのだ(A型あるある)。

 

村の随所にある外湯は、村民の方が日々管理してくれているお陰で小さいながらも清潔。

しかも観光客の入湯料は寸志、という太っ腹なシステムが好ましい。

 

お風呂と脱衣所が一体型となった浴場なので、体を洗う場所は狭い(そしてボディーソープもシャンプー類もない)。

野沢温泉の外湯は、お風呂に浸かることがメインなのである。

 

体や頭は宿で洗うとして、さっきまで北横岳で凍死寸前だったのだ、名湯で体の芯から温まりましょう、と掛湯をすると。

 

熱っつ!!

メチャクチャ熱いじゃないのムキーむかっドクロ!!!

 

聞けば野沢温泉は源泉掛け流しがほとんど。

その源泉も80度とか90度とか、バカみたいな熱さなのにそれをそのままかけ流し!!

 

慣れた地元の方は、湯船に設置されている水道からジャージャー水を流してぬるくしてから入るんだそうな。

・・・源泉掛け流しの意味ないじゃん真顔

 

草津温泉みたいに湯もみするとか、創意工夫するつもりはないのか!

ジャンボリーすぎるだろ、野沢!!

 

と心の中で毒づきつつ、熱湯風呂に耐えながら入る。

もちろん3分も持ちゃしない・・・ウルトラマンでももう少し我慢できるというのに。

結局ゆっくりできたのは宿の大浴場なんだけど、超駆け足の外湯巡りも人生では貴重な体験なのである。

 

夜の野沢温泉。風情がダダ漏れ。

麻釜近くの足湯。

 

 

翌朝晴れ

朝食前に村内を散策&外湯巡りを再開。

宿から程近い野沢温泉のシンボル、麻釜。

朝から地元の方が野菜を茹でたりしていた。

ちなみに観光客は使用禁止である。

 

温泉卵か・・・実は私は温泉卵づくりにチャレンジしてみたくて、自宅からコッソリ卵4個を持参してきていたのだ。

外湯の近くに温泉卵を作る場所があり、近所の商店で卵えば利用できる、と事前にネットで調べていたのだが、現地で買うと絶対に高いので持参しちゃおうウインク、とケチ臭いことをもくろんでいたのだが。

 

「温泉卵作成場」は言うなればでっかくて深い鍋に熱々の源泉が滾々と湧き出ている状態。

直接投下したら素手では二度と取り出すことは出来ない、ということに現地で気が付いたゲッソリ

 

地元の人たちは、網やザルなどに卵を入れて吊るして茹でるのだ。

こうして私の目論見は失敗に終わり、大事に持参した卵を再び気を使いながら持って帰るという無駄な努力をするハメになったのである(そして泣く泣く自宅で茹で卵にして食べた)。

 

早朝の外湯。早いところは6時位から入れる。

朝から熱湯でヤル気バリバリ。

 

宿に戻ってくると、窓からニャンず三毛猫黒猫オッドアイ猫がのぞいていた。

温泉帰りにニャン・・・ここは私の好きな物だけであふれている、まさにパラダイスキラキラである。

 

メスのきなこ。超美人!

でもクールであまり近寄ってこないあせる

まだ子ネコのあんず(かな?)はやんちゃ盛り。

あずきは遊び好きで私の相手を良くしてくれた。

 

朝食後、日当たりのよい部屋でコーヒーコーヒーを飲みながらネコと過ごす時間は最高だったグッド!

名残惜しいが、野沢温泉を後にして次の目的地、上田に向かいます。(To be こんてぃにゅー)