最初に、
蓑虫についての、ミニ知識を。
<蓑虫の概要と種類>
先ず、「蓑(みの)」とは、
写真のように、藁(わら)などで作った、
昔の、雨具、である。
その蓑に似た、蓑虫(ミノムシ)は、
蓑虫蛾(ミノムシガ)の幼虫だ。
イラストでは、可愛く描かれるが、
実際の蓑虫は、ちっとも可愛くなく、
どちらかと言うと、気持ち悪い、
姿を、している。
日本に居る蓑虫は、
50種類ほど居るらしいが、
良く見られるのは、
1)枯れ葉を使って、蓑(寝袋)を作り、
枝にぶら下がる、
4~5cmにもなる、オオミノガ。
2)枯れ枝を使って、蓑を作り、
枝に、斜めにくっ付いている、
3cm前後の、チャミノガ。
の、2種類、だそうな。
<蓑虫蛾の一生>
ミノムシガ(蓑虫蛾)は、
1)初夏の頃に、卵から孵り、
幼虫(いもむし)になり、
2)葉っぱを食べながら、成長し、
3)秋になると、
口から、糸を出して、
枯葉や、枯れ枝を、繋ぎ、
蓑(みの)のような袋を作り、
4)その袋の中で、越冬し、
5)春になると、活動を再開し、
6)成虫の蛾になり、交尾し、卵を産む。
と言う、サイクルを、繰り返す。
<蓑虫蛾の悲劇>
蓑虫の幼虫の時は、
木の葉っぱを食べて、成長する。
しかし、
オスもメスも、大人になると、
口が退化し、エサを食べられなくなる、
そうな。
だから、
大人になってからは、
それまでに貯めていた栄養だけで、
生きて行き、
栄養が無くなると、痩せて死んでしまう、
のだそうな。
中でも、悲劇なのは、メスで、
大人になっても、芋虫の体形のままで、
・肢(あし)も生えず、
・翅(はね)も生えず、
・口は、退化して無くなる、
のだ、そうな。
で、
オスを呼ぶ臭いを出して、
蛾になったオスが、来て、
交尾してくれるのを、待つだけ、
なんだそうな。
そして、
寝袋の中に、産卵し、死んでいく、
のだそうな。
オスもオスで、
蛾になっても、口が退化してるので、
養分を摂ることが出来ず、
メスと交尾すると、
体内の、栄養が無くなるまで生きて、
最後は、干乾びて、死んでいく、
のだそうな。
<蓑虫の寝袋(繭)>
イメージとして、
”蓑虫は、
寝袋の中で、ジッと寝ている。”
と思われ勝ち、かも知れないが、
寝袋の入り口から、頭を出し、
葉っぱを食べて、成長する。
蓑虫の作る、寝袋は、
・ナイロンに比べると、
4倍の強さの糸で、作られてて、
・中が、フワフワで、居心地が良く、
冬の寒さから、しっかりと、身体を守れる、
そうな。
私も、
寝袋の中を見たくて、破ってみたが、
凄く丈夫に作られてて、
分解するのが大変だった、
記憶が、有る。
で、
蓑虫を、寝袋から出して、
代わりに、
色紙や毛糸のクズなどを与えると、
それらの素材で、寝袋(繭)を作ることが、
確認されている。
人間にとっては面白いだろうが、
蓑虫には、いい迷惑だよね。
以上、参考に、してください。
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我が家の庭には、
色々な、花木が植えられている。
で、かみさんが、
その中の、
「どうだんツツジ」を、剪定しようとしたら、
とんでもない数の、「蓑虫」を、発見。
で、
集めたのが、写真の「蓑虫」で、
50~60匹も、いた。
何で、こんなに、集中した、
のだろうか?
集めて、プラケースに入れたら、
異変を感じたのか、
頭を出したり、ひっこめたり、している。
けっこう、活発に動くので、ビックリ。
動画を取ったが、ちょっと気持ちが悪い。
可哀想だけど、処分させてもらった。
その後、
インターネットで、蓑虫を調べたら、
上に書いたような、悲しい事実が、
書かれていた。
だから、
一層、処分したことに、胸が痛んだ。
ご免なさい。
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<1安打だけの大谷翔平>
今日は、
・ナショナルリーグ西地区の、
ロサンゼルスドジャースと、
・ナショナルリーグ中地区の、
シンシナティレッズとの、
3連戦の、3試合目だ。
結果、
ドジャースの強力打線が機能せず、
1-4で、負けてしまった。
結果、
ドジャースは、今シーズン最悪の5連敗、
になった。
やれやれ。
なお、「大谷翔平」は、
・ファーストゴロ、
・セカンドゴロ、
・三振、
・ファースト強襲安打、
と言う結果で、
・4打数、1安打、
・1三振、
・1得点、0打点、
だった。
で、
4打席目のヒットで、塁に出て、
3番「フリーマン」の2塁打で、
一挙、ホームまで帰り、
唯一の得点、となった。
これで、「大谷翔平」は、
36打席ホームラン無し、
だとか?
その間に、「オズナ」は、
15号本塁打に伸ばしている。
やれやれ。
<名人タイトル防衛の藤井聡太>
八大タイトルを、
全部保持している、「藤井聡太」が、
一番歴史の深い、「名人位」の、
タイトル戦を、戦っている。
なお、
「名人」タイトルは、
昨年の春に、
「渡辺明」名人から奪い、
今年が、初防衛だ。
で、
・挑戦者は、「豊島将之」九段で、
・これまでは、
「藤井聡太」の、3勝1敗で、
今日、勝てば、
「名人」タイトルの、初防衛だ。
形勢は、
徐々に、「藤井聡太」が押して行き、
一度も、不利になることが無く、圧勝し、
タイトル防衛を、果たした。
最近、
「藤井聡太」に、ミスが目立ったので、
心配していたが、持ち直した、
ようだ。
そんなわけで、
今回の勝利を弾みにして、
1勝2敗と、後が無くなった、
「伊藤匠」との、「叡王」戦も、
勝って、2勝2敗のタイに、
してほしいものだ。
果てさて?