「島のおじいちゃんが
連絡寄越してきたんよ。
実際に電話くれたんは
家に残ってる親族やけど。
私の姪にあたる人から。
もうおじいちゃんは
電話やと何言っとるか
聞き取れへんからね。
代わりに。」
「私にはおばさん?」
どういうおばさんやら…?
「系譜をまとめてる、
しっかりしたおばさんよ。
戸辺家(私んち)のとこには
ひいなまで記載されとるはずよ。」
「私にも関係ある話だったわけ?」
お弁当を取り分けながら
おばあちゃんは
ちょっと首を傾げました。
「あるかもしれへんしー
ないかもしれへん。」
「ひいなねー
これー、これピンク入ってるやつ
たべるー!」
「紅しょうがかな?
辛いかもよ。」
どうもひいながはしゃいで
おばあちゃんの話を聞くには
ちょっとうるさくなってきました。
お昼を食べ終わったら
夫に公園に連れ出してもらって
ゆっくり聞くことにしました。