「島のおじいちゃんゆうてもね
コモちゃん身内の感じはしないだろうけど
わたしにとっても
"父親"って感じはないんよ。
母親、あなたのひいおばあちゃんは
3人女の子を産んだあと、
2番目の私だけを連れて
島を離れたからね。
私は4歳やった。
1番母親から離れなかったからかしらね。
母は京都ですぐに
再婚したんよ。
新しい父は早くに亡くなって
母は娘たちを残してきた島の家と
連絡取り続けてたから
コモちゃんにとっては
ひいおじいちゃんゆうたら
島のおじいちゃんのことに
なったけどなあ。
苗字知っとったかしら?
センジュいうんよ。
千壽。」
おばあちゃんがメモ用紙に
ちょっとヨレヨレした線で書いた
文字を見て
「なんか由緒ありそうな字ね」
と感想を言いながら
センジュというのは聞いたことがあり、
島そのもののことだと思っていたことに
気づきました。
昔の地区の古い呼び名みたいな感じに
苗字だったんだー