美少年はちょっとおぼっちゃん的な

Vネックのブラックセーターに

グレーのグラデーションストライプの入った

シャツを着ておりました。


不登校の少年らしい

ラフなお家着ではありません。


整った細い顔立ちに似合って

いかにも良いとこの子といったイメージ。


でも

そのお顔は不機嫌そうで

目線もなんだか冷たいあせる


親達の話に不満げに

口を開いたのでした。


「おじいちゃんは

 よぼよぼにすごい年取ってんのに


 すごい、なんか、

 …わかってる。


 最初ボクは話すなんてやだったのに


 だんだん、気がついたら

 すごいしゃべってた。」


うーん?なんか

おじいちゃんがどうすごかったのか

何を話したのか

まったくわからなかったけど


どうやら

オウガ君は一度会っただけの

島のおじいちゃんを

好きになったらしい。

尊敬している感じでした。


でも、とにかく機嫌が悪そうなので

どうも何か聞くことができません。


お母さんのマキちゃんが

申し訳なさそうに

仲立ちに入ってくれました。