「ごめんねえ。

 あいそない子であせる

 ひいなちゃん、おうがは

 ひいなちゃんの"はとこ"なのよ。

 はとこなんて、ちょっと難しいか。

   ひいなちゃん、よっつだったっけ?」


いつもキャイキャイしてるひいなは

この時、妙にしゃっちょこばってて


マキちゃんの問いに

神妙にただうなずいてました。


わかる!

テレビのアイドルみたいに

きれいなお兄さんを間近に見て

緊張したんです!


私の方に隠れることはせず、

目を見張って

斜め横にいるオウガ君を見てる。


そこでオウガ君は

あっという顔をしました。

「はじめまして、ひいなちゃん。

 親戚のさいとうおうがです。」


はあ、かりにもずっと年上なのに

不機嫌なにらみ顔をして

小さい女の子をビビらせてることに

大人気なかったと(こっちも子供だけど)

反省したみたいでした。


私達ほんとの大人は

パラパラ見ていたメニューから

注文決めに取り掛かり、

ひいなはオウガ君に見ててもらう形に。


小さい子の相手をするなんて

慣れてないのがわかるけど、

幼稚園のこととか

一生懸命にひいなに話しかけて

とっても

微笑ましかったです。


ちょっと拗ねてる感じだけど

オウガ君、いい子です。