「ひいなねー

 おねーちゃんになるの!」


いつもの快活さを見せ始めた

ひいなが叫ぶと


オウガ君はハッとした顔になりました。

「弟かな…

   男の子だったら早く島に行かないと」


わたしはぎょっとして

オウガ君に「え⁉️」と聞き返しました。


「センジュの親戚たちは

   ほんとにみんな

   ひいひいおじいちゃんを継ぐ人を

    探してるみたいで。


    おじいちゃんが僕じゃだめと言ったら

 めちゃめちゃがっかりしてた。」


マキちゃんが笑いながら言いました。

「あなたごめんなさいって

    あやまってたもんねえ

 でも、別に"だめ"って言われたわけじゃ

 なかったじゃない」


  「  おじいちゃんと会う前は 

      親戚のみんな、僕が名前を継ぎそうだって

      言ってたんだ


  でも話が終わったらおじいちゃんは

  僕じゃないって。


  僕みたいに勉強が好きな子は

  好きなだけ好きなことを勉強するのが

  いいって。


  後継ぎは人の為に一生懸命やるのが

  好きな人なんだって。」


「よう覚えとるなあ。」

おばあちゃんがあきれたように言いました。

「あんた一年生くらいやったろう。」

「二年生よ。」とマキちゃん。


「学校に行きたがらなくなり始めて

   うちの人も休み取って行ったんだったわ。


 それから

 なんだか好きな事、好きなだけやる、

 ただし勉強になる事やるんだーだっけ?

   学校もまったく行ってないわけじゃないけど

 

 今は塾の勉強が中心なの。

 中学受験したいんだって。」


「小学校の受験は風邪ひいて

 ダメだったんやもんな?」

おばあちゃんが言うと

マキちゃんがすかさず

「インフルエンザよ!

 大事な時期にパパがかかっちゃって


 あーもーその話はいいわ‼︎」


マキちゃん、当時の悔しさを

思い出したようですキョロキョロ


「ひいなちゃんは?

    私立受けるの?」


「うーん、多分受けないかな、

 うちの周りの人

 そんなに小学校受験する人

 いないのよ。

 公立が結構教育しっかりしてて

 人気があるの。」


「それでも多分私立と公立じゃ  

 教育の仕方、全然違うわよ。

 一応通学範囲内の私立のチェックは

 してみた方がいいかも。」


私は自分が親に

教育を考えてもらえなかったので

自分の子には出来るだけのことを

してやるつもりですが、


私立小学校は考えていませんでした。


考えるだけでも考えた方がいいのかなー?


でも2人目できたとこだし


やっぱ小学校から私立ってのは

ちょっと身の丈にあってない気がするなあ。


オウガ君みたいに

本人が希望するなら別だけど


幼稚園児、まず自ら受験希望は

しないだろーなー


あ、島の話から

すっかりずれてしまいました。