「おばさん」
「はい!」
オウガ君に改めて呼ばれてドキッ❣️
「ひいひいおじいちゃんを継ぐのは
特別な子供なんだよ。
自分の力を
島の人たちのために使える子なんだって。
おばさん達…おばあさん達か、
みんなに聞いたんだけど、
センジュ様の最後の仕事は
跡継ぎを見いだすことなんだって。
"センジュ様"の名前は
何百年も途切れたことがない。
今のセンジュ様が生きてるうちに
必ず産まれるはずなんだって。」
「あ、ああ…そうなの…」
「面白いでしょ?
僕はまたおじいちゃんとこ
行こうと思ってます。」
隣でマキちゃんが
小さくため息をつきました。
「僕自身は関係なかったけど
面白いから
もっと話を聞きたいと思って。
前行った時は
ちっちゃかったから
もう一回。」
「そうなのー。
よっぽど楽しかったのね。」
な、なんで私に言うんだろう?
なんか自由研究感覚だね
やっぱりオウガ君、ちょっと変わってるかな。
お子様寿司セットが
1番に出てきて
おまけおもちゃの袋を
おばあちゃんが開けてくれるのを
待ってたひいな、
急に口を挟みます。
「どこ?どこ行くの?
みんなで行くの?
おじいちゃんち?ヨコハマ?」
横浜は夫の実家があるところです。
オウガ君はふざけてコケて見せて
「違うよ、ひいなちゃんは
弟が産まれて、少し大きくなったら
きっと行けるよ。」
そう言うのを聞いて
あわててマキちゃんが怒りました。
「やめなさい、おうが。
弟か妹かもまだわからないんだから
いい加減なこと小さい子に言わないの!」
「ああ…ごめんなさい。
男の子の気がして。
…まだ気が早いね」
「あ、あのう…」
怪訝そうな顔で
ただ聞いていた夫が
口を開きました。