大好きな翻訳者さんだから、内容的には迷いなく購入!
ただ、値段は文庫で、1,900円(税別!)
うん、紙の本、応援団だから…!!

さてさて、行方先生が選んだ、
お勧めの5編を収録。

最初の「モーヴ夫人」については
はっきりしないなんだかモタモタした印象の
話だな、って思ってしまったのだけど、
これは初めて読んだときには「ふーん…」と言う
印象だけれど、しばらくたつと気になる系の
お話かな?って少し思った。

そして「五十男の日記」も、
なんとなく気持ち悪い話で、
「あれ…」と少々戸惑いを覚えた矢先、

次の「嘘つき」で一気にドドーッと面白さが
流れ込んで、読みながらほっと安心。

そしていよいよ「教え子」と言うお話まできたら、
『あ~、私はこういうお話がとびきり好きなんだ!』
と嬉しくなった。

ある風変わりな少年の家庭教師をやることになった
青年の物語なんだけれどね。

ただ、このラスト、ジェイムズのあのお話と…、ねぇ!

ジェイムズ的に突き詰めるとこうなっちゃうのかしらん?

最後の「ほんもの」も、笑えるような泣けてくるような、
生きて行くってなんとも切ないもの。
(お金がなくっちゃねえ!)

巻末の行方先生の解説で、鑑賞がより深くなる。

行方先生の言葉を、大好きな先生の授業のように、
ひたすら良い子になって
ひと言ももらさないよう、ちゃんと聞いている私だ!
風の噂でこの本の評判を耳にして、
心惹かれて読んでみた。

作者アキール・シャルマさんの
自伝的長編。

インドからアメリカに渡ったある家族、
成績優秀で家族の期待も高かった主人公のお兄さんが、
ある日プールの事故で意識不明の寝たきりとなってしまう。

先の見えない介護の日々、
学校や近所の人のふるまいに傷つけられ、
また人種差別の問題もあって、
読んでいても心は落ち込むばかり。

また、
どんなに頑張っても意識不明の兄と比べられ
認められないと悲しむ主人公、

現実から目を背けたくなり、酒におぼれてしまう父親。

でも解説に「怒りにとりつかれた母親」とあったけれど、
私は、このお母さんが一番現実をみながら
精一杯頑張ってると思って、胸が痛かった。

主人公(書き手)は大学進学で家を離れ、
立派な会社に入り、仕送りをして家族を支える、

この方が勉強などがむしゃらに頑張ったとは
思うんだけれど、

この主人公が女の子だったら
多分違っただろうな、と思った。
ほぼ一人で介護に奮闘するお母さんを置いて、
大学進学の為、家を離れられただろうか?ってね。
と言うか、つまり自分だったらってことだけどさ。

とまあこんな風に、
読んでいる間も、読み終わった後も、
色々考えて、心は晴れない本。

急に何かが起こって、
一変するってこと、あるんだよね。

春風が吹いて…、梅の花が咲いて…

お花屋さんも一際華やいで…、

 

でも、私は2018年も一年中ウールの毛糸で編み物する宣言!

どうしてもウールじゃないと編んでる気がしないのー。

でもネットで検索してみるとわたしと同じ気持ちの人、

少なからずおられるみたい!

 

で、(で?)

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あ、またなにか違う事しようとしてるー!

 

うん、三國さんの本、見てたらね…

今までは「可愛い、いいな、でも出来ないな…」だったのが、

靴下をなんとか(片側)仕上げた今、

編み図をじーっとみていたら、「出来る!」ってなったの。

 

それで、ミトンが編みたくなったけど、

とりあえず、まずは買ってほっておかれてたフェリシモのキットに着手だ!

 

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5本針で頑張って…と思ったけど、一度チャレンジして

頭がもげとれそうになった思い出があり…やめた!

 

マジックループ初挑戦しようとしたけれど…やめた!

 

結局やっぱりミニ輪針になったよ。

 

手がゆるい私には竹製が合ってるよ。

 

イギリスの児童文学や小説で

編み針がカチッカチッと鳴ったり、

暖炉の火に照らされてチカッと光ったりするのは

金属製だからなんだよね!

 

理想は、

金属製の5本針で、アメリカ式で編んで、

「このやり方が一番編み目がそろうから…」

なんて、言いたい。(夢のまた夢)

 

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でもほら見て、ちゃんと出来てきた!

初編み込み、パズルみたいでとても楽しい!

著者 :
パイオニアLDC
発売日 : 2002-03-22
この映画、公開を楽しみにして
映画館まで観に行ったんだったなー。(思い出)

狂言誘拐を思いついたある男、
最初から歯車が狂いっぱなしで、とうとう…

最初に観たときの感想は、
雪が汚いものや嫌なことを、全然隠さないんだな!!
って思ったんだ。

女性署長のマージ役のフランシス・マクドーマンドが
いいよね。
特にびっくりしたり呆れたときの顔が最高だ!

マージの旦那さん、うだつが上がらないような
気がしていたけれど、小さな幸せを積み重ねて
周りにもそれをせっせと惜しみなく分け与えて、
二回目にみた今となっては
この人が一番幸せな人?って思った。

あの、バスルームのシーン、嫌だよね。
私も小心者だから、きっとああいう行動に出ちゃうよ。
だから、とても辛い!

このシーンを本当に何度も何度も
折々に思い出しては「…はぁ~!!」って
なっているんだよ。

最初に観た時、へんてこな日本人が出てきて
いたたまれなかったけど、
今回みたら、そんなに恥ずかしくならなかった。
(私の成長?)

この映画の良いところは、
そこら辺にいそうな顔だちの人たちが
わんさか出て来て、
抜群の演技力をみせてくれるんで
とてもリアルなところ。

それも華々しく活躍したりせず、
悪い奴も悪賢い訳じゃないってのが嬉しいね。

私は雪がいっぱいとか寒そうとか、
そんなところが舞台の映画や本が好きなんだねー。

四季の中で一番、冬が好き、

暑いより寒いが断然良い、

一年ほとんど冬でも構わないと言ってはばからなかった私、

でも今年は心が挫け、

幾度か「早く春が来ないかな?」とつぶやいてしまった!

 

でもいよいよ、風の中から梅の花の香りをかぎわける頃になると、

やっぱりちょっと寂しいね。

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いよいよ完成、敦盛君マフラー。

可愛く、暖かいけれど、やけに嵩張るのが玉に瑕。

見た目「冬たけなわ」と言う感じなので、

どんなに寒い日でも3月につけるのは向かない、と言う事で

来シーズンまで、そっと、さようなら。

 

ここのところ、夢中の定家君の日記。

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今は、下巻。

 

この子こそ、と思っていた息子(為家)が

和歌そっちのけで蹴鞠に明け暮れ、

「…ふぁ~(嘆息)!!」となっているところ!

 

「ああーっ、おもしろ。」と思わず知らず
銭高老人(「犬が星見た」)になるくらい、
次から次から愉快なことが書いてある!

「お世話になった人に牛をプレゼントしたら、
あくる日、牛車がひけなくなり、出かけられない」
というところ、
大人ならちょっと予測できないのかなあ?なんて
不思議に思ったよ。ハハハ

後鳥羽上皇が「かくれんぼう」
(ルールは今と一緒と言うのがまた笑える)に凝って、
まわり中が迷惑している話、

お金が無い為賄賂が出せず、よって出世が出来ない為、
子供のような少年に交じって仕事をするのが辛い、定家君。

「漢文も読めぬ、書けぬものが出世して…」と嘆く、
定家君。

勅撰和歌集の選者、後世に語り継がれる歌の名人である人が、
貧乏暮らしで大雨が降ると水浸しのボロボロの家に住んで、
服が用意できず儀式に出なかったりするのが
何とも意外であった。

また、折々に
みんなの希望なのか願いの結果なのか、
「頼朝が死んだ」と言う噂(嘘情報)が流れてくる、
と言うのも面白かった。
ネットも何もない時代ですからねえ。

また、私の大好きな平維盛君が、
関東武士にやっつけられて逃げ帰ったあの話も
日記に書かれていた!
「入道相国(清盛)、猶以ッテ逆鱗ト云々」だって~、
可哀想~、京の都でもこの話でもちきりだったんだあ~。
維盛君には戦は向かないよ~って言いたいけど、
本人が「俺が一番わかってるよ!」って
言うよね、ごめん~。

また歌合せも、優雅な宮中の遊びと言う印象を
持っていたのだけれど、
本気も本気の真剣勝負だったというのに
吃驚だった。

それに、左右どっちかが圧倒的に勝ってはいけないのですって、
だから判者になると気を遣ってもう大変って、
定家君が言ってた!
この小説を初めて読んだとき、
「はっ!」となって、

「すごいものを読んだ気がする、
でも私の読解力が不足していて
逆にそんな風にとらえてしまっているのかも?」と
不安になり、
「また、しばらくしてから読み直そう…」と思い、
そう思いながら時は流れ流れて…

この度、本当に久しぶりに読み返しました。

主人公は友人の妻と不倫の関係にあったが
空襲のあったある夜に…

この主人公の作家ベンドリクスが、
高級官吏の友人のことを心の中で
間抜けなうすのろ扱いしている描写が好きなんだ。

この作品はキリスト教がふかく関わっているから、
詳しい人ならもっと深遠な意味もくみ取ることが
できるのだろうけれど、

キリスト教にはほぼ素人同然の女(わたしです)でも
二回目読んだ今、
一回目と比べるとそれ以上に、
「はっ!」となるくらいの、ある種の驚き、

この吃驚はもしかしたら、なにかの「気付き」
なのかな?って。(そうなの?)

「ほぇ~…、でも、そうなのかな?」となって
「また今度読み返そう…」となり、
そんな感じでずっと、何回も読み返して、
いろんなことがわかって、
今度はまた別のまたわからないことがでてくる、
というような不思議な、
でもやっぱり圧倒的に素晴らしい小説、
と言う気がする!
「村上柴田翻訳堂」のシリーズは当たりが多いから、
前々から読むのを楽しみにしていた、のですが…

この主人公とその彼女と言う人が
どちらも、感情移入できなくて…

主人公は内気でぼんやりしているけど
自意識が割合過剰気味、

そして、とくに喋り続けでうるさい女の子って、
私苦手なんだあ。
大人になった今は、そんな状態の子がいたら
もしかして恥ずかしがり屋で逆に…とか、
照れてるのかとか、察してあげられるけど、
でもやっぱり出来れば距離を置きたい。

出会って、夢中で何よりも大事に思う時があって、
でもいつしかぎくしゃくして…

「ギャー!」となるほど(?)
胸がギューッとなるところも何度かあったけど、
「まあ…、好きにおやりよ」と言うところも何度か。

また読むかは微妙と今は思っているけれど、
もしかしてもしかしたら、
じわじわと効いて来て、
また無性に読みたくなるのかも。

 

 

ちょいちょい何度か読み返して、
大好きな小説、
でもある時
「この梨花の活躍を有難がるなんてばからしい、
こんな立派とか良い人とか仕事ができるとかっていうのは
現世だけの価値なんだから!」とかなんとか
急に怒りが込みあげて来て、
この本は本棚のどこかへ打ち捨てられた!(ポーイ)

ふと、またなんだか読みたくなって
本棚をあちこちさがして見つけ出して読んだら、
(捨てたかと心配したけれどあったよ)
やっぱり大層面白かったのだわ。
(この間は一時的な情緒不安定だったのかな、私)

主人公梨花さんは40過ぎの…ってすごーいおばさんに
描かれているけれど…
今の時代こんなこと言ったら…ハハハ

今回は染香さんがとても気になった。

芸者として一流ってわけでもない、
けどもう若くもないし、
こうして行く以外知らないし、やりたくもない、
ちゃっかりしていてでも義理堅い、染香さん、

成瀬巳喜男監督の映画では杉村春子さんが
演じておられましたねー。(ぴったりぴったり)

一人でいるときも、常に誰かの視線があるように過ごす、

それが一流の芸者です!(キッパリ)って
私が威張ることではないんだけど、

なんどりさんの起きるところをみて
梨花さんが圧倒されるところ、良いよね!

この、芸者屋の女主人、
美貌の持ち主で芸者としては一流だったけれど、
男運もなく、商売はからっきし、
ついつい目先の儲けを考えて…
芸者屋は没落の一途。

やっぱりどこにでも商売上手で情に流されず、
経理に明るい人が一人は必要だね。

「マスグレーブ家の儀式文」的なものを手に入れて、
頓智をきかせて真相を掴むなどの活躍をしたい!
と熱望してからはや幾年月…
まだ、そのチャンスは巡ってきません。

この巻も粒ぞろいで面白いんだなー。

とくに、「白銀号事件」「海軍条約文書事件」「かたわ男」
などは、ホームズ好きの方と語らっているうちに
日が暮れ、そして夜が明けること、請け合いだ!

そして、モリアティ教授との決闘、
「最後の事件」!!!

ホームズの残したお手紙のところを読んでも、
当然、がっかりしたりなど、全くしません!!!

コナン・ドイルがホームズを書くのに飽きて
「ホームズを死なせることにした」と
自分の母親に手紙を書いたら、

「あんな素敵な方を!そんな事は許しません」と
お返事が来たと、どこかで読んだな。