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『太陽がいっぱい』がひゃあひゃあ言いたくなるほど
面白かったので、慌てて買ってきた、こちらの本。
これが、ねえ、まあ、ものすごい話の展開でねえ。
まず初っ端から、トムが大金持ちの娘と結婚して
しゃあしゃあと暮しているのに我がハートは白けた。
あんなに人間関係がうまく行かない感じで
もがいていたのに、
今では一緒に悪事を働くほどの仲の友達がいて、
パーティーなんかも行っちゃって、
家政婦とも良い関係を築き、
奥さんとも上手くやっているの、驚き!
って、それに貴方って恋愛対象がさあ…、違うの?
ストーリーとしてはあのトムが、(あのトムがね!)
天才画家の贋作を販売する金儲けに関わっていたが、
ある男性にその秘密を嗅ぎつけられそうになり…
こちらとしてはトムには
お金はあるけれど過去の秘密から
まわりと距離を置き、隠遁しているような生活を
送っていて欲しかったの。
周囲の人だって、確かに無罪になったけれど、
日本で言う「ロス疑惑」みたいな感じのはずなんだから、
おいそれと親しみをもって接し難いと思うのよね。
それが、ごく当たり前に生活を楽しみ、
さらに悪事を働いてるってさあ、
まあ図々しい!
また、突然現れるディッキーの従弟。
でもまたそれが現れただけで帰って行って
何でもないと言う!もうなんなの!
大体息子を殺したかもしれない、
そしてその財産を奪ったかもしれないと言う
疑いが晴れない男の元へ
身内を送り込んでくるディッキーのパパの心理状態ってどうなの。
今回もまた、何も罪もないマーチソンさんが
トムによって殺されてしまった!ひどい。
そしてその殺人をけっこうペラペラ喋るトム。
しまいには間接的に殺してしまったようなある人物の
死体の始末方法についてはもうサイコ野郎としか言いようが無い。
言いたいのはこんなに警察も馬鹿じゃない、ってこと。
いつもは追う側(刑事、探偵)の話をよく読んでいる
私にとっては信じがたい捜査方法だ。
パスポートだの、電話の記録だの言う前に、
「皆さん、皆さん!えへん、まず、指紋を、とりませんか?!」
と言いたい!
「へえ~、『太陽がいっぱい』に続編があるんだあ、知らんかった」
と思ったらこれですよ。
『若草物語』に続きがねえ、マーロウ君の短篇がねえ、
へえ~あったんだあ、
と知って、そして読んで、わかったよね。
知らなかった理由を推して知るべし、なのです。
そして驚きの情報、
「リプリーもの」はあと、三作あるそうです!もう無理だわ。
でもねえ、あまりにも破綻しておかしいストーリー、
皆にも読んでもらいたいの。そんで語り合おう!
ただね、これ「リプリーもの」にしなければ
「過去に殺人をしたような感じがする男」が主人公にすれば、
まだ面白くできたんじゃないかな?
(ただ捜査方法はバツ!)







