- 湯ぶねに落ちた猫 (ちくま文庫)/筑摩書房
- ¥950
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大好きな本、久しぶりに読みたくなり読んだ。
お兄さん(淳之介さん)の様に賢くなく、
お姉さん(和子さん)の様に美しくない、
きょうだいに比べ取り柄が無いと悩む理恵さん。
まわりからもくらべられたりなんだり、
何やかんや言われる。
特に悪意に敏感で、少しでも嫌なことがあると消耗するから、
また自分の発言で人を傷つけたくないと言う気持ちから
部屋に一人で(猫と)いることの多い理恵さん。
大好きな人のせいで悩みが発生すると言うのは苦しかろ。
すくいあげるように引き寄せるように
意地悪な人に出会い、がっかりする言葉をぶつけられ、
傍から見ると半分は実際には言われていないけれど
心や雰囲気を読んで現実の様になってしまうのかな?と。
本の中でも出てくる「更級日記」の作者の様に
ある種の霊感が発達している人みたい。
でも読んでいると幼いころ、
こんなことあった、こんなこと言われた、
でも気にしないようにしてきたな。
でも私もやっぱり傷ついていたなあ…と思う。
エッセイも小説もナイーブで
読む方も気を付けて大事に大事に読みたくなる。
難を言えば、表紙の猫がはっきりしすぎて
中身に合っていないな、といつも思う。







