またまた吉行理恵さん。

吉行理恵ワールドから「秘密の花園」の世界、
そしてまた吉行理恵の国へ…

このすごい勢いで端から端へ行く感じは
これをやった人にしかわかりませぬ!

幼い頃、本当に友達付き合いというの、
面倒くさかったね。

仲良しって言うのは一握りしか出来ないって
ちゃんと学校で教えてくれたら良かったのにね。

皆どの子とも同じくらい仲良くしようと言うから
色々嫌なことが起こるのにね。

この本は理恵さんの小さいころからの思い出、

自分のお姉さんを贔屓にするお祖母さん、
遊びの世界では姫様の様なお姉さん、
図々しくてだらしなくて好きになれないお義姉さん、
(淳之介さんもなんだってこんな女と…と
私も思ってしまう!)
忙しくて元気なお母さん、

美容師のお母さんの弟子やお手伝いさんには
もう、理恵さんもはっきり言ってやったら!
なんて、私が鼻息荒くしても仕方ないのよ…。

嫌いな人との描写の秀逸さもさることながら、

こちらが弱っているときの元気な人の優しさが辛い、
と言うのとてもわかる。
(私も常に例えるなら熾火くらいでいるのでね)

淡々とした風景と台詞と仕草の描写で、
状況が見えるように浮かんでくる。