この間、図書館へ行ったときに見掛けて、

児玉清さんが大好きだったツヴァイク、
特にこの「チェスの話」がお気に入りだったと書いてあるのに
心惹かれて!

四つのお話がおさめられている。

「目に見えないコレクション」
盲目の版画コレクターを骨董品屋が訪ねる話。

「書痴メンデル」
あるカフェに一日中居座って、
本の事なら何でも教えてくれる名物おじさんの話。

この二編はどちらも戦時中、
何も疑うことなく、
好きなものと向き合って
楽しく暮らしていた人が、

戦争と言う大義名分のもと、
その人生が無残に打ち砕かれる運命が描かれる。

読んでいて、自分も「その他大勢」になって
暗黙のうちに、この純粋な人を
押し退けて傷付けた気がして、
暗澹たる思いに見舞われる。

「不安」
ある美しい人妻は、
若い音楽家との秘密の逢瀬を楽しんでいたが、
あるとき、その音楽家の元恋人にみつかり、
強請られるが…

非常に意外な展開になり、
そうするとあの時も、あの時も…と
なんだか余計に恐ろしい気持ちに…

「チェスの話」
ナチスの圧政下、
何もかも取り上げられ軟禁されたオーストリアの名士は
ある日、一冊の本をなんとか手に入れることが出来た、
その本はチェスの名人の棋譜の収録であった!

極限の環境のもと、「自分でいる」と言うことは
とても難しそうだ。
(だからこそ、こう言う状態にして
思いのまま操ろうとするのだろうけれど)

どのお話も人間が人間にする残酷な行為が
共通のテーマの様に感じて、
いつものように「ややや、面白い本を読んだぞ!」と
なる様な読後感ではないけれど、

何かあるごとに折々に
自分の身に起こったことの様に思い出す気がする。
読んでいる間中、
「あっはあ、おもしろ。あーあッ、おもしろ」と
『犬が星見た』の銭高老人状態。

わたくしの大・大・大・大好きなこの小説。

『高慢(自負)と偏見』の翻訳を読み比べるのが
人生の楽しみ!

新潮文庫の『自負と偏見』が新訳になったときいて、
(今裏表紙をみたら二年前の七月みたい)
さすがに家にあり過ぎるかな…、中野先生訳だけど
新潮文庫版もあるし…とちょっと知らないふりしてみたけれど
やっぱり堪えきれず、買いました。
(そしてしばらく本棚で寝んね)

ストーリーとしては、
かしこぶって、意地をはっていた美人の娘さんが
本当の愛に気付いて玉の輿にのる話、
と言う、ざっくり書くと身も蓋もない感じがするけれど、

オースティンの小説の面白いところの一つに
出てくる変な人の描写がものすごく凝ってる、と言うのがある!
もうまるで、隣に座っている?、と言うくらい。

厚顔の駄目男、ウィッカム。

権力者に媚びへつらい、慇懃無礼なミスター・コリンズ。

ちやほやされ好きの頭空っぽ娘、リディア。

このリディアの馬鹿さ加減が読むたびに
毎回毎回苛々して頭が痛くなるほどなの!(でも読む)

今回の翻訳ではエリザベスのお父さんが
一家の主としてどういう風に駄目なのか、
がすごくよく理解できた。

当時の風習とか豆知識(?)みたいなのを
ページの端にちょいちょい親切に載せてくれるから、
「あ、そういうことだったの!」と
より理解が深まった。

会話の部分はちょっと「気さく」過ぎて、
そこは私の好みではなかった。

地の文章がさっぱりしていてわかりやすかった。

でも誰かに『「高慢と偏見」が読みたいけれど
どれがいい?』と聞かれたとき、
お勧めするのはこれじゃない、んだね(ごめんね)

私がお勧めするのはね…(また今度)
書道の帰り、なんとなーくBBの本屋さんによったら
この本を見付けて、ムムム…、
しばらく店内を巡って考えたけど、やっぱり買った!

帰りの電車の中で
「これも美味しそう、こっちも美味しそう」と
しっかり読んで、
スーパーにひらりと寄って食材を買い求め、
載っていた、鶏肉のハーブオイル漬けと
豚肩ロースの梅干し入り味噌漬けを
先ほど仕込み終了~

お料理の本を買ってもなんだかそれで満足して
作ったとしても一品二品と言う事もある中、
初日からここまで行動させる、
この本、すごいなあ!

この本の作者坂田さんの素晴らしいところは
電子レンジを使ったりなどして、
変に手間を惜しんだりしないこと。

一方材料も手に入りにくい食材を使う事も無く、
工程も妙に凝ったりしていないけれど、
細かいところをピシピシと押さえて
ちゃんと美味しくできるように
してくれているのが素敵。

また、真面目なだけじゃなく、
ちょっと意外な組み合わせをしたり、
(でも想像してみて、なるほど、合うかも!と言う感じ)
お洒落なところもいいですね。

先日、兄がもっと大きいの買ったからと言う理由で
大事に育てた可愛いスキレットを譲ってくれ、
スープ三昧の日々から焼き文化の時代に突入。

つまりこの本は「渡りに船」と言う感じかしらん?
あれれ、私の人生をグーンと変えた、
この素晴らしい本の感想文をまだ書いていなかったか。

この度、再々?読。

確か、翻訳家の柴田元幸さんとの出会いも
この作品じゃないかな?

「エイズの患者さんのお世話をする介護士が主人公」、
と聞いて、なんとなく想像すると思いますが、
その想像と全く違います!

私も吃驚したんだから…。

大体!(急に鼻息荒く)、
私は、死期の迫った人を取り巻く何やかんや、
死を「美談」にして、お涙頂戴の展開の作品が
大嫌いなの。

なんか死にゆく人が清廉で気高いみたいな
そんなの嫌だよね。

志し半ばなんて、本人も周りも
ただひたすら悲しい、はず、なの。

それでも、でも…、
でもさ…、ね?、がこの本にはあるのだ。

良い子ぶりっ子が習い性になっている私、
「こうしちゃいけない、こういう考えはいけない」
と言われているから
思っていないようにしていたけれど、

『自分がとても差別する心を持っている』

と言う事をはっきりと突き付けられ、辛かった。

でも理想の自分とはかけ離れた自分に
思いっきり気付くことが出来た。

リックのフレンチロール、
マーティとの再会、
そして優しい家族に囲まれたコニー、

悲しくて、悲しくて、悲しいけれど、
でもさ、があるから、ね。

これは本当に本当の、お話。
ここにきて、2016年読んだ本ナンバーワンはこちらかな~

BBの本屋さんにて、この本を見かけた時
ハートがドキンと吃驚、
素敵な、あるいは欲しかった本を不意に見つけた時と同じく、
ギクシャクとした動きで手に取らせていただきました。

金額をみて、しばし逡巡致しましたが、
わたくしのメイ・サートン様への想い、
また、みすず書房様への御信頼の表明、

合わせまして出版界の活性化の為(いつもの言い訳)、
購入させていただきました。

みすず書房さんの本を買って
「値段は高いなあ」と思っても
買って後悔したことは一度もございません。

ピムさんもウルフさんもグルニエさんも…
本当にいつもどうも有難う!

「読み切れない、難しい」はあったとしても
それは自分の頭が…、そう、追い付いていけないだけ、です!
(口癖になって注意されているあの漢字二文字は
使わないようにしました)

メイ・サートンさんの作品の中で
日本初翻訳(こんな日本語はあるのか?)です。

サートンさんは日記の名手、とあった。

へへへ、その言い方なんだか面白い、と思ったけれど、
武田百合子さんとかもそうだけど、
小説、エッセイ、色々あれど
日記が素晴らしい、ってこと、あるね。

『視界がグンと広がって、華やかさはないけれど輝かしい景色が見られる。
澄みきった光が満ちあふれ、「研ぎ澄ませ、研ぎ澄ませ」と
言っているかのよう。』

こういうのって、書いてもらうと、すごくよく「わかる」んだけど、
自分では感じたとしても、あっと言う間にどこかへ行ってしまうんだ。

大好きなウルフ、ボウエン、ディーネセンが登場し、
おこがましくも自分も仲間に混ぜてもらったみたいで嬉しいの。

今回は、面倒くさがらずに良いな、と思ったところへ
付箋を貼って行った。

この間実家に来た勉強家の弟が
なにか発表があるとかでたくさんの本に付箋をいっぱいつけて
持って歩いているのを見て、ちょっと憧れたのもある。

こうしておくと、もう一度読んだとき、
「この前の私はここが面白いと思ったんだね」と
楽しめる気がする!

これも、図書館で借りたら出来ない、
買えばこそ、です。
(と、高かったけど買って良かった、と言いたい)

けいとやさんはドイツで日本人の方がやっている編み物のお店。

 

インターネットにはそれこそ星の数ほどお店があるけれど、

私のお気に入り(ってまだ二回しか買っていないけれど)

 

http://keitoya.ocnk.net/

 

理由としては、

 

ホームページの中が綺麗に片付いていて見やすいこと。

 

ちょいちょい新製品などの可愛い毛糸を

セールをしてくれるところ。

 

ドイツから届くのに送料無料(!)

しかも驚くほど速く届きます。

(これはドイツと日本の郵便屋さんのおかげね)

 

それに、さりげなく「この間、ドイツのお店で毛糸買ったんだけどさ」って

友達に言えるし!(ハハハ)

みんな(みんな?)、「へえ~!すごい!」と

感心してくれるよ。(持つべきは優しき友なり)

 

あと梱包も無駄なく整っていて、そしてなにかおまけを入れてくれます。

 

DSC_0100.jpg

今回買ったのは40cmのaddiの輪針と、つ い で に(!)、毛糸。

クマのグミのおまけ付き~。

 

毛糸、Opalも可愛いけど、私、SCHOPPEL好きだな!

 

色合わせがハキハキしているところ、

濃かったりはっきりしてる色も他にはない色合いで可愛いもん!

単色も素敵だよ!

 

あと、輪針ね、

日本の心、竹製も良いけれど

編んでるときチラッチラッと見える金属の針、

我ながら「なにか上手に素敵にやってるなぁ~」って感じで嬉しくなる、

それに編みやすいみたい、だもんで、addiだね!

 

また、とんでもない変な本、読んじゃったなあ、
と思う一方、

途中で投げ出さないんだから、
なにかあるんだろうな、なんて思ったり。

ストーリーはもう、省略。

途中から何人死んだんだろう?と
数えるのも、やめました。

今やリプリーは血に飢えたハイエナ、
加えてサイコパス…

第一作で同情して応援した私の気持ち、返して!

でも、ある殺人のシーンで
冷静な感覚で言えば
まともな感性をもった人がその現場に訪ねて来ちゃうんだけれど、
何故か私も「なんて空気が読めないの…!」といらついたの!

これには我ながら驚いたわ!

ある人に語らせるため、不自然に生き残らせたり、
妙に殺しが上手く冷静だったり、

破綻と無理の連続、でもそんな中、読了。

そしてまだまだリプリーシリーズはあるのだって!

また出たら買いそうな自分が、一番怖いの!
ほら、この本はさ、
先日読んだ、「短篇小説日和」の中で
最高に面白かった「羊飼いとその恋人」、
その作者の方の作品って言うんで、
探し当てて読んでみました。

こんなにこんなにすべすべと上手く行くお話かあ…と
思いながら一方で、

もし、私がまだ小学校三年生以下なら、
この世界にどっぷりと言う音がするほど
はまっただろうな、と。

素敵な謎めいたお屋敷とか、
ミステリアスな登場人物とか、
綺麗なお洋服とか、美味しいご馳走とか、
動物との交流とか、運命とか宿命とか、

夢と希望が溢れている小さな娘さんだったら
もう、フルコースって感じ。

主人公の性格がなんとなくはっきりしなくって
感情移入しにくいなあと思ったけれど、

逆に小さい娘さんが読んだら
活発な子も、内気な子も、
「これは私」と思えて良いのかも、なんて思った。
ひゃあー、また素晴らしい短編集、読んだなあ。

どのお話も面白い、興味深いおしゃべりを
横で「それで?、それで?」と聞いているような感覚。

作者のリング・ラードナーと言う人は、
もともと、スポーツ記者だったそうで、
この本に出ているいくつかの短篇も
野球選手が出てくる。

男の人ばっかり出てくるお話って、良いよね。

女同士の友情より男同士の友情の方が
ひたすら傍観者でいられる分、
朗らかで馬鹿みたいで、憧れることが出来るの。

「チャンピオン」と言う、とっても強い、
でも心は荒んでいるボクサーが主人公のお話、

誰よりも力では負けず、
ねじ伏せて思い通りに出来てしまう人、
これは本人もその力に操られると言うか、
大きな渦に飲み込まれると言うか、
よっぽどその人が信頼出来る人、
その人の事を心から思ってくれる人が
いないと、難しいね。

「手っ取り早く大金が稼げてしまう身体」を持った女の人が、
テレビなんかでちやほやされていたのに
あっという間に不幸せな感じになってしまうのをみた時と
同じ気持ち。

「誰が配ったの?」
旦那さんの幼馴染の夫婦と初めて会った女の人は
一緒にトランプをしながら、いらないおしゃべりが止まらない!
これが、旦那さんには悪いけれど
おかしくって、東西線の中でもう…
こんな人がパートナーだと、もう、大変だわ!

「微笑がいっぱい」
これ、ラストがちょっとわからなくって、
会社でコピーをとりながら、
「あ、あれ、そういう事か、そうか!」と急に気付いて、
どっと悲しくなってしまった!

そして、ネタバレになるので
どの話かは書かないけれど、
ある話に出てきた人が殺されて、
私は胸がスーッとしたの。

誰かが殺されて胸がスーッとするなんて、
と、自分で驚いたけれど、

やっぱり今、思い出しても
スーッとするわ!

村上柴田翻訳堂の噂を耳にしたとき、
「全部、全部、読むのだ!」と鼻息荒く心に決めたけれど、
やっぱり好みに合わないのもあり、全部は買っていないな。

でもやっぱり当たりは多いみたい。

先日の夜、左目が突然痛くなり…

…目の病気…??と怯え、

 

翌日、左後頭部に定期的に

ピキッと言うかズキズキッと言うか、

ピリピリッと言う痛みが走るようになり…

『これは…(地球にサヨナラする時が近づいているのか…?)』

 

と、少々動揺しながら「左後頭部 ピリピリ 痛み」で

グーグル検索

 

結構たくさんの方が似たようなワードで検索しているのがわかった。

 

そして某掲示板の知恵袋の答えの一つは

 

「結論から言うと、何も心配はいりません」 とな?!

へー、そうなんだ、そうなんだ、うん、良かった、良かったんだけど~…へー

 

原因は「首と背中、または目の極度の疲れ」とのこと。

 

靴下の編み物をセッセセッセとやっていた私、

思い当たる節があり過ぎる。

 

私の行っている整体が

首と頭が緊張しているときに推奨している

「肘湯」(たらいにお湯を張り、腕のひじから下だけを温める)

などしたら、ケロリと治りました!

 

そして、思い出しました、

北海道のおばさんにクロスステッチを習って、

夢中になって毎日やり続けて、

背中と首がバキバキになり激しい頭痛になったこと

 

でも楽しくってやめられないの~、私の体、ごめんね

 

DSC_0097.jpg

お次はレッグウォーマーです。

 

糸はムーリットさんで購入しました、聞いて驚けの 一かせ 2,500円くらい!

(レッグウォーマーには二かせ必要! ハハハ )

 

でも驚くほど暖かく、手触りも最高よ!(じゃなきゃ、許さない!)