パワハラ・いじめなどに関しての問題が合意締結 | ヅカんげき★Life

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劇団側の記者会見の記事は沢山出ていたのですが、ご遺族様側代理人が開いた会見に関する記事にあまり詳細は出ていないような…と思っていたら、時間が経つと続々と出てきましたね。


宝塚歌劇団(兵庫・宝塚市)の宙組娘役の劇団員が昨年9月に転落死した問題で、遺族側代理人弁護士が28日、都内で会見を行い、遺族と宝塚歌劇団、親会社・阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄との間で合意を締結したことを発表した。 


遺族側代理人の川人博弁護士は会見で、「本日午前、大阪にて合意書を締結いたしました」と報告。この日、阪急と劇団側は、遺族側が訴えた被災者に対する15項目のパワハラのうち14項目について認め、阪急阪神HDの角和夫会長が遺族に謝罪したことを説明した。 


昨年9月の劇団員女性の死後、歌劇団が昨年11月に弁護士による調査報告書を公表し、「ハラスメントは確認できなかった」としたため遺族側は反発。歌劇団は12月に公式サイトから報告書を削除し、今年1月にはハラスメントがあったこと自体は認めたが、遺族側が公表した15項目のハラスメントのうちどの部分を認めるかについては見解を明らかにしていなかった。今月15日に5回目の交渉が行われ、阪急側が譲歩する姿勢を見せていた。


 報知新聞社

宝塚歌劇団の女性俳優の遺族代理人弁護士は記者会見で、女性の上級生らパワハラ行為をした相当数が、個人として遺族に謝罪文を提出したと説明した。

共同通信

宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組娘役・Aさん(享年25)が昨年9月に転落死した問題で、宝塚歌劇団は28日、大阪府内のホテルで会見し、この日、遺族側と合意書を締結したことを発表した。歌劇団の記者会見は昨年11月以来2度目。当時は、外部調査チームの報告書を説明し「上級生のいじめ・パワハラは確認できなかった」と主張していた。 


この日午前11時、歌劇団の親組織である阪急阪神ホールディングス(HD)らが遺族と会合し、歌劇団側の14項目の不適正行為について訂正や謝罪をし、双方合意に至ったという。阪急阪神HDの嶋田康夫社長は「取り返しのつかないことをしてしまい、申し訳ない。経営陣の怠慢」などと頭を下げた。 

一方で、HD執行役員の大塚順一・阪急電鉄創遊事業本部長は、Aさんの上級生が2021年にヘアアイロンでやけどを負わせたことについての「故意」「無理やり」との遺族側の主張は「認識の一致には至らなかった」と説明。上級生のパワハラ的言動も、解釈・認識違いが残った合意だったとした。

 報知新聞社

宝塚歌劇団は28日、大阪府内で緊急会見を開き昨年9月に急死した当時25歳の宙組劇団員について、遺族と合意書を締結したことを報告した。


報告書では、宙組の被災者が組替えを求めていたことが明らかになった。報告書では遺族側が公表していた15項目のハラスメントのうち、14点を認めた。この中で「被災者が組替えを求めたことに対しこれを無視したこと」などとあった。 


さらに昨年2月に週刊誌で報道された「上級生が被災者にヘアアイロンをわざとあて、やけどをさせた」ことについて、この上級生が「真に被災者の気持ちを汲んだ気遣い・謝罪を行わなかったこと」などと認め、「宙組の上級生が被災者に人格否定のような言葉を浴びせたこと」も全面的に認めた。 


歌劇団がこの問題について正式に会見を開くのは昨年11月に続き2度目。この日は歌劇団の親会社である阪急阪神HD・嶋田泰夫代表取締役社長(59)、大塚順一執行役員(66)、宝塚歌劇団の村上浩爾理事長(56)が出席した。


スポニチアネックス

宝塚歌劇団の宙組に所属していた劇団員の女性(当時25)が2023年9月に死亡しているのが見つかった問題で、劇団に対してパワハラの認定や謝罪を求めていた遺族側が会見し、28日に劇団側が14項目にわたるパワハラの存在を認める合意書を交わし、劇団側が遺族に謝罪した事を明らかにした。劇団側も28日の同時刻に会見している。 


女性の代理人弁護士は亡くなった女性の母親のコメントを発表した。当初パワハラの存在を否定した劇団側を痛烈に批判し、娘に寄せる思いを綴っている。 


全文は以下の通り。 


遺族(母)


あの日から季節は幾度か変わりましたが、私たちの時間は止まったままです。 


娘を想わない日はありません。娘に会いたい、抱きしめたい、ここに居てくれたらと一日のうちの瞬間、瞬間に何度も思っています。 


そして、助けられなかったことを悔い、娘に謝っています。 娘の夢をみて、目覚めた時の現実の虚しさに打ちのめされる、そんな朝を何度迎えたでし ょうか。 


パワハラが無かったことを前提に作られた調査報告書は、こともあろうか劇団HPに掲載されました。 


過重労働については見解の違いはあったものの、ある程度認める内容でしたが、パワハラ については、全ては娘に非があった、そのための正当な範囲内での指導だった、パワハラは一切無かったという酷い内容でした。 


劇団が依頼した弁護士の聞き取りの場で、私たちが提出した娘の悲痛な言葉や証拠、そし てパワハラを実際に見聞きし、全てを話してくださった劇団員さんの数々の証言も全く反映されておらず、パワハラを行った側を擁護する内容でした。 


劇団側にHPでの掲載を止めるように繰り返し求めましたが、1ヶ月以上経ってからようやく抹消されました。

調査報告書の内容を盾に「パワハラはありませんでした」と断言され、「証拠があるなら是 非お見せいただきたい」と画面越しに挑んでこられた劇団の記者会見は、今でも鮮明に覚 えています。 


それに対して、調査報告書の誤りを詳しく指摘し、私たちが入手した証拠や劇団員さんか らの証言を、直接提出しましたが、劇団は、第三者委員会を設置することはなく、パワハラ を行った人の意見のみを聞き、それを擁護しました。 


今更ながら、2年半前にヘアアイロンによる火傷があった時に泣き寝入りせず、声を上げれば良かった、昨年2月に劇団がヘアアイロンによる火傷の事実を「事実無根」と発表した時に抗議すれば良かったと、後悔してもしきれません。 いずれにしても、事実は隠蔽され、娘の居場所は無くなっていたかもしれません。けれど、声をあげておけば、娘の命は救えていたはずです。 


阪急阪神ホールディングス、宝塚歌劇団の幹部の方々に、もしご自分の娘が同じことになったら、どうされたのかと、お尋ねしたいです。 娘は決して弱かったわけでも、我慢が足りなかったわけでもありません。過酷な労働環境と、酷いパワハラの中でも、全力で、笑顔で舞台に立っていました。強く生きていました。私たちはそんな娘を誇りに思っています。 娘の尊厳を守りたい一心で、今日まできました。 


事実を訴え続けた結果、当初は過重労働のみを認め、一切パワハラは無かったと主張された劇団が、多くのパワハラを認め、本日ようやく調印となりました。 言葉では言い表せないたくさんの複雑な想いがあります。 


娘に会いたい、生きていてほしかったです。 最後になりましたが、娘にお心を寄せてくださった方々に感謝を申し上げます。 

プライムオンライン編集部


相当数の上級生が個人として謝罪文を提出したって…。一瞬頭に浮かんだのは、小学生の国語の時間に作文書かされて、先生に添削されてる風景。まさか、そんなことが現実で起こってたりしませんよね?


有愛さんが組替えを希望したのに無視したというのは、ちょっと驚きました。

昔、某娘役さんは上層部に訴えて組替え出来たんじゃなかったですっけ?  人によって対応が違うんですか?


ヘアアイロンの件だけは、歌劇団側パワハラと認めなかったということですよね。天彩さんは認めないし、謝罪もしないし、ってことですよね。取り敢えず、この方は、強制的に退団させても良いのではないでしょうか。

今回の記事では触れられていませんが、きっと、トップさんと組長さんもまだ納得してませんよね。心から詫びる気持ちがあるなら、この2人は組の代表として、手紙ではなく、角会長と一緒に対面で謝罪に行ってると思いますし、「解釈・認識に違いが残る合意となった」と記事に書かれたりはしないと思うのですよね。


よく、ご遺族様側がこのような感じのもので、同意してくださいましたよね。ちょっと驚き…。新聞記事しか読んでませんけど、まだ、劇団の態度悪い感じですもん。


それでいて、落ち着いたら、宙組の公演を多分、今年中に再開させようと考えてるんですよね。いや~、最低でも、トップさんと組長さんと天彩さんを退団させてくれないと観れないでしょう。