今回は、柿本神社前にある
明石市立天文科学館に。
こちらは、山陽電車の人丸駅のホーム。
山陽電車の人丸駅から徒歩5分、
JR明石駅からだと徒歩12、3分ぐらいでしょうか。
こちらの駅も子午線、東経135度が通っています。
何か昔、学校の教科書に「明石」が出てきて嬉しかった覚えが…
子午線とは、北極点と南極点を結んだ線。
イギリスのグリニッジ天文台を
子午線0度として、
15度変わると、1時間時差があるらしく、
東に135度の明石は、イギリスと9時間の時差。
こちら明石を通る東経135度の時間が
日本の標準時間として使われているらしく、
このブログを読んでる皆様が、
スマホで見ている時間も、
こちらの線上の時間でございます。
↑無駄にかっこいい写真になった💦
ちなみに、
135度を通る他の都市があるのに、
なぜ明石かというと…
明治の頃、そのことに目をつけ、
いち早く子午線上に天文科学館を
作ってしまったからだとか。
(何か早い者勝ち感、すごい🐾)
私が通っていた明石駅前の明石小学校、
当時、小学2年生の遠足は、こちらに来ました。
ちなみに小学1年生の遠足は、明石公園。
(経費おさえたね、近場ですまされてる
)
天文科学館、
何といっても目玉は、ドームの天上いっぱいに
星が広がるプラネタリウム。
ただ、大人の皆様、お気をつけ下さい✋
真っ暗な中、星空だけのシチュエーション。
座席は寝そべるように開くフルリクライニング。
優しく語りかけるようなナレーション。
この日は、世界9カ国の月にまつわる話だったんですが、私、3カ国までしか覚えていない、
恐るべし快適睡眠ゾーン💦
(何をしに行ったんだか😅)
この東ドイツ製のプラネタリウム機、
1923年から稼働し続けていて、
今年で100周年だそうです。
(眠ってしまってすいません
)
シゴセンジャーも頑張ってました。
(2人だけですが…)
3階は、「時」と「宇宙」に関する様々な展示ルーム。
エレベーターで上に行くと、展望階。
360度、明石の街が見渡せます。
淡路島や明石海峡大橋も。
手前は、明石のとなり街 「朝霧」
柿本人麻呂が明石で詠まれた歌から付けられた
地名だとか。
ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に
島隠れゆく 舟をしぞ思ふ
明石から、淡路島の岩屋や、兵庫の和田津に見えなくなる舟を見ながら詠んだんでしょうか。
私がたまにリフレッシュしに行きます龍の湯は、
この朝霧の海岸にあります☝️
(どうでもいい情報な
)
明石天文科学館の北側、
柿本人麻呂にまつわる柿本神社と月照寺。
明石天文科学館からも、
緑の中を抜けて裏山に行けます。
こんもりした丸い屋根が、
天文科学館のプラネタリウムドーム。
江戸の頃から、ここに時の道が通ることを
知っていたかのように北側に鎮座。
天文科学館の下には、
明石城主、松平家のお墓もあります。
月照寺に残る由来。
811年、明石城のある地を霊地とし、
空海さんが楊柳寺を建てたのが始まり。
その後、
887年、同寺の覚証和尚が柿本人麻呂が
夢に出るので大和国の柿本寺から、
船乗十一面観音菩薩を勧請して、
柿本人麻呂を祀る祠を建てたのだとか。
その後、月照寺と呼ばれるように。
ちなみに、この大和国の柿本寺を創建した
真済僧正は、空海さん十大弟子とされる高弟。
そして、柿本人麻呂の又従兄弟と言われています。
柿本人麻呂様の伝承の伝わる国。
出雲地方、石見守をしたとされる石見国。
明石郡を含め、播磨守をしたとされる播磨国。
そして、宮仕えをした大和国。
播磨守の時の住居は、姫路の青山にあった
と言われていて、そのすぐ側から出雲に繋がる
因幡街道が通っています。
播磨国の明石。
柿本人麻呂様にとって、
心の内で、石見国、大和国、
それぞれの思いが往き来するところだった
のでしょうか。
ほのぼのと 明石の浦の 朝霧に
島隠れゆく 舟をしぞ思ふ