神戸八社巡り、四社目。



JR元町駅から向かいました🚶

神戸の街、
山が北にあり、海が南に。
東西に国道2号や主要道がのびる
分かりやすい地形。

なので、
北・南を、山側・海側と言ったりします。

今回の四宮神社は、
元町の駅を山側へ🐾

 

昔、このあたりにあった神戸国際調理師専門学校というところに通ってました。

高校時代から少し変わった子で、高校一年の終わり頃から、新聞配達とステーキ屋でバイトして、

入学の頭金は自分で用意するので、
「専門学校に行かせて下さい」
て、親にお願いする健気な子でしたね😌

そんなことを思い出す懐かしい道。


今では、飲食業も辞めて、妻に、
「神社に行かせて下さい!」
と、頭を下げるおっさんになりました😅


元町の山側に、
1567年、織田信長の命で築かれた花隈城があったようで、四宮神社はその鬼門守護の神だったそうです。

しかし、その時の城主、荒木村重は、
石山本願寺を兵糧責めして追い詰めてる最中に、毛利からこっそり石山本願寺に兵糧を横流しし、織田信長を裏切り、それがバレて攻め滅ばされます。
織田信長により築かれ、
織田信長により滅ばされるという城💦


そこから逃げ落ちた武士が、
西国街道の長い道中、休憩する場所がなかった
この地に茶屋を開いたのが「二つ茶屋町」と拓けて、その周辺は賑わいます。

1874年、外国人に開港し6年、
「二つ茶屋町」 「走水町」 「神戸町」を
この神戸の元の町という意味で、このあたりは
「元町」と呼ばれるようになったんだとか。


その元町、山側に
兵庫県庁があります。

県庁の間を通り抜けて行きます🚶


その県庁のすぐ北に、四宮神社。

1902年、県庁が置かれると、「県政守護の神」
として祀られることに。
歴代県知事からずっと、例祭には県知事が参列されるそうです。


めっちゃ、ビルの間💦

ちなみに左手ビルの1階が社務所☝️


参道途中の階段、
タヌキさんが隠れていたり。


御祭神は、市杵島姫命。


他の八社と同じく、神社の創始は不明ですが、
神功皇后が生田大神を祀られた時に、大神に縁のある八柱の神々を祀る宮を巡拝された際の四番目の宮。


拝殿。


狛犬さん。


こちらの神様、
芸能の神様とも言われています。


花隈城の落城がきっかけでしょうか、
江戸時代、神社は随分と荒廃したそうです。

しかし、
明治から戦前にかけて、元町花隈エリアは、
また「花街」と呼ばれるほど賑わいます。


花隈周辺には、料亭や茶屋が立ち並び、
1000人近くの芸妓さんがいたとか。

そして、四宮神社では、
芸妓さんの襲名報告や舞の奉納などもあり、
厚く崇敬されていたそうです。


ゆっくり参拝していると、
小さな神社ながら、ちらほらと途切れない参拝客。親子で参拝する風景も多く、街に根付いた神社という感じ、でした😌



いろんな時代の中で、
「お城の鬼門守護」
「県政の守護」
と呼ばれた神様。

私的には、こちらの神様、
そういった角のありそうな四角い感じではなく、



何かもっと丸く
柔らかくつつんでくれるような
そんな優しい神様のような気がする。
(あくまでも個人の感想です😅)

なんて、思いいつつ、
社務所で御朱印をお願いしたら、

それはそれは、柔らかい筆遣いで、
さらさらと流れるように花まで描いてくれた
おばあちゃん。


四宮神社、御朱印。

御朱印と、その後のおばあちゃんの笑顔、
この神社を表すようだな、なんて思いました
🙏✨




お読み頂きありがとうございます🌳