2021/7/27 参拝ブログ

  高御位神社 (兵庫  加古川)  



高御座神社の話が、
いつしかヤンキー達の話に。

脱線感、すいません。



神様が何らかの理由で導かれているので、

登ってくるのは分かっていながら気になる、
という。




すると、遠くに声がし出しました。

そして、自分が山頂の神社に着く頃に
歓声が上がっていました。


男A:「うぉーバリ景色えぇー!」


他の子達も一様に喜んでいるのが遠くから伝わってきて、よかった、よかった。


と思いながら、


神様はちゃんと皆で一緒に感動できるように、あの場所で集まるようにしたのかな


など、


神様がなぜこれら不思議なショーを自分に見せようとされたのか、


しみじみ考えさせられていました。





さて、山頂の高御座神社へ。



頂上付近には、古墳時代の祭祀跡とされる岩がいくつかあります。


神戸・明石方面の景色。

見えるはずないと分かっていながら、一応自分の家を探してみる。


空はだいぶ近く感じました。


29代欽明天皇10年(548年)に山頂に創建されたとのこと。

社殿は、ちょうど立春の日の出の方向を向いているみたいです。



そこをさらに進むと、


「天乃御柱天壇」と記された祠あり。


古文書『九鬼文書』によれば、高御位山とは
第5代孝昭天皇の時代に天之御中主神の霊を鎮めた神山であるとか。


高御座神社、
麓の社、山頂の社、こちらの御柱。

どれも創建されたとされる時代は違います。

ただどの時代においても、自然・山に対する信仰心は変わらずということでしょうか。



高砂市曽根にある鹿島神社の裏手から、
こちらに登るルートもあります。

中級者向けのコースというのもあり、
まだトライできていませんが、



この実が大きくなる頃に一度チャレンジしてみたいと思います。

頂上から播磨灘方面。

下を見ると吸い込まれそうです。


頂上の祠にご挨拶をして、
山頂の神社を後にしました。


ヤンキー組はというと、
自分が御柱に手を合わせている頃、

頂上の岩場から男の子2人が
「ウォーーー」
とか
「ヴァーーー」
とか吠えていました。

「やったぞー」を表現したかったんでしょうね。
その後、女の子が
「うそ!ここ自販機とかないん?」
て言ってたみたいなので、おそらく早々に下山したかと。
(なかなかの現代っ子(笑))


下山しながら、奈良、大神神社で初めて三輪山に登拝した時のことを思い出していました。

ネットの記事などで、不思議なことが起こると書かれていましたが、
自分は他の参拝者の方々の出来事に、いろいろ考えさせられる、そんな体験でした。


例えば、

小学生低学年ぐらいの男の子2人を連れた家族。
下の男の子がやんちゃで先に走り下りては、
「みんな遅いわ~」
と調子に乗った感じ。

それをお母ちゃんが
「あんた、何回言うたら分かるねん!
走ったら危ない言うてるやろ!」
とピリピリした空気感。

と、その時、お母ちゃんが足を滑らせ
ドスンと尻もちをつく形で転倒。

言った手前、自分が転んで恥ずかしそうな
お母ちゃん。

案の定、
「自分がコケてるやん」
とバカにする男の子。

でも、その後、不思議と空気感は和らぎ、
男の子も走るのをやめて、
逆にお母ちゃんを見守るように後ろを離れず歩くという。


その当時、自分は製造業の現場で、若い管理職の子に、ダメ出しのような指摘する形で、何かを伝えてしまっている自分を感じていました。

そんな自分へ神様からのメッセージであったように思うわけで。


そして、ふとヤンキー組のことを思った瞬間、


あのように若い子達でも、
歩み続けて見る景色がある。

いろいろ見てきたあなたは、
この歩みの先に何を見ますか?



そのように問われた気がして、
それを考えるでもなく頭に残したまま
下山してきました。


不思議な体験に感謝し、
一礼して帰ってきました。



帰り際に見つけた妻と来ていたら
必ず妻が撮りそうなキノコ達。


今度は妻と2人で登ってみたいなと思いました。

もっと涼しくならないと乗ってこないとは
思いますが…


そして、近いうちに大神神社も
またご挨拶に行きたいなと思うのでありました。





ここ数日、暑さにバテておりました。

暑い日続きますが、皆様お体に気をつけてお過ごしください。

お読み頂きありがとうございます。