2021/7/11 参拝ブログ

  生石神社 (兵庫  高砂)  



御神体の石の周りをまわっていきます。


人が1人通れるぐらいの道幅で、石の周りをまわれるようになっています。


岩の下は水があり、不思議と枯れることがないそうです。

この下の部分が水平に切られていて、
石工の用語で「浮く」というらしい。



水の中に金魚?が泳いでいます。


奥の二角に2つ祠があります。

社記によると、
神代の昔、大穴牟遅命、少毘古那命のニ神が天津神の命を受け、出雲から来て国土を鎮める石の宮殿を造ろうとしたが、工事半ば、阿賀の神の一行の反乱の伝えに、山を下り数々の神を集め、賊神を鎮圧して平常に還ったとか。

ただ一夜明け、この石を正面に起こすことができなかったと。
ただ、この社は未完成なりとも霊をこの石に籠めて永劫に国土を鎮めんと言われたらしい。




専門家の方の見解では、

この後ろの三角のところに丸太を何本か差し込み、てこの原理で前に転がす予定だったが、
動かせなかったのでは。

という説があります。


霊的な何かで動かせなかったのか
物理的、技術的な何かで動かせなかったのか

どちらににしても、
今となっては不思議な石。

あのシーボルトも3枚ほど自筆のスケッチを残しています。


御神体のエリアを出てきて、

拝殿の横に霊岩があります。

思いっきり岩を押して、その手を体の悪い処を撫でるとパワーをもらえるみたい。


あと、向かって左手側から、さらに上に上がれます。


岩を削られた階段が続いて、
5分ほどで上がれます。


上がっていく途中で、この石の全貌も見れます。

ちなみにこの石のまわりの削られた石は、
高御位山に運ばれたそうで、
その石片が鯛の形に似て積まれていたので、
「鯛砂利」と呼ばれていたそうです。

今は、木が覆われて見えないみたいですが、お年寄りの方は子供の頃まだ見えたみたいですね。


石の宝殿、真後ろからの景色。


本当にこの山自体が岩山だというのが、
登っていくとしみじみ。

上にベンチなどもあり休憩所のようになってるんですが、


ここからの景色、絶景です。

西には播磨灘も見渡せます。

石のまわりは、やはり圧迫感がありますが、
こちらは対照的に、本当に開けていて気持ちがいいです。



大正天皇もいらっしゃっていたみたいです。


ズームアップ。


この蝶々がずっとまわりをとんでくれていました。


神社横に資料館もあり、竜山石のアクセサリー等も販売されています。

少毘古那命が関係しているからか、古い薬草の書き物もあり興味深かったです。



急な階段に気をつけながら帰路。



再度、緑に癒されながら神社を後にしました。



本当は、この後、この川を上がっていったところにある高御位山にも登りたかったのですが、

連日の雨で遅れていた物販の納品があったので、そちらを優先。


また、あらためて伺わせて頂きます、と挨拶すると、何か雲が登っていったように見えました。




ちょうど、先週、ようやく高御位山にご挨拶しにいけました。

その日のブログは、また今度に。


お読み頂きありがとうございます。