POも佳境となりCFが始まっていますが、日本時間の23日、ALL NBAが発表されました。マックス契約などに影響を与えるALL NBAですが、新労使協定のため、出場時間や出場試合数の制限がかかるため、非常に難しいものとなりました。
私は平均の出場時間が越えていればokかと思っていたのですが、その時間以上出場した試合が何試合以上ということのようでしたのでさらにハードルが高くなった点はありそうですね。
ちなみに、DFチームはポジション関係なしでしたが、ALL NBAはセンター、ガード2、フォワード2からの選出になります。
ALL NBAは以下の通り、
1stチーム
ニコラ・ヨキッチ
ヤニス・アデトクンボ
ジェイソン・テイタム
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー
ルカ・ドンチッチ
2ndチーム
アンソニー・デイビス
ケビン・デュラント
カワイ・レナード
ジェイレン・ブランソン
アンソニー・エドワーズ
3rdチーム
ドマンタス・サボニス
レブロン・ジェームズ
ステフィン・カリー
タイリース・ハリバートン
デビン・ブッカー
んー、ポジションが限定されているとのことですが、サードチームを見る辺り、カリー、ハリバ、ブッカーはガードですし、どうなんだろという気もしますね。まぁ、以前ほどガードとFの間というのはなくなっている様には思いますが。
このうちヨキッチとSGAは満票での選出となります。どちらもSMVP候補の選手ですのでこの辺りは順当ということでしょうね。
1stチームに選ばれた選手はRSで上位のチームまたは、CFまで勝ち進んだチームが多いですね。
2ndチームで個人的に少し意外だったのがレナード。割と休む事が多いイメージがあったので、ALL NBAの候補じゃないのかなと思っていましたが、68試合きちんと出ていました。アントについては、これまでの成長からすると2ndチーム入りは納得でしょう。このままいけば1stチームへの選出もあるのではないでしょうか?
POを最大限に盛り上げたのはニックス、そのニックスの主力のブランソンが2ndチームに選ばれました。個人的にはアメリカ代表で見たかった選手の一人ですね。
ADはLALに入ってから怪我で離脱する事も多かったですが、今シーズンは安定して試合に出場する事が出来ました。DFチームへの選出も含めて今シーズンLALを牽引した選手だったと思います。
3ndチームに選出されたのがサボニス。個人的にはサボニスの貢献度の高さはもっと評価されてもいいと思いますね。連続DD記録といいキングスを引っ張る選手となりました。圧倒的なスタッツではないものの欠かせない選手である様に思います。キングスがPOに出場できなかったあたりがもしかすると影響を与えているところがあるのかもしれません。
レブロンについては離脱が増えたり、支配力がなくなって来たりと以前ほどの活躍が見られなくなりましたが、それでもなお3rdチームに選ばれる辺りは流石ですね。
カリー、レブロン、KD、レナードといったベテランどころがここに選出されるというのは改めてすごいと思いますね。
カイリーはPOで爆発していますし、本来ならここに名前があってもおかしくない選手ですが、出場試合数の関係で対象外となっています。改めて、試合出場時間と試合数の制限のハードルの高さを感じますね。
逆に言えば、そのハードルを越えているベテラン達が異常なんですよね。レブロン然り、カリー然り。
ただ、一方でそのレブロンやカリー、KDやレナードがいるチームが優勝に近いチームかといえばノーだと言えます。
彼らのオフェンス力は素晴らしい一方で、全盛期よりは衰えがあり、離脱リスクがあり、その中で高サラリーというのがネックであり、チームの足かせになっているところがあるからです。
サンズからはブッカーにKDと選出され、確かにどちらも素晴らしい選手である一方で、今のサンズが優勝できるかと言えば西を勝ち上がるには難しいと言えます。
今回選出された選手をみると、個の能力としては誰もが選ばれておかしくないパフォーマンスを示せる選手たちである一方でチームとしてどうかとなるとこれからが楽しみなチームと、再建の必要があるチームにはっきり分かれている様に感じますね。
この辺りALL NBAに選ばれるというのはもちろん名誉なことですが、一方でその事はサラリーの制限が厳しいNBAにおいては、ネックにもなり得ます。それぞれのチームがどのような選択をするのかこれからのチームづくりが気になりますね。
CFも始まり、いよいよ大詰めとなってきたNBA、今シーズンどこが優勝するのか非常に楽しみですね。
また、今年のドラフトでは、昨年のウェンビーに続き、フランス国籍の選手が多くモックドラフトの候補に挙がっています。パリ五輪が夏に控えていますが、パリ五輪のフランス代表もまた面白そうなので誰が選ばれるのか期待したいですね。
そのウェンビーはDFチームとブロック王にはなったものの、ALL NBAには選ばれませんでした。センターは非常にハードルが高く、出場試合数の関係でエンビードなども選ばれなかったわけですが、その中で選ばれる様になったら本当にトップの選手であるということを示す話かと思いますので、これからに期待したいですね。
ちなみに今回のALL NBAのメンバーをみるとDFチームにも選ばれたのはADくらいです。どちらにも選ばれるADがすごいですが、改めてその辺りの評価をどうしているかというところを噛んじますね。日本のプロ野球のGG賞も見習って欲しいものです。