大谷10年7億ドルでドジャースへ | 米の心

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エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平選手ですが、ドジャース入りが決定しました。10年7億ドルという超大型契約となり、予想されていた額より高い契約だったこともあり注目されています。

大谷選手の場合二刀流がどうなるかなどといったこともあるので、FAになったとはいえもっと交渉に時間がかかるのかなと思っていましたが、思った以上に早い決着となりましたね。獲得に動いていた球団は多くあったかと思いますが、優勝候補となるようなチームで、これだけの契約を持ちかけられるチームは他にはなかったかと思いますので、本命ドジャースに順当に決まったのかなという気がします。

契約は莫大なものになりましたが、大谷選手の人気というのは凄まじく、エンゼルスに所属していた時エンゼルスは大谷選手の広告の効果で、毎年1千万ドル〜2千万ドルほど広告収入を得ていたとの記事もあり、より大きな球団であるドジャースに行けば広告効果も数倍になると言われ、それを考えるとそれほど高い契約ではないという見方もあるようです。

MLBでは、近年その契約を後払いにするという選手も少なくなく、大谷選手も同様だそうです。

後払いにするメリットがどこにあるのかというと、金銭管理ができてない選手などからすれば散財し、自己破産するリスクを抑えることができることなどがあるかと思いますが、球団側にもメリットがあり、後に回すことでその年のサラリーを抑えることができるという点です。つまり大谷選手に多くのサラリーを支払わないことによって、球団は他の選手にサラリーを回すということができるわけですね。

サラリーキャップがあるルールからするとこのサラリーコントロールというのは非常に有効であるというわけです。

ドジャース入りとなり、どちらかといえばマイナーな球団のエンゼルスから出ていったことにより、大谷選手の知名度というのはこれまで以上に高くなりそうですが、ドジャースが大谷選手にどこまで二刀流を認めるかといった点も気になりますね。

他にも超一流どころの投手が多いドジャースで契約にも影響する話がある中、大谷選手だけ中6日ローテを認めるというのが果たしてできるかというのは疑問です。他の選手が中4日ローテにそうではないローテの人がいると影響が出てしまうからです。

とはいえ、2年後投手として復帰した当初からいきなりローテをバンバンに回るというのは考えにくく、その意味では中8日ローテなどで他の投手の倍の間隔で回すことで、影響を抑えるなどといった対処はするかもしれませんね。

いずれにしろドジャースがどう大谷選手を扱うのかという点は注目です。

さて、大谷選手がいなくなったことによって、エンゼルスは逆に厳しい立場になったのかなと思います。

一時期は球団を売却する話もあったエンゼルスですが、大谷というブランドがなくなった今は球団を売るタイミングを失ったといえるでしょう。

世界一の選手ともいわれたトラウト選手などもいますが、チーム編成がうまくなく、ずっと優勝を狙えるチームではありませんでした。その上で、その膨大な契約のみのが残っているというのはちょっとリスクが高い気がしますね。トラウト自身怪我などでの離脱も増えてきていますが、トラウトをこのまま抱えつつづけるというのは難しいかもしれません。

その意味では大谷選手との再契約ができなかったエンゼルスは、完全に新しい段階にシフトするべきとも言えるかもしれません。

今ならトラウトはまだまだトレードの需要があるかと思いますし、トラウトやレンドーンといったところをトレードで出して、サラリーを抑え、プロスペクト選手を集めて、チームを解体するという手段に出た方がいい気がしますね。

トラウトにしろ、このまま優勝が見込めないチームにいるよりは、優勝を狙えるチームにトレードで移籍した方がいいのではないかとも思います。

大谷選手がいなくなったこのタイミングはチーム解体へと舵を切るタイミングなのではないかと思いますね。

いよいよ念願であった勝てるチーム、優勝を目指せるチームへ移籍となった大谷選手、来シーズンどのような活躍をするのか楽しみですね。