強くなるメカニズム。 | 用賀烏鷺白書

用賀烏鷺白書

東急田園都市線・用賀駅上にある碁会所梁山泊。

その席亭の日々の出来事をつづっています。

初段になれる人、初段になるのが早い級位者の
特徴についてお話ししてみたいと思います。

最低限の前提として週一ペースで習いに来て、
自宅でもある程度勉強するものとします。



その上で、ですが、

問題として出される詰碁、と、実戦に出てくる詰碁、は、同じ形でも大きく違います。

問題は問題ですから、手を探すのが当たり前です。
しかし、実戦はまず、気がつかないことにはどうにもなりません。


そこで、習った詰碁なり手筋、を実戦で使えるように、形を見て、頭に浮かぶ状態をつくれるか。

これがかなり大事になってくると思っています。


そのためには一定の期間内に反復。
反復練習して、効率良く、良く出る形を習得してしまうこと。

これが上達するのに欠かせない大事なポイントだと思います。


大人であれ、子どもであれ、
時間の経過とともに、
記憶したことはどんどん忘れていきますので、
忘れる前に、得た知識を
定着させることができるかどうか。
実戦で使いこなす状態をつくれるか。



この定着させる作業がスムーズな方ほど、覚えるのが早く、初段に早く到着する方と言えるのではないかと思います。