そこがいい所なんでしょうね | ふつーの主婦がふつーに思う日々

ふつーの主婦がふつーに思う日々

実母、義父の介護生活も終わり、子ども達も巣立ちました。
日々の生活や仕事で感じた事など、ダラダラと綴ってます。

ここで何度か書いている入浴拒否の利用者様。

いっときは調子良く入浴して頂けてたんですけど、最近はまたふりだしに戻ったような状況です。

普段は本当にニッコニコで、冗談も言える方なんですけど、お風呂場へお誘いすると表情が一変します。

職員が入れ替わり立ち替わり説得してもダメ。

強引に脱がせようとする職員もいたりして…

いや、それはダメでしょ…と思っていると案の定

いや〜〜!

や〜め〜てっ!

と大声で騒ぎ出します。

そして

「家に帰る!」

と言い出し、カバンを持って玄関へスタスタと歩いて行きます。

出入口は鍵をかけてあるので、エスケープは出来ませんけどね。

今日も誰が説得してもダメ。

先輩職員に小声で

○○さん、入れそうですか?

と聞くと

「後はめぐ姉さんが説得してダメだったら今日は諦めだね」

と言う返事Σ('◉⌓◉’)

やだ、私〜〜〜?

そこで説得を試みたんですが…

○○さん、カバンの中見て下さい。
肌着が入ってるでしょ?
娘さんが○○さんにここでお風呂入って欲しいって用意して下さったんですよ?

「え?入ってるの?」

おっ?いけるか…?

「あの子がそんな事言うわけない!私はこんな小汚いところでお風呂は入りません!」

こ、小汚いって…

「みんな入って垢だって浮いてるし」

そんな事ないですよ?
お風呂のお湯は掛け流しです。

「そんな事言ったって、嫌なものは嫌なの!」

あ〜〜〜、私には無理ですぅ〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

しかし、他の職員は目で "頑張れ" と言ってる…

じゃあ、シャワーだけでも浴びて肌着を替えましょうよ?

「もうね、そういうの嫌なの!」

無理ですぅ〜〜〜.°(ಗдಗ。)°.

結局入らず、怒った目でお風呂場から出て行かれました。

でもその数分後、何事もなかったようなケロッとした表情でお昼ごはんを召し上がってました。

私と目が合うと

「美味しいよ?あなたも食べな?」

って…。

これが認知症のいい所なんでしょうね、ふぅ…
ε-(´∀`; )