正解はない。 | Adagio Days

Adagio Days

カオスなブログ


 


希林さんってマネージャーをつけず、


自分で仕事を決めてその他の業務もすべて自分でされていた。。


っていうのは有名なエピソードですが、


 


晩年のインタビューで、


 


 


 


Q:『(オファーがたくさんある中)どうやって仕事を決めているのか?』


みたいな問いに、


希林さん:『(仕事が)来た順よ、来た順』


あとはギャラ(の高さ)とか。。


そう笑って答えていたけれど。。


 


 


過去にブログでシェアした希林さん絡みの記事。




▶他の誰でもない『私』を楽しむ♪ というメッセージを込めたそごうのCM


▶自分の生き方を貫いた建築家ご夫婦のドキュメンタリー映画のナレーション


▶ 生きる意味に悩む人達の重荷を降ろしてくれるような映画『あん』



 



そして今さらながらシェアする作品


▶『モリのいる場所』


 



かろうじてやってる映画館探して観たのは今年5月頃

 


 


 


ストーリーをチョ~簡単に説明すると、


 


 


 


30年間自宅(と庭)からほぼ出たことがない画家・熊谷守一(もりかず)さんの暮らしを描いた作品。





以上。

みたいなww


 



 


 


観た人いるかと思うし、感想は人それぞれだと思うけど、


個人的にどんなストーリーかと訊かれれば上記の通り。。


それを忠実に再現した(だけのような?)映画。


単調な映画だと言う人もいるかと思うし、いたかと思う。


映画の中でモリさんが自宅敷地内から出たのは一回、


それも数十メートルくらい歩いて引き上げた。


記憶にある限り、


モリさんが発したちゃんとした言葉らしきものは2~3言くらい?


 


 


 


 


単調なのだけど、

 


丁寧に大切に積み重ねられていくかのような尊い日常。 


 


 



▶image source:http://mori-movie.com/sp/introduction.html


 


 


 


濃い緑、薄い緑、


いろんな緑や花に彩られた自然いっぱいの庭と


そこに同居する小さな虫たち、


モリさんが発した僅かな言葉と、


その言葉から想像することに限りはなく、


それを”余韻”と言うのは何かが違う。


 


 


 



▶image source:http://mori-movie.com/sp/introduction.html


 


 


 


行動しよう


挑戦しよう


旅に出よう


新しいことにチャレンジ


視野を広げよう


(多くの?)人と出会おう


人は人で磨かれる


自分の殻に閉じこもるな


 


 


 


 


 


上記の言葉は一般的に肯定されている(良いこと・とされている)言葉だけど、


モリさんの30年間はそれらと真逆。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


画家・熊谷守一さんは亡くなって40年以上経っていて、


言い換えれば、


40年以上も時を越えた

”今”になって、


モリさん(熊谷さん)という一人の人間の生き方にスポットライトが照らされた。









▶image source:http://mori-movie.com/sp/introduction.html




そんな作品。