全館空調のメンテナンス | 二世帯住宅建築のすべて

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娘夫婦と二世帯住宅を建てて同居することになったアラセブです
ハウスメーカーの決定から契約、間取りの設計、床やクロスを決めていく注文住宅の最初から完成まで 
そして住み始めての良しあしなどについて記録していくことにしました
皆さんの参考になれば幸いです

 

今回は、全館空調のメンテナンスを取り上げてみました。

 

全館空調のメンテナンス

まず、我が家の全館空調は、三井ホームのスマートブリーズプラスⅡ(東芝キヤリア製)です。

 

室内機は、2階フロアの半畳ほどの空間に設置されています。

 

室外機は、同じものが2台あります。

単相200V、冷房能力は2台で3.8~14.0kW、暖房2.6~18.0kWです。

 

 

これがコントローラーです。

 

これは、フィルター掃除サインです。

 

フィルターは月に1回掃除するよう指定されていて、前回の掃除から1か月経過すると、このサインが表示されます。

 

 

フィルター掃除をする前に、まず、電源をOFFにします。

 

運転/停止ボタンを3秒以上長押しすると停止します。長押ししないと常時換気は稼働したままです。

切れました。

マニュアルでは、全館空調のブレーカーも切るように書かれていますが、中の機器には触らないのでいつも切らずにしています。

 

次に、前面のステンレス製のカバーを取り外します。

カバーは、磁石で引っ付いているだけなので、手前に引けば上部だけが外れます。下部は持ち上げて外します。

 

黒いエアーフィルターは、上下2枚に分かれていて、上部にある小さな取っ手を引っ張ってエアーフィルターを外します。

 

さらに、上段には空気清浄フィルター(白色)、その下に活性炭脱臭フィルター(灰色)があります。

 

下段の下半分の奥には、高性能フィルターがあります。

 

掃除するのは、高性能フィルター以外のフィルター全部です。

 

掃除機で吸い取ります。

マニュアルには、汚れがひどい場合、水洗いをするように書いてありますが、月1回の掃除をしていれば、洗うほどに汚れていません。

 

空気清浄フィルターと活性炭脱臭フィルターを外すと、室内機の熱交換器が見えます。

 

業者のメンテナンス

三井ホームから引き渡しを受けたとき、専門業者とのメンテナンス契約を勧められて契約しました。

 

その契約書です。

ちなみに、全館空調の正式名称は「空気制御システム」というみたいですてへぺろ

年1回のメンテナンスで「2万9,700円は高いなー」と思いましたが、メンテナンス契約をすれば5年間の保証が付くので契約しました。

 

それが・・・・なんとびっくりマーク なんとびっくりマーク 1年もしないうちに故障したのですびっくりマーク

 

突然、コントローラーに「点検・・・・・」と表示されました。

 

暫くすると、運転が止まりました。ただし、24時間換気だけは稼働しているようです。

 

◇にⅩのマークは、全熱交換換気のマークです。

 

サービスセンターへ電話して「点検コードP29」が表示されたことを告げると、「室外圧縮機の位置検出回路異常」という故障だそうで、直ぐにサービスマンを向かわせる手配をしてくれました。

 

数時間後にサービスマンが来て室外機の1号機を調べたところ、基盤の交換が必要と分かり、新しい基盤を直ぐに手配し、翌日には基盤を交換して復旧しました。

 

これが、修理後の明細です。

「交換が必要になります」は、担当者のタブレットでの入力ミスです。本来は「交換しました」となりますが、既に交換しているので修正は求めませんでした。

 

もちろん、修理代は無料。

 

故障の原因を聞くと、「初期不良です」と言うだけで、詳しい説明はありませんでした。

 

製造番号が「○○○○0001」となってます。これって、この形式の初号機かもガーン

 

家電製品も車もそうらしいですが、新型が出た直後の製品は不備や故障しやすいという都市伝説があります。

 

 

引渡しを受けて、11か月余りと1年以内の故障なので、メンテナンス契約をしていなくても保証期間内でしたが、メーカー直接の保証なので修理には相当の時間がかかったと思います。

 

メンテナンス契約をしていたおかげで、僅か1日で修理してもらえて助かりましたニコニコ

 

 

さて、本来の業者メンテナンスですが、この故障の約1か月後にしてもらいました。

 

エアーフィルターと空気清浄フィルターは、掃除機で吸い取ったあと水洗いをしてました。

 

屋外に折り畳みのビニール製流しを設置し、屋外栓にホースを繋げてシャワーで洗ってました。

 

ビニール製流しは雨水桝の真上に設置していて、流しの排水口に繋げた太い排水ホースを雨水桝に接続していました。

 

洗ったら、暫く天日干ししてました。

 

活性炭脱臭フィルターは、無料で交換してくれましたが、高性能フィルターは、汚れが少ないので交換なしです。

 

マニュアルには「3~6か月で交換」と書いてあったので、サービスマンに訊くと

「有料で9,000円もしますので、1年半ぐらいで交換してください。真っ黒になるまで使って構いません。」と言われました。

 

そうとも知らず、予備の高性能フィルターが置いてあったので、マニュアルどおり6か月で交換していました。

 

仕方がないので、9,000円払ってストックしておくことにしましたショボーン

 

ほかに、ロフトの点検口を開けて、24時間換気システムの全熱交換機の掃除をしてくれました。


 

以上が全館空調のメンテナンスです。いかがでしたか。

 

月1回のユーザーによるメンテは、10~15分程度でそれほどの負担ではないです。

 

故障したときの保証は是非必要と思います。

 

年1回の丁寧なメンテナンス付きですが、年間2万9700円は高いと考えるのか、それとも相応の金額と考えるのか、悩ましいところです。

 

しかし、実際に故障してみて思うには、メンテナンス契約は必要経費と思っています。

 

 

最期までご覧いただき有難うございました。