三井ホームで建てた二世帯住宅に娘家族と住んでるアラセブです。
前回のブログで予告したとおり、全館空調の電気代を推計してみました。
全館空調の電気代(推計)
太陽光発電のモニターからダウンロードした消費電力量や発電量などのデータには、全館空調の消費電力量のデータはないので、推計してみました。
まず、推計方法としては、全館空調がほとんど稼働していない春・秋と冷房の夏や暖房の冬の時期の電力使用量を比較して、その差を求めてみました。
これが、月ごとの1年間の電力使用量です。
(注意)以前のブログの数値とは令和4年12月と令和5年1月の数値が違っています。
毎月の検針日は毎月月末なのですが、12月の検針日は翌年1月4日のため12月分が4日分多くなっていました。
上のグラフでは、12月31日に検針したものとして調整しています。
4月、5月、10月は殆ど冷暖房をしておらず、これらの月の電気は全館空調以外の電気だと思われるので、10月分の電気量を差し引くと全館空調の電力使用量と推計できます。
それをグラフにしたものです。
しかし、余りにも乱暴な方法ですよね
それに、全館空調は冷暖房や除湿などをしていなくても24時間換気しているので、0にはならない筈です。
それから、冬になると水は冷たくなりエコキュートの電力使用量は増える筈です。
幸いにも、1階だけですが主な電気使用機器のデータが太陽光発電のモニターからダウンロードできるので、その使用量を利用することにしました。
これが、主な電気使用機器の電力使用量です。
これを見ると、季節によって電気使用量が大きく変化するのはエコキュートだけです。
そこで、2階(子世帯)のエコキュートの電気使用量などは1階とほぼ同じとして計算することとし、他に電気をよく使う機器は、取扱説明書の消費電力を基に使用時間を乗じて計算してみました。
洗濯乾燥機は子世帯のもので、共働きなので乾燥までのフルコースを1~2回使用しているので、少々驚く電気使用量となりました
テレビは、リタイアした親世帯が消費電力が多い77インチテレビで毎日10時間も見ているため、こちらも驚く数値となってしまいました
全館空調だけの電力使用量は、次のとおりです。
意外にも冬場の暖房よりも夏の冷房の方が多く電力を使用していたのは、想定外でした。
冬に電気代が多くなるのは暖房よりも、むしろエコキュートが大きく影響していたのには驚きでした。
さて、全館空調の電力使用量が推計できましたが、問題は電気代です。
全館空調は、24時間稼働していています。
我が家の電気契約は「電化style」というもので、9時から21時までのデイタイムは現時点では44.5円/kWhで、21時から翌日9時までのナイトタイムは30.43円/kWhです。
また、土日祝日はホリデータイムとして終日30.43円/kWhです。
さらに、昼間は太陽光発電の自家消費による無料の電気もあります。
さらに、さらに、燃料調整費や再エネ賦課金、2023年1月から電気料金抑制の政府補助金やら、離島ユニバーサル料金、料金改定などのため毎月の単価が相違しています。
参考にグラフにしてみました。ただし、ナイト・ホリデータイムの30.43円/kWhをベースにしています。
最終単価は、赤色になります。
全館空調のみの電気代の正確な計算はとても無理なので、年間買電料金を年間電力使用量で除した単価21.28円で計算してみました。
最高額は8月の12,475円、最低額は4月の1,878円でした。
年間総額は、86,347円。思ったより少なくて済んでいます。
これも太陽光発電による自家消費で電気単価が少なくなっているお陰です。
もし、太陽光発電がなければ、倍ぐらいにはなっていると思います。
最期まで、お読みいただき有難うございました。
次回は、全館空調のメンテナンスについて書いてみようと思っています。