ちょっと前の話になりますが、最近注目しているSTU48の瀧野さんが出演するということで、久しぶりにNHKのど自慢を見ました。
もう何年も見ていなかったNHKのど自慢。
コロナ禍でやり方も若干変わっており、がやがやとしたお祭り感は減っていましたが、素人さんが歌を歌って鐘が鳴るところは同じ。
合格の鐘の鳴る人もいれば、あと少しの鐘2つの人もいる。
私は途中から見たので、私の見た限りでは鐘1つの人はいなかったと思う。
今回は割と歌のうまい方が多かったようにも思えました。
で、そんな出場者の一人にオッと思える歌を歌っている方がいました。
それは70代の男性の方でしたが、その方の歌を聞いていい歌だなぁと。
もちろんいい歌だなぁと感じるのですから歌もうまく、合格の鐘が鳴らされていました。
私がいいなと思ったのは「心の瞳」という歌。
”君”を愛すること、愛してきたこと、愛していること、これからも変わらず愛していくこと。
歌詞の主人公が”君”と歩いてきた、これから歩いていくだろう人生を思い、変わらない心を”君”に歌った素晴らしい曲だと思う。
歌詞の主人公は、たぶん40代くらいなんじゃないかなと勝手に思うけど、どうだろう。
私的には初めて聞いた歌だったので、誰の歌だろうと調べてみたところ坂本九さんの歌でした。
坂本九さんといえば、やっぱり「上を向いて歩こう」。
名曲中の名曲ですよね。
そして坂本九さんの歌といえば他にも「見上げてごらん夜の星を」、「明日があるさ」は知っているけれど、他は全く知らない。
坂本九さんが飛行機事故で亡くなったのは1985年らしいので、私は一応生まれてはいるけれど、坂本九さんをテレビとかで見た記憶は全くなく、どんな方だったのか、どういった歌手だったのかはわからない存在。
ただ「上を向いて歩こう」という曲から、すごい歌手だったのだろうなと想像するくらい。
曲も上に書いた3曲くらいしか知らなかったし、そこまで深く考えたことはなかったけれど、今回「心の瞳」という曲を知って思う。
やっぱりすごい歌手だったんだなと。
歌のうまさや魅力というものはもちろんあるけれど、これだけ今も歌われる続ける名曲を歌っていたのだから。
そして今とは違って、昔の歌はプロの作詞家や作曲家が売れるように作っているから名曲が多いと何かで聞いたことがあるように思うが、なるほどなと。
「心の瞳」は、坂本九さんが亡くなる前に出した最後の曲ということだから1985年の曲なのに、今の2022年に生きている私が聞いてもいい曲だなと思う。
いいものはいつの時代になっても、変わらず心に響いてくるのだろう。
のど自慢で聞いた後、本家の坂本九さんの歌を聞きたいと思ってYouTubeで探してみたら、坂本九さんの歌唱だけでなく学生の合唱曲になったものも見つかりました。
合唱曲としても歌われているようなので、もしかして知っている方も多い曲だったのかもしれませんが、私の学生時代には全く歌われることはなかったのでこの年まで知りませんでした。
今回思いがけず、素晴らしい曲を知ることができてよかった。