柳家喬志郎の女百物語3 | 明美プロデュースブログ 《落語・講談・浪曲の会を開催しています 》

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第三章 彼女の行方かのおんなのゆくえ


主人公    女スリ師 波子

池袋署刑事  関口為吉

波子の夫   山本茂雄

波子の娘


池袋の映画館で女スリ師の波子を捕まえた池袋署の関口刑事が時間経過と共に波乱な波子の人生を語ります。


関口刑事はやがて大森に流れついた波子が開いた松葉と言う小料理屋を夕暮れ時に訪ねます。


その時店の暖簾を出す若い女と出くわします。

どこか波子に似たこの色白の女こそ波子の娘なのです。


その娘のぽっちゃりとしたほっぺたが店の明かりでピンク色に浮かび上がってみえます。


大森の露地裏で波子が残した小料理屋 松葉の暖簾は毎夜行き場をなくしたお客様を暖かく迎えています。