東京散歩~心に残るちょっと良い話 | ~☆~同じ空の下から~☆~こまちのブログ

Nykのコンサートの頃の晴れた日の昼下がり。

東京の住宅街を散策しました。

やはり、春って良いですね。

民家の庭先には色とりどりの花が咲き乱れていて、
心が和むのを感じました。

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一際目を引いたのは、道路端にある
同じ幹からピンクと白の花が咲いている木です。

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花びらが八重になって咲いている
その花がとても愛らしくて、
そこで足を止めて、しばし眺めて、
写真を撮ったりしていました。

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そうこうしていると、すぐ目の前の民家から、
50歳前後と思われる人の良さそうな女性の方が、
声を掛けて来ました。

そして、「散り始めですが、
もし宜しかったら、枝をいくらか差し上げますよ。」
と、笑顔で言って下さいました。

花が咲き終わると剪定してしまうので、
通り掛かった方に差し上げているとのこと。

お言葉に甘えて頂くことにしました。

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花の付き方が、どう見ても、
八重桜ではなさそうなので、
「この花は梅ですか?」と尋ねると、
桃の花だとのことでした。

接ぎ木をしたわけではないのだけれど、
同じ幹から2色の花が咲くのだと
教えてくれました。

そして、高枝切りバサミで良さそうな枝を
数本切って渡してくれました。

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「わぁ、嬉しい。ありがとうございます。」

お礼を言うと、その女性の方は
嬉しそうにして戻って行かれました。

見知らぬ人に対して、親切な方もいるものだと感心し、
この世の中まだまだ捨てたもんじゃないな
と思ったちょっとした出来事でした。

あの後、花を楽しませてくれながらも
枝からは生命の息吹きを感じさせる
元気な葉っぱが出て来ました。

挿し木をしたら根付くかも知れませんが、
なかなか難しいでしょうね。


再び散策の続きです。

ピンクのハナミズキ
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白いハナミズキ
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ハナミズキって、
空を押し上げて咲いている感じがしますね。

励まされているような気持ちになります。

因みに桜の花は、地面に向かって咲く花です。

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だから、桜の花は木の下に入って愛でるのが、
一番美しいのだそうです。

桜の下に入ると、
安心感やぬくもりが感じられる気がします。

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民家の庭から道路に突き出した見事な八重桜。
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八重桜は、今が盛りと咲き誇り、
道行く人の目を楽しませてくれていました。

そのお宅では、住人の方と来客者が、
桜の下でお花見をしているようで、
塀の内側からは、歓談する声が聞こえてきました。

平和でのどかな春の昼下がりでした。

『毎年桜が咲いて…、日本人で良かったな…(笑)
と、思います。』-Nyk

この記事を書きながら、
NykのコンサートでのMCの一コマを
思い出しました。

>Nyk、桜の花を愛でる心を持ったあなたは、
もうすっかり、日本人ですよ。

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最後はやっぱりNykに辿り着きました(笑)




今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。