闘病ものがたり。10 奥へと進む… | 滋賀 京都 三重 奈良 防災備蓄収納マスタープランナー。防災備蓄収納と整理収納のプロです。

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難しい事ではなく、特別な事でもないのが「防災備蓄」です。それを知ってもらい、始めるためのお手伝いを致します。まずは何を?と思って頂いたら、直ぐに始められますよ(・∇・)おかたづけとの関係が実は大きい防災備蓄。ゆっくり始めても意外に早く出来上がります。

お断り。

 

この体験はもう20年と少し前のお話です。

 

今の医学はもっと進歩しています。

 

 

そして、今現在、

息子はとても元気に過ごしています。

 

 

昔の話なのと

関係各所に、ご迷惑をおかけしたくないので、

どこまでがフィクションか

どこまでがノンフィクションかは

ご想像にお任せします。

 

ただ、

もし今、頑張っておられるお母さんや

今、子供との向き合い方に悩むお母さんたちの、何かのヒントになれば幸いです...

 

 

どうか、興味のない方はスルー願います。

 

 

***************


※特に今回は残酷なシーンがあります。




ぐったりしたりんくんをのせて、


病院の奥へ奥へ…

暗い廊下をさらに進み

ベットはエレベーターの前へ。

 

朝なのにその場所は暗く、

エレベーターも古いものでした。



ガシャーー!!



独特の音を立てて、

エレベーターが止まり、

扉が開きました。



いわゆる、関係者専用。業務用??といったところの、

殺風景なエレベーター。



そこに、りんくんのベットは余裕で入りました。


大人のベットが運べるサイズらしいです。



ガシャーー!!



その、なんとも言えないイヤな音に、

りんくんが、ビクッとしてしまう。



そして、

そのままエレベーターは地下に到着しました…



どうやら病院の端らしい…

向かって右に進む…



左には…



その時には気づかなかったけれど、


お線香の香りのする部屋がありました…






奥へ奥へと進むと、


その当時、

県内ではそこにしかない

大型の検査の機械がありました。




本当に大きなものでした。





「さて…」



奥から技師の先生が出てきました。



「じゃあ、麻酔しましょうか」





淡々と技師の先生と

担当の先生が用意を始めました。




「ま、麻酔って…」



私は、以前記入した用紙のことを

思い出しました。



そう、りんくんの治療に関しては、

病院の判断に委ねること。


何かあったとしても

異議申し立てできないこと…



りんくんは、

まだ生後9ヶ月。


こんな小さな身体に麻酔!??



「子どもさんは泣くから」



そう、その検査は、

本来なら麻酔など必要なかったんです。



けれどりんくんは

泣いてしまうために、

麻酔をしなくてはいけませんでした。




実際に、異変を感じたりんくんが

大きな声で泣き始め、

私に助けを求めてきました!!


NOが言えない…


抱っこしに近づけない…




本当に辛かったです。




「じゃあ、いきますね!」


そして、

点滴の横から、

先生が注射器にいれた液体を

いれました。




と、、その瞬間!!


りんくんは、泣きながら、

私の方に手を伸ばしたままで


白目を向いて仰け反ってしまいました…



今でもその光景は

忘れられないです…




もう、



殺されるとすら



思ってしまったのです…






つづく