現在中国雑貨店長の運営ブログ

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コロナ禍も終わり、最近は余暇として月最大4着ぐらい限定で、オーダーメイドを受け付けております。

コロナ禍もあり2021年5月頃オーダーメイドを停止し、2018年頃から副業でしていた貿易業を本業へ転換。コロナ禍も終わり最近は余暇として月最大4着ぐらい限定で、オーダーメイドを受け付けております。

中国の宅配便の解説 

 この記事を書こうと思ったきっかけは、私は日本の宅配便は超高額だと思っています。私が普段使っているのは、80サイズが多くヤマト便が平均1300円ぐらいです。何年か前まで900円ぐらいだったと思います。
 個人でお米30kgとか送ると、たぶん2800円ぐらいかかると思います。
 
 ただ恐らく普段サラリーマンをしている忙しい人は知らないと思うのですが、メルカリとかヤフオクとかを利用するとかなり安くなります。(そのアプリを利用していないと利用できない)。普通に80サイズが600円で送れます。
 
 普段あまり荷物を送らない人がたまに使うと「いつの間にかすごい高くなったな」と思うのですが、それはメルカリとかヤフオクとかAmazonとかで発送すると、通常の半額ぐらいで送れるので、その赤字額を個人客が補填しているという側面があります。
 宅配便は、結構薄利なのだそうです。例えばヤマトはネコポスが足を大きく引っ張っていると聞いたことがあります。

中国の宅配便

 現在中国の宅配業者は数が多いです。。
 
 うち日本のように各家庭に届けてくれる会社は、基本的に2社のみです。順豊エクスプレスと郵便局のEMS便になります。
中国で最上級の宅配会社とされているのが順豊エクスプレスです。大体ヤマト運輸みたいな会社だと思ってください。

 運賃

 送料は年々安くなる傾向があります。一番多い価格帯は10ー12元です。日本円で1個送るのに約200円と考えていただいてほぼあっています。
 ただ体積が大きい荷物になると、個人客の場合には、600円ぐらいかかることもあります。会社経営者の場合には、全国一律7元とかで何でも送れる場合が多いです。
 
 7元とは150円ぐらいです。なので中国では物流のコストというのは、ほぼゼロに等しいと思います。150円というと、単純に箱代ぐらいのコストです。
 
 日本では、会社は以前は全国一律500円と言われていました。ただストライキなどあったので現在恐らく高くなっていると思います。ちなみに私は全国一律500円はなかったです。20%引きを8年ぐらい使ったことはありました。それが最安値でした。

菜鸟驿站

  それでは個人宅に配達しない他の会社はどうしているのかといえば各マンションの出口に荷物置き場があるのです。それを菜鳥と呼びます。
 
 このシステムは6年ぐらい前に中国で確立しました。私は個人的にWINWINになる非常によいシステムだと思っております。私はプライバシーよりも再配達の面倒さの方が嫌です。若い人ならマンションの出口に何度行っても苦になりません。
 
 これがどれぐらいの頻度であるかといえば大体日本のコンビニの数の半分ぐらいあると思っていただいていいと思います。
マンションの出口に必ず1つ。あとは1つの地区で1つはあります。
 
 例えばうちのマンションは全部で3区あり3区全体の人口は5千ー8千人ぐらい住んでいます。その人口で1つの菜鳥があります。
 
 

菜鳥のシステム

 菜鳥の営業時間は、朝9時から夜8時までです。
 スマホに菜鳥のアプリがあります。荷物が到着するとスマホに通知が届き、例えば荷物に1-11とか番号が書かれるのです。
そして、自分で1番の棚に行き、1-11という荷物を自分で取って、帰り際にバーコードをスキャンをして持ち帰ってくるのです。
 
 菜鳥には、2-3人常時誰かが働いています。誰もいなかったら盗難されてしまいます。
 
 宅配便会社は入口までしか荷物を運びません。宅急便会社は数が多く主要なものでも6社ぐらいあります。それが大体午前11時から主に午後5時ぐらいまで、何度も来て荷物を置いていくのです。
 
 それを菜鳥の従業員がラベルを貼り、棚に並べていくのです。
 日本のように丁寧ではなく、投げられたり、蹴っ飛ばされたりしています。
紛失は、100件に1回ぐらいあると思います。中身が壊れたのはもっと多く、20件に1回ぐらいあります。
一応保証をしてくれます。
 
 菜鳥がどうやって経営しているか知りませんが、以前聞いたのは、1件の荷物に付き10円ぐらいもらっていると聞いたことがあります。1日5千個だとして、5万円でしょうか。1個5円だったかもしれません。3年に一度ぐらい経営者が変わるので、恐らくそれほど儲からないのだと思います。
 
 日本も、運送業全体の人材が不足していて、数年後本当に運ぶ人がいなくなってしまうそうです。
そうすると、日本も中国の菜鳥のシステムを取り入れたらよいと思うのです。
 
 例えば、宅配便のブランドを区別し、自宅配達の荷物を運賃2000円ぐらいにし、菜鳥に置かれるのは800円ぐらいにします。
 人口20万人以上の都市ならシステムは構築できます。ただし農村部は会館とかに置くしかなく老人は会館まで歩けないので、いろいろ大変なのですが。
 
 日本は老人が極端に多いので、自宅に取りに来てくれて自宅に置いてもらう方向でやるしかないかもしれません。
 
 ただそのシステムも配達員が全くいないという矛盾が生じてしまいます。
 
 

中国の不動産の動向(2024年8月)

 定期的にこの話題を書いているのですが、不動産動向というのは、景気に直結する問題で、不動産が高くなると、高級品がバカ売れし、不動産が安くなると、高級品が全く売れなくなったりするのが現実です。
 
 この所、中国では有名ブランド店の売り上げが数年前の半分ぐらいになっていたりします。そうすると、恐らく不動産が安くなっているということが分かります。
 
 そこで、現在の不動産の値段を、データ化したいと思います。
 
注意点として
  • 都市も広いので中心部の物件が多く売れたら平均値が上がってしまい、田舎の物件が売れたら平均値が下がってしまったりして、必ずしもデータは信用できません。
  • 中国の不動産が、爆上げした時期は2回あります。1回目は2003年前後に2倍になりました。2回目は2016年前後に2倍になりました。
 
 
以下、2009年からのデータを2019年まで載せます。
 

考察

 一番上の2024年8月のデータですが、例えば上海は68000元と書いてありますが、車で1時間ぐらいの田舎の物件も混ざり平均値を下げているので、東京で言えば足立区みたいな物件でも、ものすごい高額だと思います。書いてある値段よりは高いです。
 
 約2年前の天井と比べ2-3割下がったと言いますが、2009年比では、未だに3倍ぐらいにはなっているみたいです。
これを日本で言えば、3000万円の物件が15年かけて1億5千万円に上がり、現在1億円ぐらいになっているみたいな話です。
でも不動産のローンが払えなくて、銀行に取られてしまっている物件も多いです。
 
 中国の不動産は不況に陥っていて、消費や中国株が落ちていることは事実です。
ただし日本も1992年から2012年頃まで不動産が20年ぐらい下がり続けましたが、その間、日立製作所やトヨタ自動車、その他の外需企業には、影響を与えませんでした。
 
 中国も不動産不況が起こっていることと、BYDなどの輸出企業が不況になることは全く関連性がないと思われます。この点は、一緒にはできません。
 

突然の米騒動

 最近、全国的に米不足が起こっていると聞きます。
 
 今日茨城の近所の米が売っているような所を見てみたら、全く売っておりませんでした。
 うちの市内で米不足が起こっているという情報は今の所ないのですが、恐らく茨城で買い、不足している地域に送ってしまったのだと思います。
 
 7月に一度30kgのお米が現在いくらぐらいなのか、見てみたことがありました。
うちの近所では、30kgは13000-14000円ぐらいのものが多かったようです。品質も関係あります。
 
 現在の米不足について、いろいろ調べてみましたが、一番大きな原因は先日大きな地震があり、南海トラフ地震が来る可能性があるということで、お盆の中、買い占めをした人が多かったせいだというのが有力です。
 私の記憶では、1994年細川政権の時に、深刻な米不足になったことがありました。どうしてそんなことを覚えているかといえば、あの時、日本中のお米がなくなり、8割の日本人はタイ米を食べることになったからです。
 
 結論としては、米不足は全く問題なく後2週間ぐらい我慢すれば、ほとんど解決するみたいです。お盆や台風で流通が止まってしまったのですが、それが順調に流れれば米不足が解消します。
 うちは、あと1か月分もないような感じです。ただ9月20日頃新米ができます。

農村の稲作事情

 うちの家には広い農地があります。60%ぐらいが田んぼ、10%ぐらいが畑、30%が空き地です。
 
 稲作に関しては、20年ぐらい前まで父がやっていたのですが、農機が壊れたりいろいろ事情があり、他の人に頼むようになりました。2-3年前にずっと頼んでいた人が亡くなり、2年ぐらい前から新しい人に頼んでいます。その人は現在73歳ぐらいみたいです。(とすれば後5年ぐらいしかできないはず)
 
 茨城で稲作を依頼するというのは、自分の農地を貸し、収穫の半分をもらい半分を渡すつまり五公五民をやっているようです。たぶん1銭も作業量は払っていないはずです。これはどこかで法律にひっかかります。ただし現在の日本では高齢化と農地のバラバラ化で法律を遵守していたら農作物が全く足りなくなるというのも現状です。
 
 法律が追い付かないのです。田舎では空き家が増え2軒に1件が空き家という地域も多いです。台風で空き家の屋根とか飛んできて危ないです。その家の所有者も多くが貧困層なので直せないのです。屋根を直すのにたぶん100万円。家を解体するのにたぶん250万円かかります。
 
 うちで収穫できるお米は、45袋×30kgぐらいです。なので毎年22袋ぐらい何もしないでもらえます。売る場合には、以前は1袋30㎏で13000円ぐらいだったようです。たぶん休耕地があるので、全部使えばもっと多く獲れます。たぶん川沿いとかは水害になりやすいので放棄しております。
 
 5年後、農家は壊滅状態になるので、お米の値段は、1袋2万円を超えるのではないかと思っております。最終的には1袋3万円ぐらいになると思っています。それぐらい現在お米が安すぎるからです。基本的には小麦と同じ値段になると思います。
 

最近お米の味が落ちている問題

 5月頃、一度この件を書いたことがあります。
 
 お米というのは、山の麓のが美味しく、川の近くのがまずいそうなのです。うちのお米は半分ぐらいが超一級、半分がやや落ちるお米です。魚沼産よりも美味しいと言われています。ただしここ1-2年、昔のが100点とすれば、今のは70点ぐらいに味が落ちてしまいました。
 
 この件を同じ農家に依頼している叔父に一度聞いたことがあります。
 一番大きな理由は、例えば耕作人が8人の地主から耕作を頼まれたとします。昔はAさんの田んぼで作ったものは、Aさんに持っていくと几帳面にやっていたのですが、今の耕作人は8人の地主のお米を全部一緒にしてしまいそれを何も考えずに適当に振り分けてしまうそうなのです。
 
 さらに美味しいお米が取れる場所はあります(水が美味しい所)。その場所のお米は耕作する人が自分で全部取ってしまいます。それをお寿司屋とかに高額で売るらしいのです。
 
 それなら強く抗議をしたらという話になるかもしれません。ただ現在農業をする人が少なく、農家が立場が上なのだそうです。
 
 40歳ぐらいの人で、専業農家を始める人はいないでしょうか?あと10年で本当に作り手がいなくなりそうです。
 
 うちの近所にも47歳ぐらいで専業農家をしている人はいます。ただ農地が狭く、機械とかあまり持っていないので、小規模にやっているみたいです。高齢の母や父が手伝ってくれるという前提で、分かりませんが恐らく年収300万円ぐらいだと思われます。稲作も機械を揃えるのにたぶん500万円ぐらいかかるみたいなのです。