現在中国雑貨店長の運営ブログ

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現在チャイナ服のオーダーメイドの事業はしておりません。

コロナ禍もあり2021年5月頃オーダーメイドを停止し、2018年頃から副業でしていた貿易業を本業へ転換。コロナ禍も終わり最近は余暇として月最大4着ぐらい限定で、オーダーメイドを受け付けております。

高市政権への個人的な感想

 高市政権が始まり1か月半ぐらい経ったでしょうか?その間行った政策、されることがほぼ決まっている政策の件に関して感想を書きたいと思います。
 
 個人的には、自民党では管元総理、石破元総理あたりが比較的好きで、麻生元総理は嫌いですが、そういうことは抜きとして書きます。

ガソリン減税

 発足後いきなり行ったのはこれです。以前書いたのですが、これはプラマイゼロの政策で、なんとも言えません。たぶん多くの家庭では、ガソリン代、灯油代が安くなると思うのですが、それ以上に税金が高くなったら意味がありません。記事で書いたのは、電気自動車の普及を遅らせるのではないかと書いたのですが。

21兆円の経済対策

 内容は、子供への2万円の給付、ガソリン減税、防衛費増額、医療や介護施設への給付、国土インフラの整備、他にもいろいろあるのですが、欠点として、このインフレ下でバラマキ政策を行うと、物価をさらに押し上げることになってしまいます。
 
 以前書いたのですが、中国ではリーマンショックの後、2009年に40兆元(当時レートで65兆円)の財政出動を行いました。特に新幹線や地下鉄や高速道路の建設です。それを行った結果、中国各地のマンションは、約2年間で約2倍に高騰してしまいました。マンションだけではなく、いろんな物価は2年間で1.5倍ぐらいになりました。
 
 アメリカでも、コロナ禍の2021年に200兆円?の経済対策を行いました。この結果、2年間で物価はほぼ2倍になってしまいました。
 
 まず21兆円のバラマキだけで、相当インフレ要因になります。それに加え市場にお金をばらまくということは、円安を引き起こします。円安を引き起こすと、食料、建材費、エネルギーなどが上がるという、別の要因のインフレを引き起こします。物価高対策としているのに、物価高にする政策をしたのでは、アクセルを踏んでいるのか?ブレーキを踏んでいるのか?分からなくなってしまいます。

NISAを子供へ拡大?

 個人的には、NISAは政府が勧める政策ではないと思っています。

 NISAの現状として、国内投資が5割、海外投資が5割になっているそうです。
 以前も書きましたが、日本は年間10兆円から15兆円ぐらいのデジタル赤字があるのです。主にアメリカのGAFAに、手数料を取られています。日本政府は昔日本のプラットフォームを潰していたりしたのですが、結果的にGAFAに毎年10兆円ぐらいを献上しています。
 NISAも日本政府が勧めるのが、国内投資限定だったら分かります。
 

結果的に円安になっている

 石破政権で決まったアメリカのへ巨額投資、高市政権での21兆円の経済対策、体感的なインフレは年間5%程度、でも銀行の利子はほとんどなく、仮に金利2%となったところでも、実質マイナス金利です。1000万円あったとしても7年後ぐらいには600万円ぐらいの価値しかありません。
 
 仮に今が2000年当時の各国の物価だとしたら、現在1ドル300円ぐらいのレートになっています。政府に危機感がないのが、理解ができません。政府は、昔の1ドル160円ぐらいの心持でいます。その結果、日本人が海外旅行に行けなくなってしまいました。
 
 1985年に月給5千円だった発展途上国の中国に、賃金まで追い付かれてしまい、極端な円安になってしまったと思います。円安を誘導する政策は止めた方がいいと思います。
 NISAを増やしたり、アメリカに80兆円投資したり、個人的には意味が分かりません。
 
 ただし参政党のように極端な積極財政をするような党は、もっとよくないと思います。なぜなら長期金利の上昇などトリプル安を引き起こすからです。
 
 ここで書いた文章を読むと、批判的な意見ばかりだと思われるかもしれませんが、実行力の点では評価をしています。

香港の火事で思ったこと

 1週間ぐらい前、香港で見たこともないようなビル火災が発生しました。
 
 香港はビルが密集しているので、大規模なビル火災は避けられないだろうと私は以前から思っていました。
 
 30年ぐらい前に、沢木耕太郎の深夜特急という小説が流行したことがあります。そこに最初に登場するのが重慶マンションという、アングロなホテルが密集しているビルです。当時は賭博や違法薬物、売春などあったのだと思いますが、現在はそこまで治安は悪くありません。
 
 自分も重慶マンションに泊まったことがありますが「もし火災が起こったら恐らく死ぬだろう。でもたぶん10年に一回も起こらないと思うから運が悪かったと思うしかない」という考えでした。
 
 重慶マンションは、ABCDEFDFIぐらいのブロックに分かれていて、基本はAとBが同じエレベータでAの向いがBみたいになっているのですが、中が迷路のようになっているのです。火災が発生したら、人が殺到し、通れない通路があり、逃げることはできないと思います。窓もあるにはあるのですが、外側に向いた窓ではなく、建物の内部の隙間に向いた窓なのです。人間が住むのにどれだけ最小面積で暮らせるか?という勉強になります。ベットとシャワーとトイレしかありません。6㎡ぐらいではないでしょうか?
 
 重慶マンションはその象徴なのですが、それとほとんど同じようなビルが、何百、何千と香港にはあります。下は旺角付近で撮った写真です。
 

それでは、どうして解体できないのか?

 まず第一に、香港の不動産は世界一の高値なので、住民を追い出して解体などできないからだと思います。調査をすれば違法建築ばかりだと思います。
 
 だからと言って、一部屋2億円ぐらいする部屋から、住民を追い出して立て直すことはできません。そもそも建機が入れないので、新しくビルを作れないかもしれません。なので違法ですが、現実案としてほったらかしにするしかないと思います。私の見たところ、85年以前に建てたビルのほとんどは、消防法的に違法だと思います。
 

とにかく不動産が高い

 香港は、世界一不動産が高いです。
 平均価格としては50㎡で1-1.3億円ぐらいだそうです。これも地区により大きく違うと思います。
 
 日本の測り方で言えば、たぶん家族で40㎡(正確なデータではない)ぐらいのアパートに住むのが普通だと思います。なので恐らく子供は1人しか産めませんし、荷物を置く場所がありません。また1人あたりの面積は正確なデータが出ており13㎡なのだそうです。これはアジア最低です。
 
 また重慶マンションがある九龍島側から、高層ビル群がある香港島を見たとき、山の方に別荘的な家がちらほら見えると思います。
 
 ここの不動産は世界最高値と言ってもいいほどの値段の高さです。アリババのジャックマーの家があり、値段は300億円と聞いています。円安や不動産の変動で多少変わったかもしれませんが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

日本から中国へ

 最近、日本から中国へ移動しました。
 
 日本にいた頃は日中間のトラブルで、飛行機が飛んでいないと言われ、少々過剰に言えば中国に来たら日本人が捕まってしまうみたいな感じだったのですが、ネットが荒れている以外、日常生活では何も支障をきたしておりません。

飛行機に関して

 自分が最初に予約していたのは、茨城空港の春秋航空だったのですが、11月25日頃から3月末まで運休が決定し、勝手にキャンセルされてしまいました。払ったお金は戻ってくるのか?たぶん戻ってくるのだと思いますが、昨日の時点では戻ってきていません。
 
 それで新規にANAを予約しました。中国国際航空などは、また勝手にキャンセルされてしまう可能性があるからです。勝手にキャンセルされないのは、JALとANAしかないのではないでしょうか?
 
 「今日本と中国の路線は飛んでいないのではないの?」と数日前に複数の中国人に言われました。実際は、5割から7割程度が運休になったのですが、少なくても3割の飛行機は飛んでいます。
 
 よく50万件とか60万件のチケットがキャンセルされたとかニュースで言われますが、大部分は飛行機会社が政府の顔色を見て勝手にキャンセルしたと思います。
 自分が乗った飛行機の搭乗率は、6割ぐらいでした。思ったより少なかったです。
 
 
 
 飛行機の券を買いましたが、まだ心配事はあります。
 最悪の場合、空港で荷物検査をされて、何かのイチャモンを受けて拘置所に入れられてしまったり(ハワイに行く日本人女性が、違法な水商売をすると思われてたまにそういうことがあるそうですが)、日本人限定で例えばビザの手続きを拒否されたり、足止めをされ日本の帰国が延長されてしまったり、そのようなことを心配しておりました。
 ただし公務員からの嫌がらせなどは、現状全く受けておりません。
 

ロイズのチョコが大幅に値上がり

 ロイズのチョコは、中国では大人気の日本のお土産です。
 チョコは溶けてしまうので、10月から4月までしか買いません。最後に買ったのは、1年半ぐらい前だったかも。
 
 先日、空港でロイズを2箱だけ買ったのですが、大幅に値上げされていてびっくりしました。まず値上げ自体は悪いことではないのですが、780円→1125円という値上げ幅にはびっくりです!そのせいか、ロイズを買っている人が少なかったです。もともと価格設定が安かったり、カカオの値段が上がっていることは知っています。
 
 
 

中国のマナーや作法

 今回、書類の手続きで市政府に行ったのですが、私は日本で接客業的なこともしているので、中国の公務員の態度に対して、あまりにも乱暴でびっくりしてしまいました。(自分だけでなく中国人もびっくりしていました)。
 
 
 中国と関わって26年。中国にも慣れているのですが、自分の中では発展するに従って、中国のマナーも改善されているという認識でした。でも改めて公務員と接してみると、歩き方とか話し方や態度が日本ではクレームを受ける水準なのです。
 
 市政府に行った時、女性が上着のポケットに手を入れながら乱暴に話してきたり(その人は自分が日本人とか知るはずがないです)、いろんな人の話し方とかが日本では接客の水準を満たしていないのです。
 日本は世界一の接客の水準だというのは分かります(中国の市政府で働いている人と、日本人は給料は同水準なのですが)。動作の隅々がなんか違うのです。
 25年ぐらい前はもちろんそういうことはよくありましたが、日本から帰ってすぐ体験すると余計気になります。
 だからと言って、質の高いマナーが絶対必要という話ではありません。違いに驚いたという話です。
 
 現地に来てから、反日的なことは全くないのですが、雑さにびっくりしてしまいました。
 
 これはヘイトではないのですが、タオバオとか(ネット)で買い物していても、中国人は文章が理解できない人が本当に多いです。(日本人の中国語とか関係ない話で、中国人と中国人の話です)。
 
 これを簡単に言えば、労働者の質が悪いという話になります。仕事をしていて、物事に対する理解力がどうして足りないのだろう?といつも不思議に思います。中国で生活していると、人々の理解力が低い、この問題にあたるのです。