中国で同級生に会いに行った話の続き
あれは3月初旬のことだったので、時間が過ぎてしまいました。こちらも日々忙しく全く更新しておりませんでした。
友達の生活を書けば、中国の一部の人の生活が分かると思うので違う話を書きます。
彼が今住んでいるマンションは古いのですが、南京市の一等地です。
曖昧な記憶ですが、買ったときは400万元。今は240万元ぐらいになっていると言っていました。
外観を見ると古いです。でも自分の印象では、1990年頃、アメリカ映画で見たニューヨークのアパートと外側も内側もほとんど変わらないと思いました。古いですが、びっくりするような、ぼろくそ物件ではありません。
それではどうして、そんな市中心部に引っ越したのかと言えば、中国では、自宅の場所で通学できる学校が決まるからです。
子供2人にいい学校を、自動的に行かせるために引っ越したのだと思います。中国では自宅がなければ、たぶん私立に行かなければなりません。
日本でも噂をされるエビソードとして「中国人は家の取得制限があるため、形式的な離婚を何回も繰り返す」という話があります。
本当にそんなことしているのか?私たちは疑問に感じますが、知人は家の取得のために、同じ人と3回離婚をしているそうです。離婚をすると、妻が1軒家を新規購入できるそうなのです。
その他に、例えば自分が死去した場合、ローン残高が妻の支払いにならないようにとか、いろいろ考えているみたいです。
その人が現在、南京に何軒家があるかは不明なのですが、たぶん10軒ぐらいあります。総資産はたぶん2-3億円ぐらいなのですが、その資産はローンで買ったものもあるので、たぶん7割ぐらいは借金です。でも純資産は1億円以上はあります。
日本のように30年経済成長なしだと資産も増えないのですが、中国のように30年で10倍ぐらいに成長すると、資産も10倍ぐらいになるのです。大雑把な話をすると、GDPが10倍になると、収入も10倍になります、そして資産も10倍になります。
そこでまた1つの疑問がでてきました。「3億円のローンを組むには、本業で年収5千万円ぐらいないと3億借りれないですよ」「なんで、そんなに借りられたの?」そうしたら知人がいうのには、書類を偽造したのだそうです。
この時点で、多くの日本人にはわけがわからない話だと思います。
知人は癌です
まだ40代半ばなのですが、知人は癌で、もしかして後1年程度しか余命がないのかもしれません。具体的なことは質問していないのですが、以前知人は、自分でカルテをメールで送ってきたことがありました。
外国の医学のことはわからないので、それを2人の仲のよい中国人に判断してもらったのですが、すごい酷い病状だと言っていました。
そこでまた疑問が出てしまいました。どうして(少なくても3,4年前)癌の治療にお金を使わず、不動産に投資をしているのか?寿命が大切か?お金が大切か?お金はあの世に持っていけませんよ。
私はわからなくなってしまいました。でも確かに、腎臓移植は、お金だけの問題ではないので、迷っているうちに、そうなってしまったのかもしれません。そもそも癌が発見されたのは、たぶん最近です。腎臓は昔から悪かったですが。健康に関心がなかったのか?そうではなく普通の人以上に運動はしていました。
現在、不動産投資することが彼のアイデンティティになっており、それが生きる意味、自分らしさ、社会に存在する意義になっています。車には全く関心がなく、たぶん人生で1台ももったことはありません。多くの日本人は不動産に関心がないと思います。
日本における家というものは、少し前まで4千万円で家を買ったとして、毎月13万円のローンを支払い、10年後売却したとしたら、なぜか半額になっているという商品でした。今は儲かるケースも多いと思いますが、それはコロナ後の話です。
その後、知人は日本人には、全く理解不能な話を話し出しました。
今後不動産を、親族などに売ったことにしてしまう。自分が死んだら、借金をチャラ、妻とは離別状態にしてしまう。不動産だけ残す。
少し犯罪のにおいがするようなことを話していました。
日本人の感性と全く違う
不動産の件では、全く理解不能ですが、普段の話は、そこまでおかしな感性ではありません、
特に悪い人ではないのですが、書類を偽造したり、形式離婚したり、日本人の倫理とはかけ離れています。
中国には宗教がないから、そうなっているのかもしれません。ただ接してみると、特に悪くない普通の人なのです。