“正規品”ではない…
北朝鮮「8.3スパイ」のヤバい実態
今年4月のことだった。
東亜日報など韓国メディアの報道によると、北朝鮮の工作員から多額の仮想通貨を受け取って韓国軍の軍事機密を流出させたとする韓国陸軍の現役大尉が、警察や軍、検察に国家保安法違反容疑で逮捕・起訴されていた。
この大尉は北朝鮮工作員と直接接触したことはなく、通信アプリ「テレグラム」のやり取りで取り込まれ、指示されていた。
オンライン上で北朝鮮に取り込まれてスパイ活動した現役将校の摘発は初めてだという。
いったい、なにが…?
じつは、この事件の約1ヵ月前には北朝鮮でも韓国へ情報を漏洩していたスパイを逮捕したと同じ様な事件が発生していた。
この様な情報収集に関する専門的訓練を受けていないスパイたちが存在する。
北朝鮮ではそう言った訓練を受けていない取り込んだスパイを総称で「8.3スパイ」と呼ぶ。
「8.3スパイ」とは、「8.3人民消費品」から派生した言葉だ。
これは、1984年8月3日、平壌で開かれた「全国軽工業製品展示場」を現地視察した金正日(キム・ジョンイル)が、全国の工場、企業所、協同団体、家内作業班、副業班などに、遊休資材や廃棄物、副産物を有効利用して、様々な生活必需品を作れと指示した「8.3人民消費品生産運動」から生まれたものだ。
すなわち、国家機関によって作られた正規商品ではない、家内協同組合による贋物製品を意味する表現である。
「8.3スパイ」とは、北朝鮮国家情報機関から体系的なスパイ訓練を受けずに、地方保衛機関によって、韓国情報機関を相手に諜報活動を行うために急造した「消費用スパイ」を意味する言葉だ。
それなら、北朝鮮はなぜ、このような消費用「8.3スパイ」を急造することになったことだろうか――。
北朝鮮「8.3スパイ」が産まれる“知られざる前夜”
北朝鮮で、「8.3スパイ」が初めて養成されたのは、1990年代中旬である。
「苦難の行軍」と呼ばれた大飢饉により、生活苦に陥って脱北する北朝鮮住民が極端に増え、北朝鮮国家保衛省(当時の国家安全保衛部)は、中国との国境沿線地域の保衛部に、脱北者の取り締まりおよび逮捕のための緊急対策案を立てるように指示した。
このとき、咸鏡北道保衛部から提出された対策案が、まさに「8.3スパイ」の前身である中国内の偽装脱北者を利用した「保衛部引き込み要員活用方案」であった。
豆満江を間において、中国と隣接している咸鏡北道地域は当時の村の人口を越えるほどの大量脱北が深刻となっていた。
そこで咸鏡北道保衛部は、中国に渡った脱北者を懐柔させて北に送還するために、偽装脱北者の工作員を養成して活用できるようにしてほしいという提議書を国家保安省に提出し、結果、金正日の最終承認を経て執行された。
咸鏡北道保衛部海外反探課(海外情報課)では、在中経験や脱北経験がある者の中から良い者を選抜し、「保衛部引き込み要員」として活用した。
これが、後の「8.3スパイ」の前身であった。
韓国に「偽装脱北工作員」を送り出せ…!
当初は、在中脱北者の探索および逮捕送還と、在中韓国人情報部員に対する諜報活動に焦点を合わせていたが、2000年代初頭に、東南アジアを通じて、400人余りの脱北者が、大韓航空チャーター機に乗って一斉に韓国に入国した事件が発生し、その任務と内容が大きく変わることになった。
中国ではなく韓国に、偽装脱北工作員を送り始めたのだ。
これに対して、当時この事業を主管した北朝鮮のある消息筋は、「これは、手のほどこしようもなく増える韓国への脱北行列に不安感を感じた保衛部が、韓国内に入国した脱北者に対する韓国社会の視線を同情や同胞愛的感情から北朝鮮のスパイに対する疑いと憎しみに変えるために作り出した、史上初の『8.3スパイ』制度であった」と伝えている。
初めは、中国の脱北者に対する懐柔と逮捕工作を目的に作られた偽装脱北者制度が、2000年代初頭からは韓国社会における脱北者に対する疑いや攪乱、内輪もめを目的とした「8.3スパイ」制度に変貌したのである。
それなら、北朝鮮地方保衛部は、果たしてどんな方法で、中国内で「保衛部引き込み要員」として活動した偽装脱北者を、韓国潜入用の「8.3スパイ」に急造したのだろうか。
「8.3スパイ」の急造過程と類型
北朝鮮と中国国境沿線地域の該当保衛部では、2000年代序盤から、中国に偽装脱北して工作中の「保衛部引き込み要員」を韓国潜入用の「8.3スパイ」に転換させるための教育過程を実施した。
最初が「秘密工作院誓約過程」だ。
「8.3スパイ」は、中国現地で、該当保衛員の要請で「秘密工作院誓約書」を作成し、自分たちの工作任務と潜入目的、活動方針に関する教育を受ける。
多くの「8.3スパイ」の任務は似ている。
韓国に入国した脱北者の近況調査、韓国内の急進左派勢力との連帯、主要な脱北者の暗殺、韓国の重要政治家に対するテロ、そしてインターネットを通じた韓国内における親北朝鮮世論の拡散などが、「8.3スパイ」の主要任務だ。
だが、このような工作任務を遂行することは、容易ではない。
北朝鮮で、専門的にスパイを養成している金正日政治軍事大学(130連絡所)でも、諜報収集を専門に担当する工作員班と、テロおよび破壊工作、暗殺を専門とする戦闘員班は、別々に存在する。
それだけ、諜報活動と破壊工作を同時に併行することは、訓練された専門のスパイでも容易ではないということだ。
ところが、「8.3スパイ」は、このすべての過程を、わずか1~2ヵ月以内という早さで終了し、韓国に入国する。
すると、脱北者調査過程で半数以上が自白するという現象が起き、その都度「北朝鮮スパイ逮捕」という見出しで、北朝鮮のスパイの存在が忘れられない程度の頻度で、韓国の各メディア紙面を飾るわけだ。
おかしな「連絡手段」
スパイを逮捕して調査する韓国の捜査機関では、偽装脱北者の「8.3スパイ」の情けなさを見て、「これが本当にスパイなのか?」と疑う者もいるほどだが、実はこれこそが北朝鮮地方保衛部で「8.3スパイ」を養成して韓国に送り込んだ理由だ。
彼らにとって「8.3スパイ」は、韓国社会から脱北者を徹底して隔離させるための「消費用カード」、それ以上でもそれ以下でもないのだ。
二番目の「8.3スパイ」速成課程は、韓国のスパイ制度に関する法律知識に熟達させることだ。
彼らは、韓国のスパイ関連法では、処罰がせいぜい5年にしかならないという事実に注目する。
どんなスパイ活動をしても、5年以上の刑罰を受けることはなく、また、5年間の刑執行過程における韓国の監獄生活がどのようなものなのかを教育する。
そうすることによって、「8.3スパイ」が逮捕されたときに怖気づかないようにできるし、監獄生活過程でも収監中である人々に対する情報収集教育も進められる。
さらには、刑期を終えて出所したあとも、北朝鮮政府は、「たとえ監獄で転向したとしても我々は最後まであなた方を信じる」という信頼教育もともに進める。
三番目は、連絡方法と手段に関する教育だ。
ほとんどの脱北者は、韓国に入国して6ヵ月後には、大韓民国パスポートの発給を受ける。
すると「8.3スパイ」は、観光やビジネス目的で、中国、ロシア、東南アジアなどへ出国する。
そしてその地で、自身を派遣した該当保衛員との密会を試みる。
問題は、そのような「8.3スパイ」の密会に対する、北朝鮮保衛員側のとてもおかしな対応だ。
韓国内部をかく乱せよ!
彼らは、「8.3スパイ」との密会場所を、ほとんど北朝鮮大使館や領事館近辺に定める。
韓国に入国した脱北者に対する身辺保護名分である、韓国警察の監視保護期間が5年ということを一番よく分かっている北朝鮮保衛員が、北朝鮮大使館や領事館近辺で「8.3スパイ」との密会を試みるのだ。
これは、わざわざ彼らの存在を韓国情報当局に知らせるためとしか思えない。
つまり、「8.3スパイ」の存在意義は、韓国政府に逮捕され、韓国内部をかく乱することにその目的があるということなのだ。
>これが本当だとすれば、日本は8.3スパイだらけやんけ!
まぁ南北朝鮮だけじゃなく、日本は世界のスパイ天国やから、仕方ないけど、立法府は寝てないで仕事をしろ!!
南鮮のパスポートで来ても、南鮮人か北朝鮮人か、日本人には区別はできない。
まぁ同民族やから分からなくて当然やけど、早くスパイ防止法を成立させ、南鮮と断交しろ!
スパイ防止法を成立させたくない奴(代議士)は、スパイだけ!
日本でも反日活動や文化の破壊をされてる!
もう、こういう人間を受け入れるのは止めろ!
特に帰化させるなんて有り得ないから、断交一択!
早期「スパイ防止法」を!
法制化で、刑期に死刑も含めろ!