新宮駅から神倉神社へ | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園内を走る鉄道の紹介と風景の発見
車窓から眺めて「これはいい」と感じた風景の散策記

[国立公園鉄道の探索]

新宮駅から神倉神社へ

(吉野熊野国立公園)

 

 

 

名古屋駅から新宮駅まで、特急「南紀」で移動します。

 

 

 

 

 

2023年7月からは、ハイブリッド車両HC85系気動車で運行されるようになりました。

 

 

 

熊野川(新宮川)を渡ると和歌山県の新宮へ入ります。

 

 

 

新宮駅から神倉神社へ向かいます。

 

 

神倉神社は、新宮市街地の西側に伸びる山稜・千穂ヶ峰の一角にあります。

かみくらじんじゃとも、かんのくらじんじゃとも呼ばれます。

 

 

 

 

神倉神社は、熊野三山の一つ・熊野速玉大社の摂社と紹介されています。

 

 

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する登録資産であることを示す石碑も掲げられています。

 

 

 

 

 

 

 

参拝するためには、たいへん急な石段を登ることになります。

 

 

 

 

 

「鎌倉積み石段」と呼ばれるこの538段の石段、最初は急で怖さも感じましたが、馴染んでいく相応に歩きやい、と感じられるようになりました。

 

 

 

 

石段を登りきると、大きな岩と社殿が現れます。

 

 

振り返れば、新宮市街地の向こう側に、青々と太平洋の大海原が広がっていました。

 

 

社殿の背後にあるゴトビキ岩という巨石がご神体として祀られています。

 

 

こちら側から参拝します。

 

「熊野権現垂迹縁起」では、熊野権現が西日本各地の霊山を巡った後、熊野で最初に降臨した場所と伝えられています。

 

 

 

頂上近くからは、熊野川河口も見渡せます。

 

 

 

広い世界へ通じる海が間近に望まれます。

 

神倉神社のある千穂ヶ峰は、吉野熊野国立公園の指定区域ともなっています。