ひかり633号の車窓から眺めた富士山 | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

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ひかり633号の車窓から眺めた富士山

 

 

 

東京駅7時33分発新大阪行きの東海道新幹線「ひかり633号」に乗って西へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

東海道新幹線に乗る時、私は通常A席に座ります。

これは、私の特殊な趣味の問題なのですが、この席だと途中で、世界屈指の変動帯を通過していることを体感できる区間があるからです。

 

それはともかくと致しまして、新大阪方面に向かって右側のA席に座りますと、残念なことに、富士山が見える地点が極めて限られます。

そこで、今回は「のぞみ」ではなく、「ひかり」の自由席に乗って随時、進行方向左側へ移動しながら富士山を眺めてみたいと思います。

東海道新幹線「ひかり」号は、前後を「のぞみ」に挟まれて走る運用がなされ、しかも1~5号車まで自由席が5両ありますので、号車によってはかなり席に余裕があり、その都度A席からE席へ移動が可能な場合があります。

「のぞみ」号の場合は、なかなかそうはまいりません。

 

 

 

 

 

 

 

新横浜~小田原間、E席へ移動します。

小田原が近づくころ、富士山が姿を現しました。

右手、物流センターの建物の背後の山は大山です。

 

 

 

小田原駅に接近します。

富士山の右側手前には矢倉岳も突起して見えています。

 

 

 

 

 

 

三島~新富士間では、E席からそのもっとも秀麗な姿を仰ぎ見ることができます。

最初は、愛鷹山の裾野の向こう側に望まれます。

 

 

 

 

 

新富士駅近くでは、全容が望まれました。

 

 

静岡駅を過ぎ、A席へ戻ります。

安倍川を渡ると、ここで東海道新幹線下り線で唯一進行方向左側、つまりA席から富士山が見える箇所があります。

視認できる機会が限られているため、

見えた時は「幸せの左富士」ともいわれる区間です。

 

 

 

この地点でもっとくっきりと左富士が見えたはずなんですか゛。

今は大分高い建物ができ始めたようです。

レアな景観保全のために高さ制限を設ける、というわけにもいきませんよね。

 

 

 

 

この日は快晴でしたから、浜名湖も綺麗に望まれました。

 

 

 

名古屋に到着しました。

ここでひかり633号を降り在来線へ乗り換えます。

 

なかなか素晴らしい車窓行となりました。