伊豆急行線・城ヶ崎海岸駅 (富士箱根伊豆国立公園) | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

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国立公園内を走る鉄道の紹介と風景の発見
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[国立公園鉄道の探索]

伊豆急行線・城ヶ崎海岸駅

(富士箱根伊豆国立公園)

 

 

 

伊豆急行線(伊東~伊豆急下田 45.7km)の城ヶ崎海岸駅(伊東起点13.92km)にやってきました。

 

富士箱根伊豆国立公園の指定区域内にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城ヶ崎海岸駅は標高90mのところにあります。

一つ手前の富戸駅の標高は100m、

その手前の川奈駅の標高は112m

 

伊豆急行線は、川奈駅付近から伊豆高原駅付近にかけて、高台を走ります。

 

このうち、城ヶ崎海岸駅付近から伊豆高原駅付近では、大室山周辺の溶岩台地を通ります。

 

この溶岩台地は、伊豆急行線が開通したころ、別荘地として開発され「伊豆高原」と呼ばれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城ヶ崎海岸駅は、ログハウス造りの駅舎になっています。

 

 

伊豆急行線が開業したのは、1961(昭和36年)12月。

 

開通30周年記念事業として、1991年、城ヶ崎海岸駅にログハウス駅舎が建設されました。

 

この案内版には、

ログハウスの権威であるB アラン・マッキー氏が、カナダでの仮組みから完成までの工法を監督したこと、

 

ログ(丸太)はカナダバンクーバー島産の樹齢240~270年のレッドシ-ダ-(カナダ杉)で、総数は221本、長さの合計は1040m

になることなどが記されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この跨線橋、なかなか見晴らしも素晴らしい。

 

 

 

特急「踊り子」が通過していきました。

 

 

 

天城山も見えました。

明朝、ここに登ってみたいと思います。

 

 

保養地の小径の彼方に大室山(580m)が見えました。

 

「伊豆高原」は、4000年前、この大室山の火山活動で形成されたといわれています。

 

 

 

 

「伊豆高原」から、相模湾の蒼い潮を隔てて伊豆大島を望みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この保養所で一泊した後、天城山に向かい、

東斜面から、伊豆急行線が建設され、別荘地帯が開発された大室山の溶岩台地がいかなる風景帯を創り出しているのか、

眺めてみたいと思います。