由布院駅一日駅長を務めさせていただきました | 小倉沙耶のやわやわ日和

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1月30日に、久大本線由布院駅留置中のゆふいんの森Ⅰ世号車内にて結婚式を挙げたことは、ブログでもお伝えいたしました→こちら

そのご縁で3月1日に、同じく由布院駅で行われた久大本線全線開通出発式に、夫婦共々一日駅長としてお招きいただきました。
令和2年7月豪雨の影響で不通となっていた久大本線。

不通区間のうち、由布院~庄内間は2月13日に運転再開。

そして3月1日に豊後森~由布院間が運転再開となり、めでたく全線開通となりました。

不通区間の中心付近に位置する由布院駅で結ばれた我々が、久大本線の全線開通という「結ばれる」瞬間に立ち合い、久大本線の末永い安全・安定輸送を見守る…という趣旨で一日駅長の打診をいただき、ありがたくお受けした次第です。

当日は駅長用制服を着用させていただき、実藤由布院駅長から委嘱状を頂戴しました。

朝は小雨が降っていましたが、式典が始まる頃には穏やかな天候に。
春らしい暖かな日差しの中、式典がスタート。
JR九州青柳社長によるご挨拶の後、復旧区間を通ってゆふいんの森1号が由布院駅に到着。

来賓の広瀬大分県知事、相馬由布市長がお話しされ、車両の前でご来賓の皆様と青柳社長、JR九州貞苅大分支社長によるテープカットが行われました。


その後、いよいよ我々の出番。
実藤駅長とご一緒に、博多行きのゆふいんの森2号の出発合図を出させていただきました。


大役を果たしホッとしたのもつかの間、青柳社長、広瀬知事に続いて、我々も囲み取材に応じました。

メインは先のお二方なので、我々の時にはお帰りになられたマスコミの方もいらっしゃいましたが、それでも目の前にはずらりと人が。
普段MCや講演、トークショーなどでお話しするのとは違う緊張がありました…。
そんな中でしたが、皆様の目の前で
「私たちは鉄道が好きで、ゆふいんの森号の中で結婚式を挙げましたが、それと同じくらい湯布院のまちが大好きです。コロナ禍でインバウンドや日本人観光客が減り、人のいない湯の壺街道を見てどれだけ悲しかったか。だからこそ、自分たちでJR九州さんに車両をお借りさせていただくのではなく、地元の湯布院ウェディングさんにプロデュース全般をお願いし、衣装やギフト、お花などなるべく大分・湯布院のまちに貢献…といったらおこがましいですが、恩返しをしたかったのです」
と、きちんと想いをお伝えできて良かったです。
ちなみに、囲み取材の時にちょっとアワアワとなり恥ずかしかったエピソードが…
そのことは本日、3月5日20時から初回放送のラジオ
メディアスエフエム
「気になるカルチャー 小倉沙耶の鉄道物語」
をお聴きください→こちら
リピート放送は
3月6日(土)の19時~・3月12日(金)の20時~・3月13日(土)の19時~です。

式典が終わってホッとした頃、挙式を行ったゆふいんの森Ⅰ世号が由布院駅に到着。

やっぱり、動いている姿を見られるのは幸せです。

式典には、挙式をコーディネートしてくださった湯布院ウェディングの式田さんもかけつけてくださいました。


終了後、湯布院の観光地である湯の壺街道を散策。
まだまだ賑わいとまではいきませんが、楽し気に食べ歩きをする女性グループやカップルの姿なども見え、嬉しくなりました。
お土産屋さんには、ゆふいんの森号をモチーフにしたものもちらほらあります。
私たちもいくつか持っていますが、改めて、この列車は湯布院のシンボル的存在なのだと感じました。
ゆふいんの森、そして久大本線が、これからも皆様のご縁を繋ぎますように…
ご縁をくださったJR九州大分支社の皆様、実藤駅長をはじめ由布院駅の皆様、そしてわざわざお越しくださった皆様、遠くから見守ってくださった皆様に改めて御礼を申し上げます。

 

帰路はゆふいんの森Ⅰ世号(ゆふいんの森4号)で。

遅い昼ごはんは、車内販売のゆふいんわっぱとだし巻き卵。

ホッとしたのかお腹が減っていて、ぺろりと平らげました(笑)