国語の先生のmy Pick
新型コロナウィルスのワクチン接種が始まりました。
数に限りがあるため、優先順位が設けられ、それは自治体に任されているようです。
当初は、まず医療従事者から、それから高齢者という順番だったはず。
それが、医療従事者への接種が終わらないうちに高齢者への接種が始まった自治体が多いようです。
これに対して、私は素朴な疑問を持ちました。
それは「施設や自宅などからほとんど出ることがなく不特定多数の人との接触の可能性が少ない高齢者を
医療従事者より先にするのはおかしいのではないか?」ということです。
もちろん、高齢者を後回しにしろとかどうでもいいとか言っているわけではありません。
私にも80代後半の母がいて、かかってほしくない気持ちは当然ありますから。
ワクチンが十分に行き渡るだけあるんなら、高齢者優先でもいいんですよ。時間差の問題なので。
でも、高齢者に接種している医療従事者自身がワクチンを打っていないのに、というところに疑問を感じるんです。
高齢者を優先するのは、ひとえに感染したら重篤化する、命に関わる可能性が高いからだけでしょうか?
施設なら外部からウィルスを持ち込まなければいいし、自宅なら外出せず不特定多数の人と接触しなければ感染しないわけです。
人と接する機会が少ない高齢者より、
沢山の人と接する、そして感染すると多くの人に影響が出る医療従事者、福祉関係の人、
インフラ交通関係者、警察消防などが優先のような気もするのですが。
高齢者にワクチン接種している医療従事者自身が、予防できていないなんて笑い話にもならないですよ。
感染後の死亡率は確かに高齢者は圧倒的に高いでしょう。
でもそれ以前の感染率を考えたら、不特定多数と接する機会が多い、
そうしないと社会が回らない立場の人の予防を優先すべきだと思うんですけれど。
施設などには誰かが持ち込まなければ(出入りする人が全員予防していれば)感染しない、
でも一般社会で動いていれば感染の可能性はあるわけですから。
発展途上の国では、まず若者からワクチン接種という国もあるそうです。
経済などの余裕がないので、高齢者を顧みるゆとりがないということでしょう。
日本の場合は、経済的なゆとりはある程度あるので、高齢者を見殺しにするようなことはできないのでしょうけれど、
実際、労働力である若者が働けなくなったら、経済は立ち行かないし、高齢者の介護などの人手もなくなるわけですよね。
若者を守るということはひいては高齢者も守るということにつながると思うのですが。
施設などで一斉に接種すれば数がこなせる、つまり効率の問題だという説もありますが、
一方では「政治的配慮」が理由だという話も耳にしています。
つまりは「票になりやすい、議席に繋がりやすいこと」で優先順位が決められているということです。
命を、政争の道具にされたくないですね。
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