夏期講習、大事です。
いや、今更そんな…というお声が聞こえてきそうですが。
ともかく、大事。
大事な理由として、
6年生…総復習で、後期から過去問など発展学習が主となり、基礎を振り返る明確な時間として必要。
5年生…特に社会。地理の総復習で、以降は6年生まで振り返る機会がうすい。他教科であっても、基礎基本となるものが多い。
などなど。
傷が浅くてすむそれより下は、割愛。
というわけで、カンニングの問題点として、
基礎学力の定着を妨げるもの
として、働くことがあります。
今後の学習を考えると、悪としか断じる要素がないのですが、
お子様の視点からならば、いかがが?
「答えを写しちゃえば、すぐ終わって休める(遊べる)」
「苦手で、大変で、時間がかかって、しかもよくわからないものだから、やるのがとにかくイヤ」
などなど。
うん、まぁ、大人でも、ある種似たような手抜き、考えたくなるようなストレスでもあり…。
うん、動機に理解はできます。
(…それを、認めるかどうかは、さておき)
まず、カンニングかどうか、正しく見分けることが大事。
① カンニングの見つけ方(事後)
・所要時間があきらかに短い。
・解答欄だけ埋まっていて、試行錯誤した跡が見えない。
など、ありましょう。
とはいえ、決定打としては、扱えません。
一番簡単なのが、
記述問題の解答
をチェックすること、です。
模範解答、大人が、さらに申すと、
この業界に長い時間携わっている経験者が、
推敲して作っているものです。
現在小学生のお子様が、同じものを書くのは、
ほぼほぼありえない、となります。
(テキストレベルによりますが、本文を抜き出しただけで済むようなレベルのものは、さすがにないでしょう)
また、それはお子様自身も理解していて、
模範解答から、数文字、数単語、数文節引っこ抜いたものを写す
という手法をとるのが、主流となります。
それゆえ、パッと見て、写してないな、とはなるのですが、
よくよく見ると、
それ以外が完全に一致。
引っこ抜いた部分が文意に必要なために、一文を通して読むと、不自然なものとなっている。
などが、挙げられます。
なお、この引っこ抜く作業において、特に多いのが、
・修飾語を省く。
・理由にあたるものが複数並記されているものが、1個か2個、省かれている。
となります。
目安として、ご活用ください。
② 今、まさにカンニングをしているのかも…というとき
おやつとかお持ちになって、不意に学習中のお子様に声をかけたときに、
問題を解いているときに、解答・解説が開いてあった、などもありましょう。
正直、これは、断定できる要素ではありません。
たまたま開いていた、ということ、ありえます。
もっと言うと、ほんとに計画的にカンニングをしようとされている場合、
ばれないように行うもの、でもあります。
このような記事を綴っていてなんですが、
むやみに、やたらに、疑うのは、反対です。
③ 大人からすればカンニングかと思えるけれど、お子様からすればそうではない、というもの
上記の、解答・解説が開いてあった、というものも、そうですが、
自己採点のやり方、できないときの対応の仕方、というものが、
教わったことがない、というか、意図して教わる、教える人間も多くない領域のものでしょうから、
大人からすれば、なんだそのやり方?というもの、
散見されます。
以下、実際に見聞きした例なのですが、
・すぐにあっているかどうか、確認できるようにするために、問題を解く前に、解答用紙のどこかしらに、解答を書く。
・できたもの、できないものが混在するなか、できないものは完全に空欄として、丸付けの段階で、答えを鉛筆で写すことをする。
(赤ペンで書くのと同じ感覚でする)
などなどなど…。
大人からすれば、カンニングじゃん、というものを、
その意図なく、気持ちなく、やっている場合があります。
見分けること、ちょいと、困難。
お子様からすれば、そんなつもりはないのに、
そう断じられること、プライドを傷つけられたことに繋がりかねないです。
④ そもそも、カンニングをさせないために。
定番ですが、解答の冊子を親御様が管理を。
ただ、ほんと~~~に、ごくまれに、
「金庫に入れていたものを、お子様がどうにかして開けて、突破した」
ということも。
あるいは、上記の自己採点の仕方、できないときの対応の明確化もよし。
・自力で答えを導きだせなかったものは、必ず赤ペンで書く。
・最後まで答えがでせなかったものは、途中までよいので、残し、どこまで書いたのか、分かるようにする。
・完全な〇の解答でなかったものは、自身の足りないものを示すもので重要だ、と認識させ、どれだけ拙いものであっても、お子様が解答を残すようにする。
などなどなど…。。。
なお、入試問題を取り組まれている場合、
・ネットで解答を公表している学校のHP、塾のHPから、見る。
・書店に行き、過去問売り場へより、解答を覚えてくる。
などのある、とは、そえておきます。
⑤ カンニングがほんとにあったら…
まず、それをやめさせることが、最大の目標になります。
受験を、塾を、やめさせることは、
お子様がカンニングをすることの意義をなくすことになり、
カンニングをやめさせることに繋がりますが…。。。
この夏の最大の目的でもある、
基礎力を定着させる
それを妨げることであることから、カンニングを避けたいのであって、
その目的がブレてしまわないように、とは思います。
カンニングそのもの動機は、いくつもあるでしょうが、
ストレス
というものが、何よりもあるでしょう。
勉強からのストレスではありますが、
勉強そのものをやめさせることは、本末転倒になってしまいます。
解答・解説を管理し、その手段を制限しただけではなく、
可能ならば、動機の根底にある、ストレスも減少を、とは思います。
何がお子様のストレス解消になるかはわかりませんが、
意識して、勉強そのものから、一時的(数時間から、最長1日)に離れることも、アリでしょう。
趣味の時間をひさびさにとるもよし、ではあるとは思います。
念のために、申しておきますが、
一時的に勉強から離れるくらいでもした方がよいくらい、
カンニングによる学習効率の悪さが目立った場合の対処、として触れています。
毎日のようにお子様の自由時間がかなりあるご家庭や、
カンニングが常態化してしまっている場合は、
上記の方法では、効果が薄い、とそえておきます。
…決して、疑うことを勧めているわけではありません。
疑わないような環境を作る、という心持で、とは思いますし、
これまでそんなことと無縁で取り組まれていた、というのであれば、そのままに、とは思います。
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吉祥寺にあります、AMPという塾にて、
国語を教えています
追加として、こちらも
Q&A | AMP 受験算数・国語専門塾 (amp01.com)
お問い合わせが多かったもの、
Q&Aとして、記しております
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