文章について
5年生から、度々障碍をもった人を扱う文章が出ています
ただ、文章毎に関係性が異なり、ひとつだけの見方にとらわれないように、とカリキュラムは練られています
この文章では、すれ違うだけの、他人という関係を扱っています
友人関係であれば「対等」という関係性が、中学受験の国語では「正解」になります
(道徳的なことや、思想どうこうでなく、そういった暗黙の了解があります。文章題を解くうえで「テーマ(主題)」という概念が極めて有効です。詳しくは別項目にてふれます)
他人であれば、その障碍というハンディキャップに対して、理解し、(可能であれば)手助けをする
ごく簡単にまとめていますが、ともかく、捉え方が関係性により異なる、ということは知っておいてほしいです
設問について
サピックスの生徒の国語の記述のやり方で、パターンをもとに機械的に処理する、ということがあります
特に思考もなく、与えられた設問から、答えに使う場所を探し、書く、というものです
ロークラスのお子様でも、他塾生よりも手を動かし、部分点をもぎ取れるのも、その処理力あってでしょう
しかし、その機械的なやり方、思考の無さ故に間違うケースもよく見ます
たとえば
問2「眩しすぎる存在」と捉える理由を答える問いで
「うらやましいから」「あこがれるから」
と、答える生徒がいます
‥犬に、「うらやましい」「あこがれる」という感情を抱くことがどれほどあるのか‥
これも機械的に「眩しすぎる」という言葉を解釈した結果です
パターンの弱さが出る問題でもあります
今後、パターンで解く際、設問の分析をしてから、ということを意識しましょう
また、今回の設問の全体傾向ともいえるものですが、
傍線部分と問われているものが、微妙にズレがあります
ストレートに、傍線部分に、「なぜ」「どのような」ということを問うのでなく、
設問文にちょっとだけ、つけたされているのがあって、
それをもとに答える、というものです
(…条件が付けくわえられた、と、言えばそうかもなんですが、
そこまでのものでもないくらいに、微妙なつけたし…)
というわけで、解くときに、ほんの少しでも、機械的に処理すること、やらないようにしよう、と思うだけで、
サクサクと点数がとれる傾向のものです
全問はしんどいので、ピックアップしたものだけ。
問4、7、12は本来ならば良問なのですが、本文・設問の不十分な書き方から、答えが分かれてしまうことがあります
これらの設問で間違っている場合、丁寧に理由を拾うようにしています
設問の読み取りのミスですが、これらの設問に関しては、私は生徒に非があるとは思いません
生徒に、なぜ不正解にされたのか、理由を示し、納得させることが重要だと考えます
算数などと違い、間違いであっても、生徒は納得せず、引きずる場合があります
(クラスレベルに関係なく、そういうお子様がいらっしゃいます。‥納得できないポイントに大きな違いはありますが)
国語という教科の性質上、絶対的に正しい、ということを示しにくい面があります
だからといって、その場その場で基準が変わってしまうと、生徒も混乱してしまいます
問4、地味に影響を与えるのですが、
「あなたたち」という言葉を発したのはだれか?というもの。
女性の友人がそう言って、女性がそのまま発したのか、
女性の友人が別の言葉で表現して、女性がこの言葉で表現して発したのか、
で、お子様がどうかくのか、結構左右される印象。
後者であれば、模範解答寄りになり、
前者だと、ちょっとだけ、模範解答に踏み込めないくらいの温度のものになる感じ?
問7、省略。
問12、こいつも、地味に…。
視覚障害者、という指示です
つまり、盲導犬を連れた女性だけなく、
白杖の紳士も含まれます
前者だけだと、盲導犬への認識変化のもの書いてしまいます
(白杖の紳士については、「きっかけ」として扱う感じ)
しかし、設問で、「二人の出会いを通して」とあるので、
二人の出会いが、「きっかけ」となり…
となって、そこから考えよう、となります
…と、以上です。
…ただ、「考える」ってことば、それをしろって指示する先生がいても、
じゃあ具体的にどうすることが、「考える」ことなのか、
言語化して指示する講師は、ほぼほぼいませんので、お子様にとっては、それなりに、負担…。
ひとまずは、担当講師をご信頼なさってくださいまし。


