GW講習、お疲れさまでした。
あるいは、お昼ご飯の連日作製、お疲れさまでした。
というわけで、ブログ、再開。
さて、タイトル通りのことを。
すでに受験を終えられた生徒さんのお話。
とある塾にお通いだったのですが、
なかなかに、放置されてしまっていた、という状況でした。
そのために、こちらにお越しになったのですが…。
国語が苦手、ということ、伺っていたので、
まぁ、まずは、漢字のチェックかなぁ、と。
というわけで、小学一年生の漢字からチェックを。
すると、
「左」と、「右」。
それぞれ、間違って、反対に書いていました。
…ふむ。
これまで、そういうケース、ないわけではなかったです。
ご本人曰く、ちょっと間違えちゃった、とのことで、
いきなりそのできないところばかりに注目するのもなんなので、
後日、改めてチェック。
うむ、まちがえる。
というわけで、クラスメイトの苗字の確認。
「佐藤」さんが、いらっしゃる。
形声文字の紹介、などをして、
「佐」が、「サ」と読むのは、前後左右の、「サ」からきてる、
と、音読みの定着を図る。
そして、後日、音読みの確認をしたあとに、訓読みの確認、
と、段階を踏んで、チェック。
そのときは、入ったのですが…
それから、しばらくして、改めて、確認すると、
まちがえる…。
なんか、その間違い方に違和感があったのですが、
いったん、保留。
そのあと、別の間違えた漢字、「就」をどう書くのか、その紹介をするときに、
「『京』って、字を、左にまず書こう」
と、指示。
すると、マスの右側に書く…。。。
やはり…!!
うん、字をどう読むのか、どう書くのか、ということ以前の段階として、
そもそも、左と右、という相対的な方向を指す言葉の概念そのものが、あいまいだったことが、判明…。。。
うん、そりゃあ、ちょっと定着むずいよ、と。
漢字学習、書ければ、読めれば、ということを、
まず、練習します。
しかし、その練習でもなかなかに、定着できないものも。
・似ている漢字にひっぱられる
・画数が多い
・字形が複雑
・同時期に、同じ部首・つくり・読みのものを複数新出漢字として扱った
などの要素によって、間違うこと、誘発されます。
そして、なかなかに、見落としがちなのが、
「漢字が指し示すもの・概念がよくわかっていない」
という場合も。
…基本的には、先に挙げた方が、不定着の原因として多いのですが、
なかには、そればかりではない、ということも。
漢字の意味の確認として、語義・由来なども説明されているものもがりますが、
お子様が基本的にイメージするきっかけは、
その漢字の、比較的意味がくみ取りやすい訓読み
使用例として複数提示されているその漢字そのもの、それを含む熟語などがある例文
などによります。
当然ながら、
・その訓読みになじみがない
・使われている熟語になじみがない
(新出漢字だけでなく、もう片方に使われている漢字そのものになじみがあるかどうかにも左右されます。あ、二字熟語としてのお話です)
などにより、イメージしづらい場合も、あります。
…もし、何度も間違えてしまっている漢字があれば、
漢字そのもの、つまり、訓読みの意味、よく使われる熟語などの意味の確認をすることも、視野に。
…すべての漢字、新出段階でそこまでやっていたら、
時間がいくらあっても足りなくなるので、
あくまで、定着が悪いものに限定されます。
…いやぁ、もちろん、はじめから怪しそうだ、というのが、
わかっていれば、そのときにでも、とは思いますが。
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吉祥寺にあります、AMPという塾にて、
国語を教えています
追加として、こちらも
Q&A | AMP 受験算数・国語専門塾 (amp01.com)
お問い合わせが多かったもの、
Q&Aとして、記しております
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