ちょいと、しばらく、サピックスさんに寄せた記事をしばしば綴っていきます。
コトノハ
味気ないの言い換えとして示されている、
「砂をかむような」
は、大事、というか、テストなどで、間違った意味合いでの例文が作りやすいです。
是非に覚えましょう。
「有頂天」「とりこ」も大事。
前者、気持ち言葉として、使われます。
後者、お子様の日常の語彙になく、そして、気持ちを表す状態・様子の表現でも使われます。
どっちも、物語文の土台として、大事。
* コトノハの解説について
多分、4年生から受験終了までの期間での国語テキストにおいて
最も丁寧かつ有意義な解説が載っています。
問7のものだけでも、ぜひともお目通しを。
読解メソッド
解説、省略。
読解演習
選択問題、抜き出し問題、そして、テストでの時間配分などを意識していくために、
極めて重要な教材です。
サピックスで扱っていない、あるいは、家庭学習にでも出ていない、など、あるかと思いますが、
なるべく、取り組むべきものです。
* A授業でのデイリーチェック対策でお時間がとられてしまい、取り組む時間がない、などの場合は、致し方ないですが…。
ただ、本当にそうならば、むしろ、転塾された方がよいかもしれません。
文章について
良いですね。
母親が帰ってこない
という同じできごとなのに、その内実が大きく異なる、というもの。
人によって、状況が、背景が異なることを、端的に示していて、よいものです。
設問について
まず、申しておきたいこととして、
全問正解するのは、難しい
ということです。
問1・2
もしこれが、記述問題だとして、
正解の選択肢のものを書けるのは、6年生になってから、というくらいのレベルのものです。
つまり、お子様にとって、言語化しづらいものを、
選択肢文が導いてくれています。
問1、不幸な境遇であっても、自分たちと同じものを抱いていると思われる相手がいるのは、うれしい。
問2、比喩的な表現の理解が試されていて、「ほらあな」がなんなのかも、確認を。
仮に正解できていたとしても、傍線前半部分から推測し、比喩部分から正答に至っていない、ということが容易に考えられます。
比喩のスモールステップとして、ぜひに、その理解を。
〈正しく読めたかな〉も、かなり大事。
何が大事って、本文を振り返るクセの形成に、です。
多くのお子様、まず、記憶でやろうとします。
これで成功体験を積むと、
「問題を解くとき、本文見なくていいや」
という発想になりがち。
そういう意味では、これで間違えてしまった場合、
本文を振り返ることの重要性を説く契機と思いましょう。
漢字の学習
「群」、テキストの気をつけて、とある部分以外にも、
「羊」部分の、横棒の数、注意します。
「観」、6画目の点を、そのすぐ下の縦棒と一体化させてしまうこと、まま見ます。
一文字ずつ練習しているところはできているのに、読み書きの部分で破綻していることも。
「旗」、おそらく、このテキストで一番間違いやすい漢字です。
右上の部分、5・6画目の部分が、いつの間にかなくなっているケース、あります。
また、右側の横棒の数も。
「寒」や、「構」などの字に引きずられ、
横棒の数が、あるいは、横棒が縦棒を突き出してしまう、
などなど、多様な間違い方があります。
…と、以上です。
Aテキストの学習、くれぐれも、軽視なさらずに、と願います。
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吉祥寺にあります、AMPという塾にて、
国語を教えています
追加として、こちらも
Q&A | AMP 受験算数・国語専門塾 (amp01.com)
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Q&Aとして、記しております
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