国語の復習の目的 文章のパターンを把握する | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

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中学受験と国語、まれに育児、ゆる~~く綴ります。

リサイクル記事なので、何年も前の曲になりますが……

 

当時、ツイッターで話題の、岡崎体育さんのミュージックPVネタの、ミュージックPVです

 

 

 

 

 

ぜひ、音声とともに、ご視聴ください

 

大変すばらしい映像・歌詞です

 

ミュージックビデオのあるあるネタを、歌にして、その歌のミュージックビデオで再現している、というものです

 

この歌を聴いていて、まさに国語の文章題の復習が大事だなぁ、と思いました

 

(すぐに職業に結び付けるのは、よろしゅうないところですね…)


 

中学入試で出題されるような文章ならば、だいたいの展開は読めます

 

人物の立ち位置(職業・口調なども)から、どのような役回りか、ということも

 

ストーリー重視の小説が多くなってきた昨今、予想の裏をかこう、とした作品が多くなりすぎてしまったので、中学入試で問われるようなものでは、予想の裏切り方は、想定内のものでしかないです

 

お子様にそこまでは求めることはしませんが(知識量がべらぼうなお子様でも、私と違って楽しんで読む、ということが多いですから…)、

 

その土台となるべきものは、ある程度はほしいところ

 

それの頻出のものとして、物語文のテーマ、というものがあります

 

これまた、この間の削除余波で削ってしまった記事ですけれど……

 

(ああ、これも、改めて記事にしないと……)


 

どういうものか

 

連れ合いと死別した親が、再婚する

 

という舞台設定があるとしましょう

 

パターン、明確です

 

主人公でもある子どもの反応、大別して二つ

 

① 死んでしまった父親のことを忘れて再婚する母親、再婚相手の対する嫌悪

 

(なぜか、死別のち再婚という設定、父親が亡くなって、というケース多し)

 

② 表面的には受け入れるけれど、心の奥底では、受け入れきれていない

 

どちらかです

 

主人公に兄弟がいる場合、上記①・②ともに、分散され配置されること多し

 

(①は、主人公が比較的幼い、②は、比較的早熟、というパターンです)


 

では、そこからどのような展開になるのか、という点ですが、

 

再婚相手と一対一で話して、亡き父親への配慮、あるいは、母親への思いを聞いて、受け入れる

 

というもの、多し


 

ざっくり言うと

 

再婚への葛藤 → 再婚相手の想いを知る → 受け入れ

 

というパターンです


 

個々により、多様な、微妙な差異はありますが、おおむね、上記の流れとなります

 

そういったパターンを少しずつおさえること、重要です

 

(というか、物語文ならば、それがかなりの割合を占める、復習ポイントです)


 

サピックスさん、5年生、夏期講習末尾から、「死」・「障害」などのテーマ、意図してか、連鎖します

 

四谷大塚さん、6年生テキストにて、そのパターンを、問題の文章の前に、複数紹介する構成になりました

 

大手塾さんが、意識して、カリキュラム構成・テキスト改訂されているものです

 

学び手がそれを軽視するのは、せっかくのメリットを享受できない状況になってしまいます

 

非常に、もったいない……


 

テーマ、というと大げさですが、要は、

 

お子様がなじみが無い舞台設定は、同種の展開になりやすく、その類例を知っておくことで、解けるようになる

 

ということを、意識しましょう

 

……きちんと指導する人がいないと、ちょっと機械的にこなし過ぎてしまうきらいがありますが……

 

サピックス生ならば、なんでもかんでも記述は、変化前・きっかけ・変化後、を書いてしまう、

 

上記の再婚の流れ、途中までの葛藤したところまでの掲載分なのに、受け入れた、というところまでの内容を書いてしまう、など

 

少々注意が必要な部分もありますが、その流れ、意識するにこしたことはないです

 

授業を受けてから、その文章、いっさい触れていない、なんてことはないですよね?

 

あるいは、ご自宅で文章を再読することなく、いきなり問題を解いてしまう、なんてことも


 

同じ文章が入試に出題されることは、極めてまれです

 

(サピックスさん関西進出後初年度の、灘SSの的中なんてのは、もう起こらない域のものでしょう)

 

しかし、同種の展開のモノ、となると、話は変わってきます

 

国語、軽視されることなく、復習を行いましょう




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