集団塾で習うこと、あるいは、矛盾をはらむ教育 | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

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中学受験と国語、まれに育児、ゆる~~く綴ります。

いきなりですが……

 

困る……

 

個別指導において、きめ細やかさ、弱点の穴埋め、などをお求めになる方、多いのですが……

 

集団塾でそこはやっているよね、と思っていた部分を習っていない場合もあり、教えることが増え、時間が足りなくなってしまうことが……

 

非常に、困る……


 

国語に限らず、授業で習うべきこと

 

① 体系化された知識の伝授

 

② 読解問題の解法

 

この二つは、集団塾で身につけてほしいところなのですが……

 

いずれも、身についていないケースあり


 

集団塾の方が悪い、ということでなく、

 

(そういうケース、ないわけではないですが……)

 

どうやら、国語の授業というもので、何を習うのか、それを意識されていない生徒さんがそれなりにいらっしゃるよう……


 

教える側が、この授業で、これを身につけてほしい、というもの、

 

それが明確なものにできていないケースもあります

 

理解可能なまでに言語化し、実行可能なまでに簡略化していないと、お子様、なかなか大変なのは、確か……


 

しかしそれが提示されていても、お子様が文章を読んでおしまい、とされるケース、あります……

 

・国語の授業、板書はちゃんととっていますか

 

・先生の口頭の説明で、必要なもの、メモしていますか

 

・解き方を教わったら、ご自宅でそれを再現して解こうとされていますか

 

などなど……


 

偏差値が上がらない、だから、個別だ家庭教師だ親塾だ別教材だ、となる前に、

 

ちょっと、授業の受け方の見直しをされるのも、よいかと。。。


 

指導講師に、経験を求める親御様、多くいらっしゃいます

 

多く、というか、皆様そうでしょうか

 

さて、指導される側のお子様、いかがでしょうか


 

何年も、生徒というお立場に、すでにいらっしゃいますよね

 

教わる側としての経験年数は、学生バイトの教える側としての経験よりも、長いでしょう


 

変な言い方ですが、教わる側としてそれなりに経験を積んでいる、と表現できます

 

ならば、

 

授業でこういうことをしよう

 

こういうことに気をかけよう

 

こういうことがあったら必ず質問しよう

 

などの発想をお持ちになっても、よいかと思います

 

受験学年ならば。新五年以下だと、それができるお子様、少数です

 

しかし、それができているお子様、例外なく、成績を伸ばしています

 

主体性、という言葉に、まとめることができるかもしれません


 

……授業で何を意識して学ぶのか、というのを教える講師は多くはありません

 

ましてや、

 

主体性を持って学ぶ、ということ自体を、教育する側が教える

 

という、なかなかに、矛盾をはらんだことでもあります

 

(そういうことから、「教えない塾」というのが、なかなかに流行していますが……

 

いやはや……)


 

とはいえ、卵が先か鶏が先か……

 

順番は気にせずに、主体的に何を学ぶのか、それを教わることも、重要でしょう

 

授業時に、こういうことに気をつけて、ということを、言語化し、実行できるレベルまで、引き下げたものを提示すること、大事です

 

それは、まぁ、いずれ、そのうちに……




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