というわけで、今度は、現在5年生対象。
大問1
組み分けにしては、かなり加減された難度かと思います。
基幹と、居が、語彙にあるとはいいがたい、かも?
この時期の漢字採点の許容がどうなのか、
なんとも言い難いのですが、
「報」、この字、細かくチェックしようとすると、
それなりに、バツになるかと。
左下、横棒2本ありますが、下の方が長いです。
また、「反」という字に引きずられ、縦棒のとめを、はらいにすることも、ありましょう。
とはいえ、まだ、そこまで、厳しくない時期、な、はず…。。。
大問2
1
この時期に敬語か、ちょっとおどろき。
二重敬語、本来ならば?8年前くらいならば、
6年生の時期に万全にしていれば、という感じだったのですが、
もろもろ、国語の知識においても、早く習得しないと、という流れになっています。
①は、二重敬語、
②は、ふつうに、する、を、謙譲語でない、くらい。
2
コトノハで見たのが、あります、よね…?
とはいえ、すべてないはず。
悪くない知識問題です、これ専用の学習で習得したわけでない、という場合は、お見事です。
大問3
文章について
おそらく、お子様の知識にはない、はずの内容。
この機会に学びましょう。
外国、特に、欧米社会においては、言葉が大事、という、
まずはその前提を確認しないと、なんですが。
読み手に知識があれば、それを前提として、
じゃあ日本ではそうでなくて、と、すんなり流れてしまいます。
江戸時代の頃からの、むら社会がどうのこうの、なんて、ちょっと補足されると、ぐっど。
本文中の例で挙げられている、
欧米人が好意や愛情を言葉で伝える
日本人は、厳しい言葉の裏に愛情がある
というもの、定番な内容です。
前者、教材なりテストなりでは触れてない、かなぁ??
後者、5年前期のBの「さんちき」において、
多少なりとも、触れているはず。
既知のものとしてなくとも、そういうものだ、とその場で理解し、読み進めないと、ですね。。。
設問について
問1
地味に難しいのが、C
空欄前後の一文が大事ではなく、さらにひとつ前の文に、と。
段落冒頭の接続語だから、段落をつなぐから、まるまる読んで、ということであれば、すんなりいけたはず。
稀に出題される構造ですが、ほんとに、稀です、余計な一文が挟まるのは。
問2
しんど…。
その理由が複数あります。
解答根拠として読むべき場所が、複数個所あり、かつ、後半のは、例を飛び越えて、という塩梅。
また、傍線前の「~ため」とあり、目的としている部分も、それが目的だ、ということをきちんと理解して、おさえ…。
そして、本文の表現とは、異なる、言い換えられた言い回し…。
すべてクリアして、正答に至ります。
捨て問、とまでは申しませんが、
今回、文章量が少なく、すんなりと読めたわりには、
設問処理で時間がかかりすぎて、大問4の時間不足、なんてことが予測されます。
時間かけすぎちゃだめ、ってなことから、いったんでも、答えをだして、先にすすめたかどうか。
問3
う~~ん。
作問者さんの姿勢は好きです、前の設問で用いた解答根拠部分が、他の設問の解答根拠にならないような、工夫が見られます。
とはいえ、現5年生に、そのメタ読みは、まだ早いか。
問2ほど、同じ方向性にならないように、作られているから、わかりやすいといえば、わかりやすい、ですが。
とりあえず「ア」において、「相互」が違うと判断できたかどうかが一番のポイントでしょうか。
問4
平易といえばそうだし、そうでないといえば、そうとも。
本文の「支障」が、選択肢文「自立できない」の言い換え、とか、判断しないこと、願いますが。
いずれにせよ、特定の単語に注目させる姿勢ではよろしゅうないです。
その単語がどのような使われ方か、身も蓋もない言い方ですが、
一語でなく、数文節をおさせて、処理したかどうか、そこに関わります。
問5
例の間にはさまった傍線です。
例の前後をおさえること、論説文では、必須です。
問6
(1)
「どのようなやさしさ」とあるので、「~~~なやさしさ」となるように、まずは、探します。
抜き出しで、10年に一度くらいの頻度で、
そのようなパターンにはまらない、ちょいとひねるものがありますが、
今回は、素直に。
(2)
「ア」か「ウ」の二択までは、しぼってほしい。
そこから、
自分へのことでなく、相手の反応、と、根拠を見つけられたか。
言い換えない分、やりやすいはず。
問7
改めて、本文における、というか、傍線部分の「やさしさ」が何か、確認を。
怠ると、はまります。
問8
略…ってしたいのですが。
これまで長考続きなので、空欄にして、大問4にいくのが、正解と思えます。
仮に解いたとしても2分以内で、30字程度ものを書いただけでも、十分にすごいなぁ、と。
以上です。
大問3,選択肢、しんどいって…。
いや、大問3の中全体を通してみるに、
問2,3,4,5,6(2)、7、と、
6問だけで、そのうちの問2と3だけがかなり、ってなことなんですが、
のっけからむずかしいものを持ってこられて、
時間をかけ、そのあとのものを雑にやり、はまり、連続失点、という可能性がありますなぁ…。。。
算数ならば、後半の大問、小問になればなるほど、アレなんですが、
国語はそうでない、ということを、
年度末最後、年始はじめから、叩き込んでくださるという、
かなりの親切心折設計…。
付言しますが、今年の6年生のテストで、
文章理解はさておいて、解くことの難易度、ここまでのもの、
なかったんじゃないのかなぁ、と思うくらい。
…あ、念のために申しておきますが、
設問の順番、難易度、残り時間への意識、など、
それらが総合的に絡み合ったもの、という観点からのお話です。
理想は、って言うのはいいすぎか、とりあえず、一例としてならば、
文章を通読し、問1をさらっとやり、
問2,3は、なんだこれ、むずいや、でも、
2は「ア」か、「エ」だな
3は「ア」か、「イ」だな
とりあえず、時間かけすぎもよくないから、
えいやって、選んで、
問4へと順調にすすみ、
あ、残り時間もうないから記述問題とばして、大問4いこう!
くらいの、ご判断ができていたのであれば、
偏差値60届くのかなぁ、という印象。
(独断と偏見ですよ、もちろん)
大問3で、20分、29点/56点くらいいけてたら、
偏差値60かなぁ、という読み。
(あ、配点からの点数よりは、20分、ってという時間の方を目安にしてください)
(仮に、大問3で点数とれていても、それに費やしたお時間が、大問4から差っ引かれたら、大問1から4の総合で考えると、かなり微妙なラインとなりましょう)
とまぁ、そのくらいで。
後日、とばした大問の解説を予定。
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吉祥寺にあります、AMPという塾にて、
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