逆接、という概念の難しさ(予習シリーズ5年上13回 文と文の関係① 接続関係①) | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

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というわけで、明日の記事更新お休みです

 

 

 

そして、改めて?逆接、というものについて。

 

タイトル通りの、テキスト、回数の補足にもなりますが、

 

そのテキストを使用なさっていなくても、有意義なものがあるかと。

 

ちなみに、上記リブログ先では、

 

半年ほど前のテキストの解説でもありますが、

 

逆接、というものの難しさについて、触れています

 

 

 

少々、リブログ先の記事から、ひっぱってきますが、

 

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逆接の説明として、

 

原因から導かれることと、逆の結果をつなぐときに使う

 

というものがあります

 

 

雨が降った。しかし、試合は行われた

 

これが、どう逆なのか、というと、ちょいと困難かも??

 

これは、

 

雨が降った(、だから、試合が中止されるはず)。しかし、試合は行われた

 

という、( )内の部分が省略されている、と

 

考えた方が、「逆」ということに伝わりやすい、はずです

 

予想された結果、というものを、きちんと、文として示しましょう

 

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というものが、まず来ます。

 

リブログ先での説明は、ここで止めてはいますが、

 

これは、結果でなく、別の部分の逆にもなりえます

 

例えば、

 

彼女は多くの人に愛されていた。しかし、お世辞にも、魅力的とも言えるものは乏しかった。

 

文意としては、おかしくはないでしょう

 

これは、

 

(一般的に、魅力を備えている人物は愛される。そして、)彼女は多くの人に愛されていた。しかし、お世辞にも、魅力的とも言えるものは乏しかった。

 

というように。

 

原因部分に対しての、補足されうるもの、です

 

これは、普段言語化しえない、一般常識に類する部分、とでも言えましょう

 

原因、つまり、「しかし」の前の一文からの、結果部分の逆接、

 

そして、「しかし」の前の一文の、その前提部分での逆接

 

というものがあります

 

どちらも、あえて、言葉にすることなく、

 

察してね、というものになります

 

当たり前のものだから、省かれている、とも言えます

 

現在、小学生のお子様は、その当たり前を学んでいる最中なので、

 

原因の部分にあたる内容次第では、理解が困難です

 

是非に、補足を。

 

 

 

次に、対比、というものについて

 

これまた、リブログ先から、少々引用します

 

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東京では、雨が降っていた

 

この対、対立、逆、言葉はなんでもいいや、ともかく、それは?

 

大阪では、晴れていた

 

などになるでしょう

 

東日本最大都市と、

 

西日本最大都市を、対として、扱います

 

対になるものとして、

 

同じ土俵である、というのが大事です

 

上記にあるように、大都市、という共通項がないと、

 

対になりづらいものです

 

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これもまた、なかなかに…

 

例えば、

 

男の反対は?

 

となれば、

 

 

と、すんなり言えるでしょう

 

では、これが、

 

男の子

 

というものの反対ならば?

 

性別に注目することもあれば、年齢部分に注目することも可能ではあります

 

ただし、一般的には、女の子、になりましょう

 

「高い」の反対が、「低い」

 

これは、数値化されうるもの、あるいは、相対的なものであり、

 

わかりやすいのですが、

 

とはいえ、男の子の、何がどう反対で、女の子、なのか

 

突き詰めて考えると、いささかに、厄介。。。

 

 

要は、その種類というか、項目というか、カテゴリーの中に、2つしかないものがあり、

 

あるものがあり、そのあるものでない、もう片方が、反対、とか、逆、とか、対比、とかで、指しうるものになります

 

まずは、二つだけあるもの、に対して使う、というイメージでよいでしょう

 

二つしかないならば、もう片方の方は、わりとイメージしやすいですが

 

そして、問題なのが…

 

二つだけにとどまらず、とても多くあり、世間一般の認識として、

 

その二つものが、考えて出すのでなく、これもまた、知識に還元しうるものになっています

 

例えば、

 

猫の反対は??

 

地味に難しい、というか、なんというか……

 

多くのお子様は、

 

 

と、お答えになるでしょう

 

何年も前の生徒さんで、

 

蜂などの虫

 

と、お答えになったケースがありました

 

猫と蜂、なにがどう反対なのか、わかりますか??

 

その生徒さんの、親御様のご趣味が、家庭菜園というか、

 

ガーデニングで、お庭にある花にとって、

 

猫……踏み荒らしたりしてくる悪い存在

 

蜂……受粉などを助けてくれる良い存在

 

と、お考えになって、ということでした

 

猫の反対は??

 

と、日本だけに限らず、世界的に見ても、

 

ペット、ないし、多くの人間がかわいらしい動物、と、

 

そのカテゴリーに猫を入れるのに、

 

その生徒さんは、

 

ガーデニング

 

という、カテゴリーというか、その枠の中でお考えになったようです

 

生徒さんから、説明を聞いて、とても、腑に落ちてしまいましたが…。。。

 

あるものの反対、を答えるために、

 

そのあるものが、いったいどのカテゴリーの属しているのか

 

そこにまず、一般常識が働いてきます

 

……何をどうやっても、机上で習うことではないです

 

強いて言えば、抽象化・具体化、というものになるのか…

 

 

あるいは、多義語の概念にも繋がるやも??

 

手の反対は?と、なって、

 

その「手」が、

 

人体の一部そのものを指すのか

 

策略などを意味するのか(例:その手には乗らんぞ、とか)

 

縁・つながりという意味なのか(例:悪い人とは手をきりましょう、とか)

 

どのカテゴリーが最もふさわしいのか、その都度その都度、

 

私たちは無意識に考えている領域やもしれません。。。

 

 

……実際の文章題では、

 

特定の話題、テーマを挙げて、

 

それに対して、対となる具体例を2つあげる形式なので、

 

どのカテゴリーの話なのか、

 

それを定義しています

 

 

…国語指導において、

 

登場人物の気持ちになって!自分の考えを言わない!!

 

なんて表現、よく目に、耳にしますが、

 

人物の気持ちだけに限らず、

 

その単語、話題を、どのカテゴリーとして、処理するのか、

 

というものに関しても、お子様が独自の処理をするケースが多々あります

 

自分の気持ちで答える、というのでなく、

 

ある単語、話題を、自分がしやすいように、カテゴリー分けしている、

 

ということも、かなり、誤読に繋がりやすい要因となります

 

お気をつけを

 

 

……と、また脱線してしまいました…。。。

 

 

はい、そうなんです、脱線するんです

 

文と文の接続、すなわち、

 

因果関係やら、抽象・具体やらが、密接に関わります

 

上記は、

 

常識的な因果関係を、知識としてきちんと知っているかどうか、

 

同じく、常識的な抽象度あいをそろえることを、常識の範疇で行うこと

 

 

…国語指導において、常識、という言葉、使いたくないものなんですが、

 

これが起きたら、こうなるよね

 

これとこれって、同じ仲間だよね

 

どうしても、知識に依存してしまう部分があります

 

 

もちろん、知らないならば、教えればいいだけのことなんですが、

 

それを知らない、というものが、たくさんありすぎると、

 

かなりの、時間を割くことになります

 

 

今回、予習シリーズテキスト、問1とか、小問が10問ありますが、

 

なぜその接続語を入れるのが正解なのか

 

つまり、一文目と二文目の関係性をきちんと補足する知識、

 

説明しようものならば、たった、10問ながら、かなりの量になりかねないものがあります

 

 

……なにげに、かなり、難しいですよ、と…

 

 

難しい故に、さらっと、深追いせず、ということもよし、です

 

 

ただ、あまりに間違いが多いようならば、

 

それは、接続語の理解が今一つなのではなく、

 

何かしらの知識が欠けてしまっている、という可能性があること、

 

ご承知ください

 

その欠けを埋めること、

 

かなりの労力というか、お時間がかかること、

 

お覚悟を。。。

 

 

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