志望校について おさえの学校 | 悠太郎が綴る中学受験国語と、ときどきパパナス育児ブログ

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というわけで、リサイクル

 

末尾に、少々追記を

 

 

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集団塾において、受験学年の前期の面談が行われているころでしょうか

 

集団講師側としては、正直に申してこの時期の面談は、志望校の確認とおさえの案内と、夏期講習への誘導が主だったもの、という感覚があります

 

前者に関して

 

現状の偏差値と、志望校の偏差値の差を改めて確認し、それがどの程度の距離なのか、ハッキリと告げることがあります

 

ただし、多くの塾では、第一志望校を極めて大切なものと位置づけ、志望校の変更を明確に促すことはありません

 

(もちろん、志望校として挙げたすべての学校の偏差値がお子様の現状のそれよりも20も上でしたら……)

 

現状こういう傾向があるから、この学校は厳しい面がある、などのお話も出るでしょう

 

そして、おおまかプランとして、おさえの学校のお話など触れることがあるかと思います

 

問題点の共有と、受験スケジュールの布石を行います


 

後者に関して

 

塾による部分が極めて大きいです

 

要は、営業的な側面がある、ということです

 

ただし、ひとつだけ、下記のことを気にかけてくださると幸いです

 

営業する余地がある、つまり、選択制としているだけ、まだマシな場合がある

 

というものです

 

夏期講習の内容を、まるまる1パックにしていない、受講を強制していない(受講しないと九月以降の授業参加を認めない、など)というだけ、まだ情状酌量の余地がある、場合もあります

 

(やたらとまわりくどい言い方で失礼……。そして、営業をよろしくないものとして表現していることも申し訳ないです。。。)

 

現場からすれば、もういっそセットでいいでしょ、と言いたくなるのを、選択制にしているのは、

 

各講師・各教室・各校舎の実績・給与へ反映する材料

 

という側面もあります

 

講師側が、カリキュラムの内容から、演習量の確保から、どうしてもセットでしてほしい、という思いがあっても、実際の現場に投げられてしまい、講師側の話術やら何やらに任せられてしまうこともしばしば……


歩合制のところは大変でしょうね

 

上記のように、お子様に必要だから、という観点からでも、このように邪推されてしまう要素がどうしても出てしまうのですから……



 

ともかく、そんな感じで面談は進んでいくでしょう

 

さて、ようやく本題

 

おさえの学校というものを、印象だけで御判断されるご家庭があります

 

いくつか、こちらからご紹介した学校に関して、印象で眉をひそめられるケースもしばしばあります

 

こういう要素がある学校はイヤということでよく挙げられる要素は

 

① 宗教色がある

 

② (親御様世代の学校の評判が悪く)印象が悪い

 

③ そもそも、そんな学校知らない

 

こんなところでしょうか


 

少々説明させてください


 

① 宗教色がある

 

あの事件以降、世間全体にある風潮のようにも思えます

 

親族にいますお坊さんから、宗教色がある名目では、公共施設の利用申請が難しくなり、名前だけでもそれを出さずに申請する、なんていう話も聞きます

 

親御様がそういう学校にご縁がないと、なかなかに抵抗があるようです

 

そういう宗教的理念に基づいた教育を前面に押し出す学校もあれば、

 

名を冠しただけで、ほぼそういった色合いを出さない学校もあります

 

道徳やら、模範的な行動モデルを学ぶには、決して悪くないもの、と思うのですが……

 

実際に見学されると、大きく変わることがある要素でもあります

 

特定の理念の教育の影響か、学校・生徒・教員の雰囲気が独特で、そして良いと思える学校もあります

 

(それを良いと思うかどうか、親御様の価値観次第ですが……)

 

色眼鏡で見て、まったく考慮しない、というのは非常に勿体ない学校が多くあります

 

面談で薦められたら、ぜひご見学なさってください


 

② (親御様世代の学校の評判が悪く)印象が悪い

 

色眼鏡で見ずに……とは言い難いものがありますが。。。

 

数十年前は、評判が悪かった学校があります

 

これまた、一度ご見学なさると変わってくる要素です

 

かつて、髪型がど派手な生徒さんが通っていた

 

かつて、成績が極めて悪い生徒さんの行き場だった

 

確かにそういう面があったでしょう

 

しかし、当時から学校側スタッフが一新されて、生徒も何代も過ぎ去って、全く毛色が違う学校になっていることがしばしばあります

 

(そういう場合は、名前まで変わっているところが多いですが……)

 

当時はそうだったかもしれないですが、今は異なる、ということを、ぜひご自身の目で確かめてください


 

反対にかつては評判が良かった学校が、今は……、という場合もあります

 

これまた、当時の感覚でなく、現在の状況を確かめてくださることを勧めます

 

 

③ そもそも、そんな学校知らない

 

はい、これが一番多いケースです

知らない = わが子を通わせる価値を見出せない

 

というオーラがよく伝わってきます

 

(さすがに実際に公言されるケースは多くはないです)

 

何が何でも私立に行く、という思いが無いのであれば、話は異なりますが、

 

公立へ進学しない、というのが、規定事項ならば、騙されたと思ってご見学なさってください

 

(実際に見学されることで、騙される可能性が減るはずです)

 

特定の塾で、特定の校舎で、特定の学校をやたらと勧めるケースは確かにあります

 

ただ、それは関係性が何がしかの要因で強い、というだけで、その学校の価値が低い、ということを意味しません

 

その要因のなかに、

 

その塾のカリキュラムなどで対策がしやすく、おさえとして十分に機能し、志望校へと注力できる

 

その学校へと進学した卒業生が報告に来てくれて、印象が大変良い

 

など、純粋なものがあるのを忘れていはいけません


 

また、私がこの場でこのようなことを申しても、ソースを示していませんから、ご覧の方もどこまで信じていいものか、判断につきかねる要素があるでしょう

 

ネットでは、様々な情報が流されますが、

 

やはり実際に見学されると、違ったものが見えてくるはずです

 

後期になって余裕がなくなって見るよりも、現時点で見た方がよりフラットな判断ができるはずです


 

あるいは、複数の学校をご見学されることで、現状の志望校への思いを強くできるかもしれません

 

それはそれで、その学校へ心を新たにがんばる契機となるでしょう


 

見学されるときの注意点として、

 

同一の、複数の基準を持つ

 

という点です


 

ある学校を気に入った理由が進学実績なのに、別の学校を志望校から外したのは校舎の印象だった

 

なんていうことがあります

 

比べるならば、同じ土俵で。

 

学校に見出す価値にどのようなものがあるのか、できれば複数用意し、それに基づいた部分を見学する

 

ということが重要です


 

また、実際に通っている生徒さんのご様子も、重要です

 

とてもおとなしい子が、さわがしく通学する集団の中に溶け込めるか、少々考えてしまいます


 

そういった観点を持ち、ぜひご見学をなさってください

 

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さて……。。。

 

志望校に関して、

 

「特定の偏差値以下を受けさせない」

 

という発言をされるご家庭、数多くあります

 

5年に一度くらいの周期で、

 

「御三家と国立以外受けさせない」

 

ということも。。。

 

 

目標として定める分にはいいのですが、

 

それらの学校を選択するうえで、

 

ネームバリュー以外の観点から、

 

ということならば、いいのですが……

 

もちろん、実際に、複数の学校をご見学なさったうえでの、

 

選別ならば、何一つ、申し上げることないです

 

(……あ、ひとつ……いや、二つくらいありますが、

 

まぁ、そのへんは、後期の面談時期の記事にて……)

 

お子様が実際に通う可能性がある学校なのですから、

 

なるべくならば、

 

今年はどこもおおよそ、実際に足を運べるようになったと思いますので、

 

親御様の、実際に、ご覧になって、ご判断を

 

 

 

 

 


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