2035年に最大45兆円に達する!
今日付けの読売新聞の記事だ。
GAFAM が日本から稼いでいる金額だ。
日本は何故後進国になってしまったのだろうか?!
IT業界でメシを食っていた一人として寂しい限りだ。
かつては、最先端のシステムもあった。
住友銀行(現在の三井住友銀行)の第一次オンラインシステムだ。
このシステムはかの著名なトムデマルコによって『ソフトウェアエンジニアリング論文集 -デマルコ・セレクション』 Software State-of-the-Art の中で次のように紹介されている。
・・・”Then,in the late sixties,there was that extraordinary Sumitomo Bank System. Those of us who got to see it in action were sobered. It was so huge and so fast and so functional. It was,in fact,the very on-line teller system that our largest banks were still trying and failing to build almost a full decade later. And it was built with Japanese software on American hardware. So much for our illusions."・・・
ソフトウエア後進国の日本で、
USAのハードウエアに日本製ソフトウエア(O/Sを含む)が 大規模オンライン勘定系システムとして稼働している。
USA の銀行では、このようなシステムを構築しようとしても失敗し出来ていないと記載されている。
しかし、70年後には 45兆円の赤字に何故なるのか?
何故ソフトウエア後進国になったのか?
当時の日本製ソフトウエアに関わっていた者から理由の一端を述べたい。
システム選択にあたり、
1.ものの良し悪しより「しがらみ」を優先する
2.「しがらみ」を優先しない優秀な人材は組織から排除される
その結果 USA のハードウエアは、身内(系列)の日本製のハードウエアになる。(90年代)
3.残った人材は、マネることは出来るが先駆的な新しいシステムは生み出せない
その結果システムの根幹は70年代のものから脱皮できていない。
小手先のEUCで新しいシステムのように見せている。
システムのアーキテクチャーをはじめとして、新しいものを生み出すことが出来ていない。
新しいアーキテクチャー、新しいビジネスモデルを生み出さなければ、
このデジタル赤字は逆転できない。