魂について | 心の力学

心の力学

心にはエネルギーがあり・・・誰の中にも自分らしい肯定的なエネルギー源が存在しています。
心の力学を通して・・・自分らしい心のエネルギーを共に育んでまいりましょう。

ここでは「心=魂+精神」の内容を基礎としながらも、魂についてより一歩詳しい解説を試みてまいります。

 

すでに「魂は心の中心的なエネルギー源」であるとお伝えしております。

 

しかし一方で、「魂は非常に認識しづらい」という側面もお伝えしております。

 

だとすると・・・非常に多くの人が、自らの根本的なエネルギー源であるはずの魂をなかなか認識できずに、上手に活用できていない可能性があるわけです。

 

 

実際、的確にわかりやすく魂を扱っている情報は、現在ほとんど存在していないようです。

 

ですから、特に現在の社会においては、生命の本質とも言える魂について、よりよく理解し・・・そのエネルギーを自分らしく活かしていくことが欠かせないと感じています。

 

では、魂について、もう一歩詳しい解説を試みてまいりましょう。

 

 

〇生きる叡智 

 

魂は「心の中心的なエネルギー源」であると同時に、「根本的な生きる意図」をも持っているとお伝えしておりました。

 

このようにお伝えすると、なかなかイメージとしては理解しづらいかもしれません。

 

なぜなら「エネルギー源であり、同時に意図を持っている」というものは、普通に生活しているとなかなか見かけないものだからです。

 

ですから、このようにお伝えした方がわかりやすいかもしれません。

 

魂は、あなた様の中に宿る・・・生きる叡智とも言えます。

 

 

僕達人間は、生きていく中で少しずつ情報を得て、それによって生きる術や、社会性を学びながら生きていきます。

 

しかし、まだ社会全体で魂を認識していないが故に、魂を活かすための教育がなく・・・すると、知らず知らず情報の中で魂を埋もれさせてしまっているかもしれません。

 

実際、筆者自身、人生の中で一歩ずつ埋もれてきた魂を掘り出し・・・少しずつ見出しながらここまで歩んできました。

 

 

魂は生きる叡智ですので、時に情報を通しては得ることができない、本当の答えを明らかにしてくれることがあります。

 

例えば、初対面の人に自己紹介する時などに、アレコレと準備して考えるよりも素直に心のままに話した方が、よりわかりやすく自己紹介できた・・・など、思考では見出せない表現を、瞬間的に魂が表してくれるようなケースを、誰もが経験していると思うのです。

 

この時に「やっぱり頭で考え過ぎずに、自分の心で素直に話した方がよいこともあるなぁ。」と気付く方もいらっしゃることでしょう。

 

ただもちろん魂と精神のバランスも大事ですので、必要だと感じる場合は、キチンと準備をすることも欠かせない要素だと思います。

 

その上で・・・いざという時、特に自分らしい心の表現やパフォーマンスが求められている時ほど、あまり頭で考えず、生きる叡智である魂に任せた方がよいことが多いようです。

 

 

この時に、魂は確かに内側に存在していて、より自分らしい表現やパフォーマンスを発揮するエネルギーと叡智になってくれているものだと理解できます。

 

太陽が自らの光を浴びられないように、人間は自らの魂のエネルギーを感じづらいですし・・・その叡智も普段は実感しづらいのです。

 

しかし、それは確かに存在しているもので、常に内側にあるもののようです。

 

そのことを忘れずに・・・普段から、いざという時は、きっと魂がその力を発揮してくれると信頼していくことは、その力を発揮しやすくするポイントでもあります。

 

 

〇魂は基準から離れたもの 

 

心=魂+精神」の中で、魂には「人それぞれ独自のエネルギーの質や放出量がある」とお伝えしておりました。

 

しかも、そのエネルギーは必ず肯定的に伝わってくるものですので・・・つまり、生きる叡智としての魂は一人一人違いがあり、それぞれ肯定的な独自の素晴らしさを持っているものだと言えます。

 

こう考えた時に、人間一人一人の本質的な違いとは・・・魂のエネルギーの違いであり、表面的な基準でその本質を判断できるものではないことが理解できます。

 

 

例えばそれは、一人一人の持っている雰囲気の素晴らしさという意味でも解釈できます。

 

感受性の強い人は、他人の魂のエネルギーを感じ取ることができますので、実際に人の魂の肯定的なエネルギーを感じ、それぞれの雰囲気の違いを説明できるかもしれません。

 

この人は、明るくてあたたかい感じ・・・この人は、凜として清い感じ・・・この人は、穏やかで広い感じ・・・この人は、優しくて落ち着いた感じ・・・など、わかる人には一人一人の魂のエネルギーが異なって感じられるわけです。

 

 

しかし、人間は幼い頃から社会環境や義務教育の中で、知らず知らず優劣の概念や、さまざまな多くの基準を身につけて生きていきます。

 

その時に、徐々に人間の本質である魂に意識が向きづらくなり・・・身につけた表面的な基準で自分や他人を計りやすくなっていくようです。

 

「心の力学」では、このような社会全体の基準を否定するものではありませんが・・・ただ生命の本質である魂はエネルギー的なものであるが故に、目に見える表面的な基準とは、必ずしも噛み合わない面も多いのです。

 

ですから、魂の理解を進めるにあたっては、そこにできるだけ優劣などの基準を持ち込まないことが大切だと考えています。

 

 

ただ、この社会には、すでに優劣も含むさまざまな基準がしっかりと存在しており、またその基準の中で多くの物や人が動いています。

 

このような基準は、現在の社会秩序を形成する上で必要な要素だと理解しながらも・・・一方で、魂という本質的な要素を発揮していく上では、このような基準から離れた本質的な理解を、心の中で別個に持っていく工夫も大切だと言えるでしょう。

 

もし、とても多くの人が社会貢献を意図して、肯定的な魂のエネルギーを発揮することができたとしたら・・・それは、社会全体にとって大変有意義なことで、かつ巨大なメリットを含むことのはずです。

 

 

あなた様の中にはすでに、どんな優劣の概念からも離れた、あなた様独自の肯定的なエネルギー源である魂が宿っています。

 

もしよかったらあなた様のお心の中でも、魂という本質が内側にすでに宿っていることを信頼してみて下さい。

 

すると、時に心(胸の真ん中あたり・・・人によってはお腹や背中など)があたたかく感じるかもしれません。

 

それは、あなた様の魂が、自分を大切にしてくれているのを感じて喜んでいるのかもしれません。

 

あなた様のお心の中で、魂を尊いものと位置づけ・・・そして心の中のその領域には、なるべく表面的な基準を向けないようにしていけば、本来の魂の肯定的なエネルギーはより育まれやすく、発揮されやすくなっていくものなのです。

 

 

〇魂は尊いもの 

 

魂は誰の心の中にもあるもので・・・優劣などの基準から離れた、肯定的で本質的な自分独自のエネルギー源です。

 

そう考えた時に、人はこのような本質的な心の領域に対して、簡単に優劣などの基準を押し当てるべきではなことがわかります。

 

むしろ、その心の領域は尊いものだと理解し、自分へも他人へも、そこに触れる時は大切に配慮していく必要があると言えるでしょう。

 

 

ここに他人を否定的に決めつけてしまう人がいたとして・・・おそらくその人も、過去に否定的な基準をぶつけられた経験があり、それ故に心の中で自らの本質を見出せなくなっているのかもしれません。

 

ただ、そうだとしても、その人の心の中にも必ず魂は宿っており、それはやはり肯定的なエネルギー源であり・・・誰も、その人の本質までも否定的だと決めつけることはできません。

 

どれほど否定的な観念に染まってきた人でも、自らの本質は肯定的な魂であることを理解し、それを信頼していくことができたのなら・・・いずれは、魂の肯定的なエネルギーを発揮できる様になるはずなのです。

 

 

筆者は、このように考えた時に、人間はとても尊いものだと感じます。

 

自分自身もそうでしたが、どれほど否定的なエネルギーや観念に抑圧されても・・・魂はけして滅びることなく、心の奥でジッと耐えて、その花を咲かせる時を待っているかのように思えて・・・そのことに素晴らしさや、尊さを感じるのです。

 

まるで、長い冬を耐え続け・・・土の中で、春を待っている草花のように・・・多くの日本人はそうやって耐えてきたのかもしません・・・。

 

もしその花を咲かせる時が来たら、それは優劣などのさまざまな基準を越えた、本質的な幸せを見出す時なのではないでしょうか。

 

僕達人間は、このように考えることから、やっと本当の意味でお互いを大切にし合うことができるのかもしれません。

 

 

あなた様の本質が持っている肯定的なエネルギーは、この世の全ての人に対して、肯定的な影響を届ける力を持っています。

 

もしよかったら、共に一歩ずつ肯定的な魂の本質を見出し、焦ることなくそのエネルギーを取り戻しながら・・・少しずつでもこの世界に向けて表現してまいりましょう。

 

あなた様と共に魂を見出し、この新しい時代を歩めることを幸せに思っています。

 

 

 

〇記事まとめ〇

 

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